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簡単にできる! コミュニケーション能力を高める5つの方法

秋カヲリ

人の気持ちを的確にくみ取り、相手とスムーズに意志の疎通ができる人になりたいと思ったことはありませんか? コミュニケーション能力が高いと、人間関係にも恵まれるもの。この記事では、コミュニケーション能力の高い人の特徴と、コミュニケーション能力を高めるためのコツについて、心理カウンセラーの萩原かおりさんが解説してくれました。

コミュニケーションが上手な人は老若男女から好かれる人気者。

コミュニケーションがスムーズだと初対面でもすぐに打ち解けられ、さまざまな人と信頼関係を築けるので人脈も広がります。

そこで、今回はコミュニケーション能力が高い人の特徴に着目。

コミュニケーション能力を高める秘訣をご紹介します!

コミュニケーション能力が高い人の特徴とは?

コミュニケーション能力が高い人には特徴があります。

代表的な特徴を5つピックアップして解説します。

(1)聞き上手

コミュニケーション能力が高い人は話すのが上手だと思っている人が多いのですが、実はそうではありません。

話し上手な人よりも、聞き上手な人のほうが、コミュニケーションがスムーズなのです。

聞き上手な人は、相手の話をうまく引き出せます。相手は気持ちよく話せるので親密になりやすく、会話が盛り上がるんですね。

コミュニケーション能力を高めたいなら聞く力を高めましょう。

(2)好奇心旺盛

好奇心旺盛な人は、相手に興味関心を持って意欲的に関わろうとします。

身を乗り出して話を聞いたり、自分から話題を振ったりと積極的にコミュニケーションするのです。

だれでも自分に興味を持ってくれるとうれしいものですから、自然と会話が弾みます。

コミュニケーション能力を高めるなら、好奇心を高めて目の前の人に興味関心を持つといいでしょう。

聞き上手への近道にもなりますよ。

(3)表情豊か

表情は言葉以上に影響力があります。

それほど相づちを打たなくても、ニコニコ笑っているだけでその場が和み、円満な雰囲気に。

口下手であまり話さなかったとしても、表情が豊かだとコミュニケーションしやすくなります。

豊かな表情は「いいリアクション」だといえます。

自分の話を聞いている人からいいリアクションがあると、人はうれしくなるもの。

相手の話を聞いてびっくりしたり笑ったりとさまざまな表情を浮かべるリアクション上手な人は、相手を喜ばせる達人になれるのです。

(4)自己開示できる

自分の感情などを素直に伝えて自己開示することは「あなたに心を開いていますよ」という態度を示すことでもあります。

本心がわからない人、裏表がありそうな人はなかなか信用できませんよね。

自己開示すると本心がわかるので安心感を与え、信用されるようになります。

初対面でも警戒心を解きやすくなり、慎重な人も心を許しやすくなるのがメリット。

コミュニケーションが円滑になるでしょう。

相手に心を開いてほしいなら、まずは自分が開くこと。

上手に自己開示できるとコミュニケーション能力を高められます。

キーポイントは、素直さと誠実さです。

自分を大きく見せようと虚勢を張ると見破られ、あまりいい印象を与えません。

素直に自分の気持ちを伝える誠実さを持って接し、ありのままの自分を見せるようにしましょう。

(5)人見知りしない

人見知りすると相手との間に距離が生まれてしまい、なかなか会話が弾みません。

一方、人見知りせず、相手とおしゃべりを楽しめる人はコミュニケーションがスムーズです。

コミュニケーション能力を高めるなら人見知りを克服する必要があるでしょう。

だれしも初対面のときは多少緊張しているものです。

自分だけが緊張していると思わず、相手も自分と同じだと考えて「せっかくの場だから楽しもう」という意識を持つのが人見知り克服のカギ。

会話に困ったら、趣味や得意なことを聞いて共通点を探してみるのがおすすめです。

簡単にできる。コミュニケーション能力を高める秘訣

コミュニケーション能力を高める秘訣をご紹介します。

すぐに実践できるものばかりなので、ひとつずつ試してみましょう。

(1)話を最後まで聞く

コミュニケーション能力の要である聞く力を養うために、聞き上手になりましょう。

まずは傾聴力を身につけるのがおすすめです。

傾聴とは、相手の立場に立って耳を傾けること。

自分がどう思うかはいったん置いておき、相手の感情に寄り添って話を聞きます。

そして相手をありのまま受け入れることによって傾聴が成立するのです。

相手の意見が自分の意見とちがっていると否定したくなりますよね。

でも、相手の話をさえぎって自分の意見を主張するのは傾聴とはいえません。

まずは相手の話を最後まで聞いて、一度受け入れましょう。

相手の目線や姿勢にも注目して、どんな気持ちで話しているのか気を配りながら話を聞くと、さらにコミュニケーションが円滑になります。

(2)相づち上手になる

聞き上手は相づち上手。

相づちは相手に関心がある証拠ですから、話し手を安心させる力があります。

相手の気持ちに寄り添うテクニックを取り入れて、相づち上手になりましょう。

相づちが苦手な人は、ぜひオウム返しを試してみてください。

すべて繰り返す必要はないので「サッカーが好きなんだ」「サッカーですか」というように、キーワードを繰り返すだけでも大丈夫。

相手の発言をスムーズに促すことができ、会話が盛り上がります。

あるいは「おすすめのサッカー選手はいますか?」など、詳しく掘り下げるのもひとつのテクニックです。

相手の話を促しつつ、こちらが興味を持っている様子も伝わって心の壁を取り払うきっかけにもなります。

(3)相手を受け入れる

相手に対してネガティブなイメージを持っていると、マイナスな感情が少なからず態度に出てしまってコミュニケーションの邪魔になります。

完璧な人間はいませんから、できる限り相手を受け入れられる度量を持つようにしましょう。

受け入れるコツは、自分の感情ではなく相手の感情に注目し、理解することです。

「自分が相手の立場だったらどう思うだろう」と想像してみてください。

どうしても理解できないときは無理に肯定しなくていいので、「この人はそう感じているんだ」と事実だけ受け入れるようにしましょう。

うまくいかないときは「他人は変えられない」と考えるのがポイント。

ネガティブな感情を上手に受け流せるようになりますよ。

(4)美点凝視する

相手を受け入れるには、美点凝視のスキルも求められます。

美点凝視とは相手のいいところを見つけ、それを相手に伝えること。

リーダーに求められるスキルとして人事系の研修でもよく取り上げられるほど、人間関係を構築するときにプラスに働きます。

美点凝視ができるとポジティブな見方ができ、明るいコミュニケーションができるのも大きなメリット。

相手の長所をたくさん見つけられるので、多少短所があっても受け入れられるようになります。

特に相手が自覚していない長所を見つけて伝えると「自分のことをよく見ているんだな」という印象を与え、好感度がアップしますよ。

(5)笑顔を意識する

表情豊かな人はコミュニケーション上手。

その理由は、好印象を与えるからです。

表情は人の印象を大きく左右します。

特に笑顔の威力はバツグン!

コミュニケーション能力を高めたいなら、なるべく笑顔を浮かべるようにしましょう。

笑顔が多いとそれだけその場を楽しんでいることが伝わりますし、肯定的に話を受け止めていることも伝わります。

特に女性は笑顔で魅力がアップしやすく、コミュニケーションの潤滑剤になります。

好感度大の笑顔を作るには、口角をきゅっと上げるのがポイント。

モデル業界では、口を開いて歯が8本ほど見える笑顔が理想的だといわれています。

実際にやってみると、想像しているよりも表情筋を使うことがわかります。

控えめな笑顔だと愛想笑いだと思われやすいので、くしゃっとなるくらいの大きな笑顔を意識しましょう。

コミュニケーション上手は好かれ上手

多くの人とスムーズにコミュニケーションすれば、それだけ人間関係も深く豊かなものになります。

人間関係は人生最大の財産といっても過言ではありません。

ちょっとした心がけでコミュニケーション能力が上がるので、紹介した方法を少しずつ実践してコミュニケーション能力を鍛えましょう。

(萩原かおり)

※画像はイメージです

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