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恋愛も嫌い? 「人嫌い」な男性との恋愛のポイント

かたやま伸枝

気になる男性が「人嫌い」だとしたら、恋愛も嫌いなのか気になりますよね。そんな人嫌いの男性とは、どうしたら関係を発展できるでしょうか。「人嫌いな男性」との恋愛のポイントなどについて、作家・占い師のかたやま伸枝さんが解説します。

心ひそかに「いいな」と思っていた男性が、ある日あなたに「オレって『人嫌い』なんだよね」と、ボソッと語ったとしたら。当然その人とこの先、お付き合いできるかどうか不安になってきますよね。

そんな人嫌いな男性とは、どうしたら関係を発展させられるでしょうか。その前に、なぜその男性は人嫌いになったのでしょう。気になるその原因と、「人嫌いな男性」との恋愛のポイントを解説します。

人嫌いになる理由とは?

人嫌い

人が人を嫌いになる理由はいろいろありますが、やはり一番は「人間関係で傷ついた」「他人にひどい目にあわされた」につきるでしょう。

人嫌いの男性はおそらく過去にそうした経験があったのです。たとえば学生時代に意地の悪いクラスメイトにキツい「いじり」にあった、パワハラ気味の上司に人格を否定されるようなことを何度も言われた、殺伐とした職場で裏切りにあったなど、人間関係の摩擦で疲れ切った経験があるのだと思われます。

また、さらに人生をさかのぼって考えると、子どものころ親がその人を思い通りに育てようと勉強や習い事を無理強いしたり、できのよい兄弟姉妹がいて常にくらべられたりしていたなど、家庭内で傷ついて育った可能性もあります。

男女で大きくちがう人間関係

人嫌い

ただ、もともと男性の人間関係の基準は女性のそれとは根本的に大きくちがいます。女性の人間関係では、お互いに助け合う協調性や、気持ちを理解し合う親和性が大切にされています。ですが男性では、上下関係が基調になっているのです。

男性同士の人間関係では、たとえ親友と呼べる間柄でも、収入や成績、運動神経、身長や見た目など、細かいところで「オレのほうが上」というマウンティングが自然になされています。

そうした暗黙の了解があっても「でもオレたちにはつながりがある」のが男性の世界なのです。

しかし感受性の豊かな男性ほど、そうした上下関係が基調の人間関係の中で生きていけば、精神的に疲れてしまいます。そしてこの感受性の豊かさは、能力の低さや人間的な弱さとイコールではありません。

能力が高く精神的にタフであっても、繊細な感受性を持つ男性にとって、マッチョな男性同士の人間関係は、とてもストレスフルだったりします。

なので自分で自分のことを「人嫌い」と定義して、周囲からさほど浮きすぎない程度に、でもあまり付き合いがよくないヤツとして生きていきます。それが彼の言う「人嫌い」の正体です。

人嫌いな男性の恋愛の特徴とは?

人嫌い

そんな人嫌いな男性の恋愛での特徴は、なんと言っても慎重さです。

「もう傷つきたくない」という気持ちが強いので、一般の男性よりも細かいところまで、人間を観察しています(この人間観察は男女を問わずしています)。

好みの女性と知り合う機会があっても、すぐに心理的なテンションを上げて、近づいていったりはしません。

心にとめた女性がどんな価値観を持っているのか。どんな長所を持っているのか。さらにはどんな欠点を持っていて、自分はそれを許せるのか。時間をかけて相手の女性を観察し、ときには会話の中でわざと相手を試すようなトリックをしかけながら、自分を傷つけたり利用したりする相手でないかを、確認するのです。

人嫌いの男性は、こうしてあなたがどんな人物かを慎重に吟味しています。

ですが、もともと共感力が高く感受性が豊かな人嫌いの男性は、一度相手を信用してお付き合いをすると決めたなら、ほかの男性にはない、きめ細やかな愛情を示してくれるでしょう。

自分が傷つきやすい分、恋人と接するときも、あなたが自分の振る舞いをどう考え、どう感じるかをよく考えてくれる場合が多いようです。

人嫌いな男性との恋愛のポイント

人嫌い

そんな人嫌いの男性と、どう付き合ったらよいか。しっかり観察されていたと考えると、かかわるのがちょっと怖い気もしてきますね。

しかし、考えてみてください。傷つきやすいはずの人嫌いな彼が、自分の人嫌いをあなたに明かしたのです。だとしたら。あなたはその時点で、彼にかなり信用されていると考えてよいでしょう。

ですがまだ、観察も続いています。職場が同じだったり人間関係を共有したりしているなら、人嫌いの彼以外にも思いやりのある態度で接しましょう。そして簡単に人、たとえ芸能人でも批判は控えたほうがよいようです。

もしも批判を口にするなら、理性的かつ論理的に、聞いた人を納得させられるよう批判してください。感情的な発言も、しないよう心がけましょう。

人嫌い男性、こんな特徴があれば避けて

このように繊細で人の痛みのわかるはずの、人嫌いの男性ですが、もちろん例外もあります。

次のような相手なら、恋人候補にするのは避けてください。

自己評価が高すぎる

人嫌い

まず自己評価が高すぎる人嫌いの男性。こういう人嫌いの男性は、周囲の人をバカにするような言動が多く、自分より下位の人間に異様にきびしくなります。

コンビニやレストランなどで店員さんに高飛車な態度に出る人嫌い男性は、ほぼここに入りますので気をつけてください。交際後はまちがいなく、あなたを見下しバカにするようになります。要注意です。

自己評価が低すぎる

人嫌い

また逆に自己評価が低すぎる人嫌い男性も困りものです。「どうせ自分なんか」と最初から努力することを放棄し、デートの企画や2人の将来も、あなたに丸投げするケースが多いでしょう。

元気のない男性がほとんどなので、付き合っていてもエネルギーを吸い取られて、あなたが疲れてしまうことになりがちです。

ストレス耐性が低すぎる

人嫌い

最後に、ストレス耐性が低すぎる人嫌い男性も、避けたほうが無難です。ストレス耐性が低すぎる=スルー力の低すぎる人嫌い男性は、小さなストレスにも耐えられず問題視して、物事に人にも不満を持ちやすいのです。

お付き合いが長くなるほど、自分とのちょっとした意見のちがいなどを問題視して、不満の矛先があなたに向けられやすくなります。するとやはり、傷つけられることが多くなる傾向が。

彼が小さなことにイライラしがちで「この人、器が小さいのかも」と感じたなら、距離を置くことをおすすめします。

繊細な相手だからこそ末長く続く交際が

人嫌い

しかし、上記のような問題のない人嫌い男性は、繊細で愛情に敏感。自分の気持ちとともに相手の気持ちの察しもよいので、あなたもとても接しやすいはず

また簡単に他人を受け入れにくい分、あなたが彼のよき理解者になれば、単なる恋人を越えて、末永く愛される人生のパートナーにもなれるでしょう。

さらに、人嫌いな男性は軽いノリでの人間関係を結びにくいので、浮気もしづらい存在でもあります。

どうか、急がず時間をかけて関係を育んでみてください。あなた自身も彼と付き合うことで自分の内面をよく見つめるようになれれば、一緒に成長していける素晴らしいパートナーシップが築けるでしょう。

(かたやま伸枝)

※画像はイメージです

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