男性が惹かれる「穏やかな人」の特徴7つ

男性にモテるイメージがある“穏やかな女性”。「どうして男性は穏やかな人を好きになるんだろう？」と気になりませんか？

男性が穏やかさに魅力を感じる理由、女性のどんなところに穏やかさを感じているのか、どうしたら穏やかな人になれるのかなどについて、心理カウンセラーの大塚統子が解説します。

「穏やかな人」は魅力的？

約8割の社会人男性が「刺激的な女性」より「穏やかな女性」に魅力を感じるという結果に。

男性が最初に魅力を感じる女性は、母親と言われています。幼少期の子どもは、たとえどんなにこわい母親であっても、母親が大好きです。子どもが大好きな母親像は3つ。それは、笑顔でいてくれること、うけとめてくれること、ほめてくれることです。男性が女性に「穏やかさ」を求める原点はここにあります。

大人になって恋をするようになっても、女性に喜んでほしい、認められたい、うけとめてほしいといった男性の願望は変わりません。

そして、男性は女性が想像するよりもはるかに傷つきやすく、女性から否定されることや拒絶されることを恐れている傾向があります。その結果、穏やかな女性に魅力を感じる男性が多くなっています。

穏やかな人の特徴7つ

相手を理解する

穏やかな人は、相手の話に感情的に反応しません。相手の言葉や態度をいったんうけとめて、相手はどう考えているのか、どう思っているのか、相手を理解しようとします。「きっとこうにちがいない」と思い込みで決めつけずに、相手の言い分を聞くことができます。

受容力がある

人の言うことを「そうだね」「いいね」とまず肯定することができる人は好感度が高いです。相手の意見が自分の意見とちがっても、いきなり反対せずに、まず「あなたはそう思うのね」とうけとめてから「私はね……」と自分の意見を言います。最初に受容ができると、穏やかな人と思われます。

ゆっくり話す

人が話し方やしぐさから感じ取る情報は多くあります。たとえば、話すペースや動きが早いと、せっかちな印象をうけるでしょう。逆に、ゆっくり話し、ゆっくり動くと、落ち着いた雰囲気を生み出します。穏やかな人は、大声を張り上げることは少なく、静かにゆっくりと話す傾向があります。

よく笑う

笑っている人から敵意を感じる人はいませんし、笑いながら怒る人もいません。笑うことは相手をうけいれる表現です。笑うことが多く、怒りの表現が少ないのも、穏やかな人の特徴です。穏やかな人も腹を立てることはありますが、怒りの形で表現しないことが多いです。

肯定的な話が多い

誰かを否定したり、何かの悪いところを指摘したり、何かを嫌ったり、否定的な話題が多いと、相手から「この人はきっと僕のことも否定するのだろう」と警戒されます。反対に、適度にポジティブな話をする人は不安を感じさせにくく、一緒にいて居心地のいい人になります。また、あまり話すのが得意でなかったとしても、「あれが好き」「これはいい」と肯定的な言葉が多ければ、一緒にいやすい人になるでしょう。

男性に感謝できる

男性をライバル視したり、競争したりしていると、殺伐とした闘争心が伝わります。男性は女性を大切にする存在、男性は女性を幸せにする存在と思えていると、素直に感謝の気持ちを伝えることができるでしょう。男性は「役に立ちたい」と思っているので、女性に感謝されると、自分の存在意義を認められて喜びます。

女性を楽しめる

女性は損、女性は不幸と思っていると、男性に不満を感じやすくなります。心穏やかにいられる人は、女性に生まれたからこその幸せを楽しんでいます。女性だからできることを楽しめていると、男性にやさしく接しやすくなるでしょう。

穏やかな人になるには？

やさしい言葉を使う

たとえば、「それはダメ」と言うのを、「それじゃないほうがいいんじゃないかな」と言い換えると、ずいぶん印象が変わるでしょう。やさしい言葉を使う、やわらかい言い方をする、ゆっくりペースで話す、間を取って話すといったことを実践するだけでも、穏やかさが身につくでしょう。

自分にやさしくする

自分に厳しいルールを課していたり、完璧を求めすぎたりしていると、人に対しても厳しくなりやすでしょう。

たとえば、80点の仕事をしたとき、「80点しかできなかった」と自分を責める人は、同じように80点の人に「もっとちゃんとしなさいよ」と思いやすいです。

まずは自分にやさしく、「80点まではがんばった」と自分を肯定しましょう。そして、「あと20点がんばろう」と思っている自分をほめてあげましょう。

自分にやさしくすると、人にもやさしくしやすくなり、穏やかな人になります。

傷つきにくい人になる

誰かに「傷つけられた」と思うと、心穏やかではいられません。ヒドイことを言う人がいても、「なぜこんなことを言うのだろう？」「なぜこんな言い方しかできないのだろう？」と相手の態度の背景にある気持ちを想像することができると、感じ方が変わってきます。

たとえば、彼が「それくらいわかるだろう」と言ったとしたら、彼の言い方は悪いですが、彼の気持ちでは「君には僕のことをわかっていてほしい」と訴えているわけです。

もし「そんなこともわからないのか。ダメだなぁ」と言われたように理解したら傷つきますが、「僕のことをわかってほしい」と不器用に甘えているように理解できたら、「しょうがないなぁ」と思えるでしょう。

「なぜ？」と相手に興味を向けられると、出来事の捉え方が変わります。自分が傷ついたと思うよりも、相手を理解することを大事にしてみましょう。傷つきにくくなると、穏やかな気持ちでいられます。

怒りの奥にある気持ちに気づく

怒りっぽい・イライラしやすいタイプの方は、「なぜこんなに腹が立つのだろう？」と自分に聞いてあげてください。きっと怒りの奥にはあまりうれしくない感情が隠れています。

たとえば、彼の態度に腹が立つのは、「自分が大事にされていない」と感じているとか。がんばって伝えているのに「わかってもらえない」と感じているとか。

怒りの奥に隠れていた感情に気がつけると、怒りをぶつけるケンカのコミュニケーションではなく、「大事にされてないように思って悲しくなる」とか「わかりあえていないようでさびしく感じる」といった気持ちのコミュニケーションが可能になります。

自分の気持ちに気づいて言葉にして伝えられるようになると、穏やかなコミュニケーションになるでしょう。

穏やかさは自分にプレゼントできる魅力

多くの男性が心惹かれる穏やかな女性。あなたは7つの特徴のうちいくつが当てはまったでしょうか。穏やかな人になるために、自分にやさしくなってみたり、「なぜあの人は？」「なぜ私は？」とちょっと視点を変えて気持ちを理解したりしてみましょう。穏やかさは自分で自分にプレゼントできる魅力。穏やかさを身につけたら、心の平和と幸せな恋愛が手に入るでしょう。

（大塚統子）

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時：2019年2月22日～2月23日
調査人数：294人（22～39歳の働く未婚男性）