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「追いライン」は送ってOK? 受け取った男性心理と返事が来ない時の対処法

藤本シゲユキ(リアライフカウンセラー)

「追いライン」とは、相手からLINEが返ってこないのに立て続けにメッセージやスタンプを送る行為。我慢できない時に送ってしまう女性も多いですが、受け取った男性はどう思ってる? リアライフカウンセラーの藤本シゲユキさんが男性側の本音を解説します。

不安や寂しさに耐えきれず、つい自爆して好きな男性との関係性が悪くなってしまったという女性が多くいます。

数ある自爆行為の中でも一番多いといって過言ではないのが、「追いライン」。

今回はそんな追いラインと、受け取った男性心理についてお話させていただきます。

追いラインとは?

まず追いラインとは何かというと、相手からLINEが返ってこないのに立て続けにメッセージやスタンプを送る行為を意味します。

好きな男性との関係が思うように進展していなかったり、後退していたりすると、不安や焦りに耐えきれなくなった女性がついやってしまう行為の一つです。

恋愛依存気味の女性だと関係性が普通の状態であるにもかかわらず、相手からちょっとでも連絡が来ないと「嫌われたのではないか?」と勝手に不安になって、追いラインしてしまうことも多いようですね。

追いラインは「自分の機嫌」を取る行為

なぜ追い込まれた女性は追いラインをしてしまうのか?

それは、自分で自分の機嫌を取ることができず、相手に取ってもらおうとしていることが原因です。

恋愛をうまくいかせる秘訣の一つとして、「自分の時間を充実させること」が挙げられます。

常に暇を持て余し、恋愛しか楽しみがないという女性ほど、追いラインをやってしまう傾向にあるようです。

人間は暇な時にネガティブな感情を抱くことが多いので、一人時間の過ごし方が分からない女性ほどそうなりやすいということですね。

追いラインを受け取った男性心理

では、そんな追いラインを受け取った男性はどういった心理になるのか?

多くの付き合う前の男性が抱く本音を解説させていただきます。

(1)うっとうしい

これは、別に好きでもなんでもない女性に対して思う気持ちです。

極限まで言い方を悪くすると「どうでもいい」と思っている状態。

逆の立場で考えていただきたいのですが、あなたがどうでもいいと思っている男性から、「何とかしてつながろうと必死なLINE」を送られてきたら、どう感じるでしょうか?

きっとうっとうしいと感じるはずです。

(2)イライラする

うっとうしさを通り越すと、今度はイライラしてきます。

特に仕事などで立て込んでいる時、追いラインをされると「今それどころじゃないんだよ!」となる男性は多いようです。

しかも追いラインのほとんどが、これといった内容があるわけでもない「何とかしてつながろう」という女性のエゴが見え透いたものになります。

それを受け取り続けていると「こいつは自分のことしか考えてないんだな」と分かってしまうんですよね。

(3)「こいつと付き合うことはないな」と思う

ちょっと連絡が遅れるたびに女性が追いラインをしてくることが続くと、ほとんどの男性が「もうこいつとはないな」と思うようです。

付き合ったらこうやって頻繁にどうでもいいラインが来るんだろうし、すぐ寂しがるだろうから自分の手には負えないと考えるんですね。

毎日をしっかり生きている人ほど、恋愛以外にも大事にしたいものや守りたいものがあります。

そういった男性は、何かあるごとに追いラインをしてくる女性に対し、「男のケツを追っかけることしかできねえのかよ」とげんなりするようです。

でもこれって、男性だけじゃなくて女性でも毎日をしっかり生きている人だったら、同じことを考えますね。

もらってうれしい追いラインは存在するのか

こればかりはそのときの相手のタイミングと心理状態による部分が大きいので一概には言えません。

とはいえ、「俺のこと本当に心配してくれたんだな」と感じる追いラインだとうれしいと感じる男性は多いかもしれません。

例えば仕事が立て込んで連絡が取れないことが続いた時など、相手の男性が元気にしているか、体を壊していないかが分からなくなります。

そういった時に、体調や健康を本気で心配してくれた女性の存在に心を打たれたというケースもよく聞きますからね。

しかし、こういった美談を真に受けて、安易に「心配してるよ系」のメッセージを送る女性も多いようですが、前述したように「何とかしてつながろう」という女性のエゴは、きっちり透けて見えています。

「相手の健康を本気で心配している」というメッセージと、「相手に捨てられそうだからそんな自分の身を心配している」というメッセージは、全然違いますからね。

あと、うれしい追いラインが存在するなら、緊張した心を解きほぐすような笑いを含んだメッセージ内容は効果的な場合があります。

「くだらねえ」と思っていても、つい笑ってしまうそんなメッセージが当てはまるのですが、正直これはめちゃめちゃ難易度が高いです。

相手の男性と笑いのツボが同じという前提で、女性にユーモアセンスがないとただのしょうもないラインになってしまうんですよね。

既読無視されている時の対処法

身も蓋もないことを最初に言いますと、ほとんどの場合、連絡が来ないことが答えです。

そこに深い意味も理由もなくて、ただ「もう関係を進めるつもりはないよ」という意思表示の一つが既読無視なんですよね。

特に既読無視が続くほどにその可能性が高くなり、それは未読無視の場合も同様です。

その上で相手に連絡を返してほしいのであれば、次のような対処法になります。

(1)まずは冷静になること

恋愛での自爆行為だけに限らず、世の中のやらかしてしまった系事件のほとんどは、冷静さを欠いたことが原因で起こっています。

つまり人間は、不安や焦りに駆られた時に行動したら、ろくでもないことしかしないんですよ。

それは追いラインもまったく同じで、冷静じゃないときに作ったメッセージを後で読み返すと、なかなかひどいものです。

とにかく、まずは冷静になること。話はそれからです。

(2)連絡がほしいとちゃんと伝える

こういった場合、何かの恋愛マニュアルを真に受けて様子伺いのLINEをする女性がかなり多いのですが、それで相手から連絡が返ってきても何の解決にもなっていません。

相手からしたら、返しやすかったから返しただけであり、それ以上の意味はそこにないからです。

実際、様子伺いの連絡をしてつながりが復活し、そこからやり取りを繰り返した後、そのタイミングに乗じてデートに誘った瞬間から既読スルー、もしくは未読スルーされたというケースは枚挙にいとまがないですからね。

それだったら、ド直球で「連絡がほしい」と伝えた方がいいでしょう。

相手から連絡が来ないのって、もうその気がないか、元々すごい連絡無精な人間かのどちらかなんですよね。

もうその気がないんだったら、既にどこかのタイミングで相手は見切りをつけたということなので気持ちが再燃することはありません。

ものすごい連絡無精な人なんだとしたら、相手はまた同じように連絡を返さなくなることが今後も起こります。そして、こういう人の場合だと、こちらから言わないと連絡を返してくれないです。

既読、未読スルーになるにしてもいろんなケースがあるので、どんな場合でも通用するようなテンプレ文を作ることはできませんが、言えることはただ一つ。

まどろっこしいことやってるから、関係が進展しないし、脈ありかどうかが分からないんですよ。

今世の中に出ている恋愛系の情報のほとんどが、「傷つかず」「当たり障りなく」「お手軽に」という方法ばかりなんです。

はっきり言わせてもらうと、そんなことやってるうちはいつまで経っても恋愛がうまくいかないです。

今も昔もモテる女性はド直球だし、脈のありなしを非言語の部分で推し量ろうとしないし、脈がないと分かった瞬間から深追いはしません。

追いラインする関係性は既に破綻している

そもそもですが、自分で自分の機嫌を取れないことや、追いラインしないとつながれない関係性自体に問題があると思ったほうがいいです。

どれだけ素敵な男性と付き合うことができても、自分で自分の機嫌が取れないと相手に取ってもらおうとするので、その結果自爆して関係が悪化する事態を避けることができません。

そして、追いラインしないとつながれないような関係なんだとしたら、遅かれ早かれ既に関係が破綻しています。

というか、恋愛以前に友達枠にすら入れていないです。

LINEというツールは非常に便利でありながら、その反面心に残らないツールなんですよ。

さらにいうと、LINEに頼っている恋愛ってものすごく軽薄で脆いです。

まず、自分で自分の機嫌を取れる女性になって、実践で魅力を発揮できるようになれない限り、恋愛成就率は高くならないのでお忘れなく。

(藤本シゲユキ)

※画像はイメージです

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