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35歳の結婚率とは? 結婚できないと焦る女性心理と対処法

仁科友里

35歳の結婚の実態とは? 女性と男性の結婚率を比較。「35歳、結婚できない女性」というレッテルに悩む理由や、対処法を解説していきます。

こんにちは、ライターの仁科友里です。

結婚の平均年齢が上昇しているというニュースを聞いたことがあると思いますが、今日は「結婚と年齢」について考えてみましょう。

「○歳までに結婚できないとまずい」と焦ってこの記事へ辿り着いたあなたに、ぜひ知っておいてほしい話です。

35歳の結婚率とは?

議論を始める前に、まずは数字で「35歳の結婚」の実態を知っておきましょう。

35歳女性の未婚割合

内閣府男女共同参画局による調査によれば、2020年時点での35歳の未婚率は26.8%。実に、約4人に1人の35歳女性は未婚ということになります。

あなたはこれを多いと捉えるでしょうか、少ないと捉えるでしょうか。

35歳男性の未婚割合

一方、男性の場合は、2020年時点で38.4%が未婚であるという結果が出ています。女性に比べ、男性の方が結婚している割合は低いということ。

35歳女性が同年代と結婚したいと思った場合、まだまだ未婚男性は多くいるわけです。

「結婚が遅い」とは完全なる主観

「結婚が遅い」と誰かに言われたとしましょう。

もし、あなたが結婚願望のある独身だった場合、傷つくかもしれませんが、ここでいう「結婚が遅い」は、あくまでも「発言者と比べて」です。

発言者が交際1年で結婚した場合、交際3年でも結婚しないカップルは「結婚が遅い」ことになりますし、10代で結婚したギャルから見れば、30歳を過ぎて独身の女性は「マジ結婚遅い」のです。

前提として発言者と比較した結果の「結婚が遅い」なので、「何歳なら遅い」のではなく、向こう(発言者)の都合だと思ってください。

35歳を過ぎた独身女性が結婚を焦る理由

それでも「35歳を過ぎた独身女性は焦る」というような言われ方は、よくされます。

(1)35歳がターニングポイントに感じるから

私の読者さんに限っていうと、婚活中の女性の焦るポイント年齢は(1)28歳、(2)33歳、(3)38歳で す。30歳、35歳、40歳という区切りのいい年齢を前にすると、結婚について考えるのではないでしょうか。

それでは、なぜ35歳という年齢にスポットが当たるかというと、それは35歳を過ぎると、結婚(する)率が低くなると報道されているからかもしれません。

国勢調査をもとに35歳の女性が40歳までに結婚できる確率をはじきだすと、2%程度といわれています。

結婚率は年齢と共に緩やかに下がっていきます。その数字的事実を前に、焦ってしまう女性がいることは確かです。

(2)「35歳をすぎるとヤバい」とメディアが煽るから

ですから、35歳をすぎて突然結婚率が下がるわけではないのですが、メディアはショッキングな数字が好きですから、「35歳をすぎるとヤバい」という情報が独り歩きしているのではないでしょうか。

ちなみに女性ばかりが「結婚できない」と強調されますが、前述の通り35歳を過ぎた男性の未婚率はそれ以上なのです。

従って、「ヤバイ」という煽りには他者の悪意が多分に含まれ、それに悩まされるのは本質的ではないことが窺えるでしょう。

35歳まで結婚できなかったのはなぜか?

それでは、35歳を過ぎた人がなぜ結婚できなかったかと言うと、それはこれまでの人生が幸せだった、恵まれていたので、「結婚について深く考えなかったから」という背景が考えられます。

たとえば、仕事が苦手で、会社員であることが性に合わないから、誰かに食べさせてほしいと思う人であれば、若さを武器にさっさと婚活をしているはずです。

同じように毒親家庭に生まれ、罵倒と過干渉を経験してきた人であれば、「どうにかして、この家を出よう」と思うはずです。不倫をしていた友人は、自分が常にセカンドであることに耐え切れず、婚活をしました。

このように「結婚したい」という強い意志の裏の何割かは、「必要に迫られた」という背景があるわけです。35歳まで結婚に本腰をいれなかった人は、人生や仕事、環境に恵まれていたので、切実にがんばる必要がなかったのではないでしょうか。

▶次のページでは、35歳を過ぎて結婚できないことに焦った時の対処法を解説します。

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