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健康的に働く「ヘルシーキャリ」。Pairs法務 鈴木舞さんの働き方 #働くわたしの選択肢

#働くわたしの選択肢

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「バリキャリ」「ゆるキャリ」……女性の働き方って、本当にこの2つだけなの? 100人いれば100通りの働き方がある。一般企業で働く女性にインタビューし、会社の内側や彼女の働き方を通して、読者に新しい働き方「○○キャリ」の選択肢を贈る連載です。

取材・文:ameri、撮影:大嶋千尋、編集:高橋千里/マイナビウーマン編集部

高校生の時に渡米し、2018年までアメリカにて地方裁判所・有名法律事務所・ロサンゼルス郡の検察庁などで活躍したのち、日本に帰国。

そんな華々しい経歴を持つのが、鈴木舞さん(33歳)。現在は、国内最大級の恋愛・婚活マッチングアプリ「Pairs」を運営する株式会社エウレカにて法務全般を担当している。

第一印象は、キリッとしていてまさに「仕事ができる女性」という雰囲気!

そんな彼女は、アメリカと日本どちらの会社も経験した上で、今は何を大切にしながら働いているのでしょうか。

「会社経営を学びたい」と、帰国を決意

ライターのameriです。本日はよろしくお願いします!
鈴木です、よろしくお願いします!
鈴木さんはエウレカに入社されるまではアメリカにいたとのことで。そもそも、高校生の時に渡米しようと思ったきっかけってなんだったんですか?
渡米したきっかけは留学ですね。元々、中学生のときは国連で働くことが夢だったんです。高校入学前に3年間の勉強を全て終えるくらい進めていて。
すごすぎませんか、それ……!?
ですが、いざ日本の高校へ入学したら周りとのギャップを感じて。「わたしはもっと学びたいのに、ここでは無理そう。だったらアメリカへ行った方がいい」と思って留学を決意しました。それからは15年くらいずっとアメリカにいましたね。

その後、国連で働きたいという夢から法学の道へと進路をシフトしたのはどういった理由で?
国の代表(政治家)にならないと、国連で働いても世界を変えられないと気付いたんですよね。そして、弁護士になれば幅が広がるんじゃないかなとも思って。なので、アメリカで通っていた大学の専攻は国際政治から犯罪学に切り替え、その後ロースクールで勉強しました。大学院では、途中で日本の同志社大学法学院でサマープログラムにも参加していたんですよ。
逆にアメリカから日本へ留学していたんですね!
そうなんです。日本の法律も学んでおいた方がいいなと思って。ロースクール卒業後は、ロサンゼルスの法律事務所で訴訟専門の弁護士として働いていました。
「ロサンゼルスで働く」ってかっこいい響き……! いつ頃日本に帰国しようと思ったんですか?
帰国を決めたのは、今から2年前くらいですね。エウレカが私にとって初めての日本社会なんです(笑)。
ちなみに、どうして日本に帰ろうと?
家族をずっと日本に残していたのが気がかりだったことが理由の一つ。もう一つは、訴訟について大体の経験を積めたと思ったからです。今度は中小企業に入って、会社ってどう動いているんだろうという「会社経営」の部分について学びたかったんですよね。
日本の会社といってもたくさんありますが、エウレカに入社しようと思った決め手は何だったのでしょう?
ロサンゼルスに住んでいた時、日本のエージェントから「日本で働きませんか?」っていう連絡はもらっていたんです。その中でも特にエウレカの目指すミッション、ビジョンに共感したことと、事業に興味が湧きました。また、面接を受けていく中で多様性のあるカルチャー、社員が一丸となってビジョン実現に向けて動いている社風が合うなと思ったのもきっかけです。

エウレカではどんなお仕事をされていますか?
法務全般です。実は、法務が私一人なんですよ、 上司は海外にいて。なので、法務関連で想定できることはすべて担当しています。
幅広い! 具体的にはどんな業務ですか?

弊社は外資系で、親会社「Match Group, Inc.」はテキサス州・ダラスにあるんですよね。日本オフィスの法務は私一人ですけど、Match Groupグループ全体で見るといろんな国に法務スタッフがいて、法務チームが存在しているんです。

なので、アメリカやヨーロッパにいるグループ弁護士と連携を取りながら、プライバシー法・インターネット法・商標・組織編成などに関わる法務業務に取り組んでいます。

国境を越えて働いているんですね! とてもやりがいを感じそうです。
やりがいはめちゃくちゃ感じます! 法務といっても毎日違う業務をしているのでとてもチャレンジが多いですし、学ぶことばかりで飽きがこないんです。

ロスでの生活がベースに。ヘルシー重視な働き方

いろんな国のスタッフと連携を取っていると、時差とか大変じゃないですか?
そうですね。国外の相手に合わせて、就業時間後に会議に出ることもたまに(笑)。ですが、私が働く上で大切にしているのは「ヘルシー」であることなんです。
ヘルシーですか!
仕事が多すぎてストレスになるのは体に悪いので、残業はできる限りしないようにと気を付けています。急な仕事が入って仕方ないこともあるんですけど。

どういう風に「ヘルシー」をキープしているんですか?
仕事に追い詰められてどうしよう……となった時は、必ず上司に「こういう仕事があって、優先度はこうだと考えているんですが、どう思いますか?」と話して、リソースを別の部署や外部から使わせてもらえないかを相談するように心がけています。
「困った時にはすぐに相談!」ですね。
あとは、体を整えることも大切ですね。習慣的にジムとヨガに行っているんですよ。エウレカの面接を受けた時から「わたしはヘルシーであることが大切なので、それを理解してくれる会社に入りたいです」ってことは伝えていて。
ジムやヨガにはどれくらいの頻度で通っているんですか?
週に5〜6日くらいですね。
ほぼ毎日じゃないですか! 1回につき、どれくらい時間をかけているんですか?
1時間くらいです。出社前に行く日と、退社後に行く日があります。
出社前に行くのは眠くないですか?
眠いですよ(笑)! 朝一のヨガのクラスに参加するときは6時50分起きです。
そこまでしてヘルシーにこだわる理由って何かあるんですか?
多分、ロサンゼルスに住んでいたからです。向こうでは、ジムに行くのも食生活に気を付けるのも当たり前な文化なんですよ。それがベースになっていますね。
鈴木さんの話を聞いていると、オン・オフの切り替えがしっかりしていると感じるのですが、コツはあるんですか?
「自分の健康を害してまで働く意味ってあるの?」って思うんです。だから、仕事をして得たお金は自分の健康を維持するために使っています。
お気に入りのリフレッシュ方法はありますか?
日々のリフレッシュ方法は「お風呂」ですね。今はバスクリン入浴剤の「プーケットライチの香り」がお気に入りで、南国のお花を湯船に浮かべたり、スパ風のBGMをかけたり、よくリゾートに置いてある巻きタオルを事前にセッティングしたりと、香りに合わせて工夫しているんです!
めちゃくちゃ凝ってる……!
限られた時間で存分に自分を癒やしてあげたいんですよね。ちなみに、月1でマッサージやカイロプラクティック(※)にも行っています。

※カイロプラティックとは:背骨や骨盤の歪みを徒手によって矯正する治療法

関係性はフラット! 人の良さがエウレカの魅力

先ほど外国人の上司の方とお話するのがチラッと見えたんですけど、会話はほとんど英語ですか?
英語と日本語が7:3くらいの割合ですね。
英語での会話が多いんですね! 社内はどんな雰囲気ですか?
フラットですごく話しやすいです。そもそもわたしが、上司に対しても必要なことはしっかり言うタイプなのも関係しているとは思いますが(笑)。全体的に意欲がある人が多く、「デーティングサービスを文化にする」という共通のゴールへ向けて団結して動いている一体感をとても感じます。

会社のどんなところが好きですか?
やっぱり「人」ですね。みんな感じが良いし、仕事を無理に押し付けることもなく、「ヘルシーキャリ」でいたいわたしを受け止めてくれています。
ちなみに、辞めたいと思ったことは?
考えたことはないです。「リゾートに定住できたらどれほど楽だろう」と思うことはありますけど(笑)。何かあればすぐに上司と相談するように心がけているので、今は楽しく業務に取り組めています。
Pairsを展開している会社とのことで、ぶっちゃけ、社内恋愛は多いんですか(笑)? 何となく、恋愛意欲の高い人が多そうなイメージなので。
社内恋愛、あるみたいです(笑)! ちなみに、わたしは社内恋愛ではないですけど、Tinder(Match Groupが提供しているアプリ)で今の彼氏と出会ったんですよ。
すごい! 自社アプリを使われている方は多いのですか?
Pairsを使って結婚している社員も3組ほどいますよ。
社員に愛されているサービスって信頼できます。
時々「Pairsって目的外利用者がいるんじゃないの?」って言われるんですけど、弊社ではそのような会員を完全排除するためにも全力でセキュリティ面を強化し続けているので、「もうちょっと理解されるといいな……」という気持ちです。
社内の人だから言える、「マッチングアプリのこういう会員は怪しい!」というポイントはありますか?

すぐに個人情報を聞いてくる人や、知り合って間もないのに他のメッセンジャーやSNSに移ろうとする人は注意した方がいいと思います。

エウレカは、パトロールはもちろん、プライバシーやセキュリティ面における体制をしっかり整え、日々それらの体制を強化するように努力しているので、マッチングアプリを使うならPairsをおすすめしたいですね!

法務担当の方にそう言っていただけると、安心して使えますね。今日はありがとうございました!

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