元カノに会いたいと思う男性心理は? 会いたいと言われた時の対処法
元カレから「会いたい」と言われたらどうしますか? よりを戻したいのか、一体どういうつもりなのか……。モヤモヤと悩んでしまいますよね。男性心理に詳しい心理カウンセラーの森川陽介さんに、連絡してくる男性の本当の気持ちと対処法について聞いてみました。
元カレから突然の「会いたい」という連絡。そう言われると、彼とやり直す気があっても、無くても、心の奥がザワザワするものです。
一体どういうつもりで彼は連絡をしてきたのでしょう?
今回は、「会いたい」と言ってくる元カレの心理について解説します。
男性が元カノに「会いたい」と言ってくる8つの心理
男性は一体どのような心理で、元カノに「会いたい」という連絡を送ってくるのでしょうか?
まっすぐで誠実な理由から女性が思わず「ウザっ!」と感じてしまうような理由まで、代表的な男性心理について紹介します。
(1)一人でいることが寂しくなった
ちょっと空いた時間ができて寂しくなったときに、ふと前の彼女を思い出して連絡をしてみたいと思うケースです。
やり直したいという強い気持ちがあるわけでもないので、連絡を返しても残念ながら数ターンのやり取りでフェードアウトしていくこともあるでしょう。
(2)今のパートナーとうまくいっていない
今のパートナーとうまくいっていないと昔の彼女に連絡を取りたくなる男性がいます。現在のパートナーへ不満を感じると、男性は過去に自分に優しくしてくれた女性を思い出すことがあるようです。
(3)仕事がうまくいっていない
仕事がうまくいっていない、仕事で疲れがたまっていると、そのつらい気持ちを誰かに理解してもらいたいと思う男性は少なくありません。
「頑張っているね」と、誰かに言ってもらいたいときに連絡してくることがあるようです。
(4)セックスがしたくなった
残念ながら、「元カノだったら今でもセックスをさせてくれるんじゃないか?」と思っている男性もいます。
特に男性から別れを告げた関係であれば、「今も自分のことを好きでいてくれているんじゃないか」と勘違いしていることも。
(5)お酒を飲んで、心が開放的になった
酔っ払った勢いで連絡をしてくる男性もいます。特に深い意味はなく、酔いが冷めたら連絡したことすら忘れています。
時折、深夜に連絡を入れてくるが、こちらが返信しても反応がないなどの謎の行動を繰り返す元カレの一例です。
(6)恋をしていたときの良い感情を思い出した
付き合っていた頃に聴いていた音楽が流れたり、思い出の場所に立ち寄ったりしたときに前の恋愛を思い出すことがあります。
男性が過去のときめきをもう一度感じ始めている証拠なので、誠実によりを戻そうと言ってくるケースもあります。
(7)もう一度会って、自分の気持ちを知りたいと思った
男性は、自分の感情がよく分からなくなることがあるようです。そのため、「今でも自分は元カノのことが好きなのか?」を知りたくて、「会いたい」と言ってくるケースもあったりします。
(8)まだ未練があって誠実にやり直したいと思った
もちろん誠実にやり直したいと思っている元カレもいます。離れてみて、もしくは、別の彼女と付き合ってみて、改めてあなたの素晴らしさに気付いたということもあるようです。
「会いたい」と言われたらどうする? 6つの対処法
では、実際に元カレから会いたいと言われたら、どのように対処したらいいのでしょうか?
「今でもカレのことが好きだからよりを戻したい!」という場合と「やり直す気はないからもう連絡をしないでほしい」という場合、それぞれについて具体的な方法を説明していきます。
よりを戻したい場合
まずはよりを戻したい場合の対処法です。
(1)テンションを上げ過ぎず、下げ過ぎない
うれしさのあまりテンションを上げてガツガツしてしまうと彼を引かせてしまいますし、反対にクールな返事では「脈なし」と思われてしまいます。
「連絡をもらえてうれしい」と素直に伝えつつ、もう一度彼との関係をゆっくりと築いていきましょう。
(2)今の彼をちゃんと見る
よりを戻したいと思うからには昔の彼に対する良い思い出があるということ。もう一度彼とのお付き合いを始めるためには、思い出の中の彼ではなく、今の彼をちゃんと見て自分の気持ちがときめくかが大切です。
もちろん彼に他の女性の影がないかは要チェック!
(3)彼も自分も変わる意欲を持てるか、確認する
一度は別れを選択した二人ですから、何かしらすれ違ったポイントがあるということです。
別れの理由が何であったにせよ、「許せなかった相手の嫌な部分を愛する意欲」、「より良い自分になるために自分を成長させていく意欲」この二つをお互いが持てるか確認することが大切です。
よりを戻したくない場合
続いては、よりを戻したくない場合の対処法を見ていきましょう。
(1)しっかり、会いたくないと伝える
よりを戻したくない場合の彼への対応は一つだけ。NOをはっきりと伝えることです。
だらだらと曖昧な関係を続けても結局は自分を傷付けるだけなので、自分の気持ちに向き合う時間を取ってNOという結論に達したら、相手にも自分にも一貫した姿勢を貫きましょう。NOを言ってもしつこい彼はスルーでOK。
(2)伝えた後は過去の関係に感謝する
元カレとよりを戻したくない場合、恋愛に嫌なイメージを残している場合があります。
会い たくないとはっきり伝えたら、恋愛に対する嫌なイメージを自分の中に残さないよう、元カレとの関係の中で感謝できる部分を探して「ありがとう」と思うようにすることがポイントです。
(3)NOを言えた自分をたくさん褒めてあげる
彼との関係に感謝することができたら、そんな自分をたくさん褒めてあげましょう。心の中に一本スッと軸ができて、一段と魅力的な女性になった自分を褒めてあげたら、きっと次の幸せな恋がやってくるでしょう。
【元カノと会いたい男性向け】元カノと再会するための方法
付き合っていた時はなんとも思わなくても、いざ別れると後悔してしまった人も多いのではないでしょうか?
元カノと再会したくても、どのようにすればいいのか分かりませんよね。
最後に、元カノと会いたい男性向けに、元カノと再会するための方法としていくつかのヒントを紹介していきます。
(1)別れた原因を理解して改善する
彼女と別れた原因を再確認し、まずは改善点や反省点を考えてみましょう。
同じ過ちを繰り返さないために、元カノと再会する前は、成長や変化を示すことが大切です。
そのためには、過去の失敗や課題を克服する努力が必要となります。何も変わらない状況で元カノを納得させるのは、難しい試みとなってしまうでしょう。
まずは、別れた原因を理解し、自身が変化したことを見てもらいましょう。
(2)彼女の近況を把握する
別れた後、元カノの近況を知っておくのも大切です。新しい恋人ができていたり、遠くに引越しをしていたりする可能性も考えられるからです。
共通の友人やSNSなどから現状を把握することで、再会のきっかけが掴めるかもしれません。ただし、過度に追いかけたり、ストーカーのような行動を取ったりすることは避けましょう。
(3)適度な距離感を保つ
元カノとの再会を望むなら、適度な距離感は非常に大切です。
元カノからすると、再会すること自体想像もしていない可能性もあるため、突然再会を求めて一方的に接触すると、相手は困ってしまいます。
元カノとの再会を考えるならば、彼女の意思やプライバシーを尊重し、適度な距離感を保ちましょう。
(4)共通の友人に協力してもらう
共通の友人がいるならば、協力してもらうことも方法の1つです。あなたのことを話してもらったり、連絡を取り合うきっかけを作ってもらったりと、友人から協力を得ることで再会できる可能性は高まるかもしれません。
また、いざ再会するときもまずは共通の友人も同席してもらうとさらに安心です。ただし、友人に無理なお願いをするなど迷惑を掛けないよう気をつけましょう。
(5)連絡を入れてみる
元カノと再会したい時、適度なタイミングで連絡を入れてみるのも良いでしょう。心の整理がついて、元カノのことを十分理解した上で連絡を取ってみるのです。
一方的に気持ちを押し付けることや執拗に連絡をするのではなく、まずは軽くメッセージを送ってみると良いでしょう。元カノの反応を見ながら、再会の可能性を探ることが大切です。
大切なのは感謝の気持ち
よりを戻すにしろ戻さないにしろ、大切なことは、「今のあなたが彼をどう思っているか?」という感情についてしっかり向き合う時間を作ることです。
大事なのは、「彼があなたをどう思っているか?」ではなく、「あなたが彼をどう思っているか?」です。
そして、どちらを選択するにしても、最後は「彼への感謝の気持ち」を10個書き出してみることをおすすめします。これは彼と付き合ってきた期間の自分自身を肯定するための心理的プロセスにもなります。
10個目の感謝は、「今までありがとう。これからもよろしくね!」でしょうか? それとも、「今までありがとう。さようなら!」でしょうか?
どちらの結論にせよ、そんな感謝の気持ちが、あなたを次のステージに進めてくれるのかもしれませんね。
(森川陽介)
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