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元彼に嫉妬する今彼。その男性心理と対処法とは?

関由佳

彼氏にやきもちを妬かれることはうれしいですが、度がすぎると困りもの。とくに、“元彼”に対して嫉妬してアレコレ聞かれるのは、いい気分ではありません。

あまり事情聴取のように問われると、「信用されていないのでは?」と勘ぐってしまうことも。

なぜすでに終わった相手に嫉妬するのでしょうか。今回は元彼に嫉妬する男性の心について考えてみたいと思います。

今彼が「元彼」に嫉妬するのはどんなとき?

まず、男性はどんなときに恋人の元彼に対して嫉妬し、ライバル心をむき出しにするのでしょうか。

嫉妬の炎の発火点をまとめてみました。

(1)彼女が元彼の写真を残していたとき

女性のほうに深い意味はなくても、写真を捨てずに残す行為は男性にとって「思いがまだ残っているのでは!?」という不安要素になります。

女性が思っているよりも、男性はロマンチスト。彼女が元彼との写真を残していると知ったら、やはり嫉妬しないではいられないでしょう。

(2)元彼がハイスペックだと知ったとき

男性はプライドが高い生き物。自分よりも元彼のほうが上だとわかった瞬間、メラメラと嫉妬の炎が沸き上がります

大企業に勤めている、背が高い、高収入、あきらかにイケメン、高学歴……などなど、元彼がハイスペックな肩書きを持っていたと知ると、思わず嫉妬心が芽生えてしまいます。

(3)元彼が彼女の初めての彼氏だったとき

男性は何事も「彼女の“初めて”」を自分が奪いたいと思う傾向にあります。

元彼が彼女にとって初めての彼氏だった場合、当然彼女の“初めて”をなにもかも奪った相手と認識するので、「俺がほしかったのに……」と嫉妬してしまいます。

(4)元彼と付き合っていた期間が長いと知ったとき

元彼と付き合っていた期間が長いと、モヤモヤと嫉妬心が沸き出てきます

3年など、年単位で付き合っていたりすると、元彼に対して長い時間を彼女とともにすごしてきた男性だと認識。自分よりも長く一緒にいると思うと、嫉妬してしまうのです。

(5)元彼と今も会う機会があると知ったとき

今も元彼と会っている、接触する機会があるとわかると、「まさか……」と勘ぐって嫉妬してしまいます

もちろん浮気とは関係なく、彼女と元彼の職場が一緒だったり共通の知り合いがいたりして、意思とは関係なく会ってしまっても、少しでもからむことがあるとわかったら、嫉妬せずにはいられないでしょう。

(6)元彼の話を聞かされたとき

いくら別れた相手とはいえ、彼女が過去に好きだった男性のことを聞けば、嫉妬してしまう気持ちもあるでしょう。

戦えもしない相手に嫉妬して、嫌な気持ちになってしまうだけなので、聞きたくないという男性も少なくありません。

男性が女性の「元カレ」に嫉妬する心理

では、男性が元彼に対して嫉妬してしまうのはなぜでしょうか。主な心理についてご紹介しましょう。

(1)彼女のすべてを知りたい

男性は狩猟本能が強いので、所有欲や独占欲も強め。そのため、彼女のすべての情報を手に入れたいと思ってしまいます。

「自分は彼女の現在しか知らないけれど、元彼は過去の彼女を知っている人物」と思うと、悔しくて嫉妬してしまうのです。

(2)敗北感による自信のなさ

彼女に認めてもらいたい、という気持ちもあり、無意識に元彼と自分を比較して秀でているところを探してしまいます。

しかし「自分は元彼よりも劣っている」と感じると、敗北感から自信がなくなります。その自信のなさが悔しさに変わり、“嫉妬”という形になって表れるのです。

仮に元彼が自分の友だちで「あいつはいい男だ」とわかっていても、やはり自分のほうが上だと思える要素を探してしまうのが男の性。頭で納得しても心は悔しさでいっぱいなのです。

(3)「未練があるのでは」という不安

男性は元カノのことを意外と忘れていないもの。写真やもらったプレゼントをずっと捨てずに残していることもあります。

男性が過去の恋人との思い出の品を残しておくのは、その女性にある程度の未練があるから。別れても大切に想う女性に関わる物は、大事な思い出としてひっそり保存しておきたいのです。

女性に対しても同じ感覚で見ているため、女性が元彼に関する物を持っていたとき、「未練があるのでは」と不安な気持ちに。その不安が嫉妬として表れてしまうのです。

今彼の「元彼」に対する嫉妬を抑える方法

男心がわかったものの、あまりに嫉妬され続けると困ってしまいますし、だんだん対応が面倒になってくることも。

そこで、元彼の気持ちを上手にそらしつつ、嫉妬を抑える方法をご紹介します。

(1)「私」を主語にして愛情を表示する

今彼の嫉妬心が強くなってきたら、適当にあしらうと余計に疑心暗鬼にさせてしまうので、しっかり意思と愛情を表示しましょう。

目を見て、今は相手が一番大事であることをきちんと伝えます。そして嫉妬をされると信じてもらえていないのでは、と悲しくなることを話し、「私を信じてほしい」とお願いをしましょう。

大切なのは「私」を主語にすること。「私は嫉妬されて悲しい」、「私はあなたと一緒にいたい」というように“I(アイ)メッセージ”で話すことで、相手に素直な気持ちが伝わります

(2)元彼に関する物はすべて遠ざける

元彼からもらった物で特に使っていないものは、今彼の目の届かないところにしまっておくと、余計な詮索をされずに済みますひとり暮らしの人は実家に送るのもひとつの手。

どうしてもしまう場所がなく、特に必要がなければこの機会に断捨離をして、処分するのもいいでしょう。

元彼の写真データは、クラウド上で保管するなどして、携帯などの端末から見られないようにしておくと事故的に発見される確率が低くなります。

下手にカギつきのフォルダなどにしまい込むと詮索されたときに言い訳がしにくいので、あくまで自然に保存しておくことをおすすめします。

(3)今彼との「初めて」を増やす

多くの男性が喜ぶのが「こんなの初めて」という言葉好きな女性の初めてを自分が叶えた、ということが、男性の自尊心を満たします。

元彼と経験した“初めて”はもう戻せないので、今彼との“初めて”を増やして「元彼に勝った」と思わせ、自信をつけてあげましょう。

“初めて”の内容はどんなことでもOK。初めて行った場所でもいいですし、「こんなに笑ったの初めて」というような感情に触れる“初めて”もうれしいはず。

さらに、元彼と行った場所でも「前はなんとも思わなかったけど、〇〇くんとここに来て初めて楽しいと思ったよ」と、特別感を与える“初めて”の作り方もアリ。今彼は「自分が記憶を塗り替えることができた!」と思い、より満足感があるはずです。

少々あざといやり方ではありますが、元彼への劣等感が強い彼には有効的です。

彼を不安させているかも……自分の言動も見直して

今彼が嫉妬深い男性の可能性もありますが、もしかするとあなたの言動が彼を不安にさせて嫉妬心を膨らませているのかも

なにげなく過去の恋愛の話をしたり、今は友人だからと元彼と会った話をしたりするなど、自分はなんとも思っていなくても、今彼にとってはショックな内容かもしれません。

「この人は元彼との距離が近い人かも……」と思うと、心配になるのは当然。逆の立場で考えても、彼が元カノとやたらと親しかったらやはり不安ですよね。

むやみに不信感を募らせていらぬケンカをしないためにも、元彼の気配はできるだけ今彼の前には出さないように意識することが、一番の嫉妬予防になります。

まずは今彼が元彼のことを考えずに済むくらいはっきりと明確な愛情表現をして、一緒にいる時間を大切にすれば、きっと彼も安心してくれるはずです。

(凛音)

※画像はイメージです

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