好きな人と自然体でいる方法。自然体で恋愛をする心得
いつも自然体でいたいと思っていても、好きな人の前だと、なかなか等身大の自分を見せられなかったりしませんか? この記事では、好きな人と自然体でいる方法について、恋愛コラムニストのひかりさんに解説してもらいました。
好きな人の前で、本来の自分を見せられなくて悩んでいる人は多いものです。
でも、嫌われたくないからといって、無理に飾った自分を見せているようでは、相手といい関係は築けません。
好きな人の前でも自然体でいられるようになるためには、どうしたらいいのでしょうか。
自然体でいられる人との恋は長く続く
彼好みの女性になろうと、普段はボーイッシュな性格なのに、女性らしくふるまったり、自分の好みとはちがう格好をしたりして気に入られようとする人がいます。
でも、それで相手から好かれたとしても、ずっと演じ続けることはむずかしいので、ちょっとしたときに本性が出てしまい、関係が壊れてしまうこともあるでしょう。
自然体とは何なのか? というと、「自分らしくいられること」です。
パートナーシップにおいては、お互いに自然体でいられる関係が大切です。
それはなぜかというと、人は自分らしくいられない環境にいると、幸せを感じられなくなってしまうからです。
そこにいるのは、“本当の自分”ではないですしね。
単に「付き合うこと」「結婚すること」がゴールではなく、そこをスタートとして「ずっと一緒にいられる関係を築く」ためには、自分は自分らしくいられて、さらに彼らしさも大切にできる関係が大切なのです。
あなたは自分の気持ちに素直に行動できるタイプでしょうか? 10の質問から診断します。
意中の彼の前では自然体でいられない。その理由とは?
どうして好きな彼の前では、ナチュラルな自分を見せられなくなってしまうのでしょうか?
そこには4つの理由があります
(1)相手に嫌われたくないから
「好きな人に嫌われたくない」と思うのは自然なことですが、そんな恐れを抱いていては、本来の自分を出せるわけがありません。
人は恐れを抱くと、緊張し、判断力も弱まり、誤った言動をしがちです。
それではますます、彼とうまくいかなくなってしまいます。
もっと純粋に「好きな人と一緒にいること」を楽しみましょう。
(2)本来の自分よりもよく見せようとしているから
好きな人に好かれたいからといって、普段の自分よりも魅力ある女性を演じようとしてしまう人がいますが、それは背伸びをしている状態です。
実際に背伸び(つま先立ち)をして歩いたら進みにくいように、普段、身についていない言動をしていては、自分も疲れますし、どこか不自然さが出てきてしまいます。
それではあなたの本来の魅力が発揮されないでしょう。
(3)自分に自信がないから
そもそも本来の自分に自信がないから、魅力的な人を演じてしまうことも多いもの。
そんな人は、「相手にどう思われるか?」ばかり気にしてしまいます。
本来は人がどう思うかなんて、コントロールできません。自分ではないのだから。
でも、人の目ばかり気にしてしまう人は、そんな自分ではどうすることもできない他人軸に身をゆだねてしまうので、平静でいられません。
逆をいえば、自分に自信がある人は、「相手にどう思われようと、私は私!」と思って、堂々と自然体でいられるものなのです。
(4)ハイスペックな相手を狙っているから
自分とは釣り合いがとれないほど魅力的な相手を好きになってしまったときは、仮に付き合えたとしても不安が高まり続けるでしょう。
背伸びしないとうまくいかないような相手は、そもそもあなたにとって、一緒にいて居心地がいい相手ではないはず。
彼は、あなたに合う人ではないかもしれませんよ?
好きな人の前で、自然体でいる方法
では、好きな人の前で自然体になるためには、どうしたらいいでしょうか?
今から取り入れられる5つの方法を紹介します。
(1)「相手を楽しませたい」という意識に変える
デートに限らず、大勢の人の前でスピーチをするときなどにもいえることですが、「“相手”が自分をどう思うのか」ばかり気になってしまうと、人は緊張するようになります。
“他人軸”で生きてしまっているからです。
そんな人は、「“自分”が相手を楽しませたい」という意識に変えてみましょう。
“自分軸”で生きることで、心の不安がおさまり、もっと相手をきちんと見られるようになります。
そうすると緊張がとけ、リラックスできるでしょう。
(2)「息をしっかり吐く」ことを意識する
緊張するときは、呼吸が浅くなっていることが多いもの。
息を吐くというのは体を弛緩へと誘導する効果があります。
緊張したときこそ意識して、ゆっくりと息を吐くようにしましょう。
呼吸を整えると自然と心が落ち着きますよ。
(3)執着心を持ちすぎない
「私には彼しかいない。彼に嫌われたくない」なんて追いつめてしまうと、失敗できなくなるので、ますます緊張してしまうもの。
彼のことをどんなに好きであろうと、「縁がなければ関係は終わるし、そうでなければ、たとえどんな姿を見せようと縁はつながる」くらいの、運命を信じる気持ちを持つことは大切です。
たとえフラれたとしても、「彼は運命の人ではなかった」のだから、そんな運命の人ではない人とズルズルつながっていても仕方がありません。
運命の人はほかにいます。
そんな風に考えることができたら、相手に執着心も持たなくなる分、自分らしさを見せられるようになるでしょう。
(4)普段から裏表のない性格を心がける
そもそも“人前で見せる自分”と“本来の自分”にギャップがあるから、人前で演じなくてはいけなくなるのです。
心のあり方は言動に表れるものなので、取り繕わなくてもいいくらいに心を磨き、裏表のない清々しい性格になることを心がけましょう。
演じることなく堂々と意中の男性の前に立つことができれば、たとえフラれたとしても、「彼に見る目がなかったんだわ」と思うことすらできるでしょう。
(5)劣等感をなくす
劣等感がある人ほど、ハイスペックな相手を求めやすく、「素敵な男性と付き合えば、自分もそれだけ価値のある人間なんだ」と思いたい気持ちがあります。
でも、結局のところ、そんな素敵な恋人ができても、自分と釣り合わなければ、劣等感と不安感は高まるばかりでしょう。
恋愛をする前にできていたほうがいいことは「劣等感を克服すること」です。
そうしたら、「選ぶ相手」も変わってきます。
背伸びしないとうまくいかないような相手は、そもそも一緒にいて居心地が悪いはず。
劣等感がなくなると、“自分の価値を上げるような相手”ではなく、もっと“一緒にいて心地よい相手”を選ぶようになってきます。
そのほうが自然体でいられるいい恋愛ができますよ。
自然体でいられる相手こそが「ベストパートナー」
一見、どんなに恵まれた環境であっても、自分らしさを出せないような状態では無理を続けてしんどくなるだけです。
だから、そもそも演じないとうまくいかない相手との恋愛は、どんなに相手が素敵な人であっても幸せになれるかというと微妙です。
いい恋愛をしたいのであれば、一緒にいて自然体でいられるような居心地のいい人をパートナーにしたほうがいいでしょう。
恋愛、婚活では、つい“自分にとってメリットのある相手”を求めがち。
だから、自分と釣り合う相手よりも、自分がちょっと得だと思えるくらいに魅力ある人を探している人も少なくありません。
でも、一緒にいて気取らないでいられて、何でも気兼ねなく話せる相手こそ、実は自分にとって最適な相手(運命の人)であることもよくあることです。
自分も彼も自分らしくいられて、お互いに不愉快になることのない相手というのが「ベストパートナー」なのです。
好きな人と自然体でいるためには、自分が演じなくてはいけない相手より、自然体でいられる相手を探すことも大事になりますよ。
(ひかり)
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