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美容研究家が教える! オイルクレンジングの上手な使い方

遠藤幸子(エイジング美容研究家/美容ライター)

多種多様なクレンジングの中から自分に合ったアイテムを選ぶには、それぞれの特徴を知る必要があります。今回は、美容研究家の遠藤幸子が、オイルクレンジングの特徴とその上手な使い方をご紹介したいと思います。

オイルクレンジングとは

まずオイルクレンジングはどんなクレンジングなのか、ほかのクレンジングと比較しながらご紹介していきましょう。

オイルクレンジングって何?

オイルクレンジングとは、オイルタイプのメイク落とし。少しとろみのあるなめらかなテクスチャーで、落としにくいメイクをしっかり落とすという特徴があります。ほかのクレンジングと比較するともっとも洗浄力が高く、落ちにくいアイメイクもするんと落とすことができる傾向にあります。

一方、ミルクやクリームタイプのクレンジングは、比較的マイルドな使用感で保湿力もあります。しかし、オイルと比較して洗浄力が劣るため、ポイントメイクアップリムーバーが必要となります。リキッドやローション、バーム、ジェルタイプのクレンジングは、ミルクよりも洗浄力は高めですが、ラメが多いアイシャドウやウォータープルーフのマスカラなどが綺麗に落ちずに残ってしまうことがあり、こちらもアイテムによってはポイントメイクアップリムーバーが必要となります。

オイルクレンジングを使うメリット・デメリット

オイルクレンジングを使う上での最大のメリットは、しっかりメイクをスピーディにスッキリと落とせること。商品によっては、ポイントメイクも擦らずに落とすことができます。

しかし、その一方でダブル洗顔が必要だったり、洗浄力が高いことによって肌の乾燥を招いたりするデメリットも。そして、クレンジングの中では刺激が強い傾向にあります。そのため、常用するのではなく、しっかりメイクの時だけ使用し、日ごろはいくつかのクレンジングを所持しておくのが◎。その日のメイクや肌状態に合わせて使い分けるのがベストです。

上手なオイルクレンジングの使い方

上手にオイルクレンジングを使うにはどのようなことに注意したらいいのでしょうか。

オイルクレンジングのやり方

オイルクレンジングをうまく使いこなすためには、いくつかおさえておきたい使用上のポイントがあります。以下、くわしくご紹介します。

1.使用量を守って擦らずにしっかりとメイクとなじませる

化粧品は必ず使用量を守ることが大切です。特に量が少ないと肌に摩擦を与えたり、メイク落ちが悪くなったりするので注意しましょう。

また、メイクを綺麗に落とすには、クレンジングとメイクをしっかりとなじませる必要があります。指の腹を使って円を描くようにクルクルとなじませましょう。この時手早く行うことと、力を入れすぎないよう注意することも大切です。

2.乳化してからぬるま湯でよくすすぐ

少量のぬるま湯でオイルを乳化させてからよくすすぎましょう。

すすぐ際は必ずぬるま湯を使うこと。水だとメイクや汚れを綺麗に洗い流せない可能性があります。また、熱いお湯だと肌に必要な潤いまで洗い流してしまう恐れがあります。温度は36度前後を目安にしてください。そして、洗い流しがないようにフェイスラインなどもよくすすぐことが大切です。

3.ダブル洗顔が必要な場合は洗浄力が高すぎないものを使う

前述のようにオイルクレンジングは洗浄力が高いという特徴があります。そのためダブル洗顔が必要な場合、使用する洗顔料は洗浄力が高すぎないものを使うのがおすすめです。そして、擦らずに優しく洗い上げましょう。

オイルクレンジングするときの注意点

オイルクレンジングを使用する際は、しっかりと乳化させることが大切です。乳化は、メイクとクレンジングをなじませた後に少量のぬるま湯を足し、オイルが白くなるまでなじませること。この工程を省くとぬめりが残ることがあるので注意しましょう。

また、すすぎ残しや洗い残しがあるとニキビなどの肌トラブルを招く恐れがあるので注意しましょう。

選び方とおすすめクレンジングオイル

膨大な数のクレンジングオイルの中から、どうやって自分に合った商品を選べばいいのでしょうか。商品選びのポイントと筆者おすすめのクレンジングオイルをご紹介します。

自分に合ったオイルクレンジングの選び方

化粧品全般にいえることですが、自分の合った商品を選ぶことが大切です。そのためには自分の肌と向き合う必要があります。

たとえば、敏感肌の人なら肌に刺激を与えずにメイクを落とす必要があるので、「低刺激」「敏感肌用」などの表示がある商品を選ぶのがおすすめです。

乾燥肌の人であれば、保湿成分を多く配合した商品を選んだり、ダブル洗顔不要なタイプを選んだりするのもひとつのポイントです。

そして、ニキビができやすい人は、ニキビのもとになりにくい処方が施された商品を使うのが効果的。また、エクステをしている人はそれに対応している商品を選ぶ必要があります。

買って損はしない「おすすめのクレンジングオイル」

実際に筆者が使用して買って損はしないと感じたおすすめのクレンジングオイルをご紹介します。

ファンケル マイルドクレンジング オイル

落ちにくいアイメイクも擦らずにするんと落とすクレンジングオイル。毛穴に詰まった汚れを落とすほか、肌のざらつきもケアしてくれます。そして、洗い上がりは肌の潤いを残したまま。ダブル洗顔は必要です。

キュレル オイルメイク落とし

乾燥性敏感肌の人でも安心して使用することができるクレンジングオイル。美肌に必要な保湿成分「セラミド」を守りながら優しく洗い上げ、落ちにくいメイクも落としてくれます。ダブル洗顔は必要です。

アテニア スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ

厳選された4つの高級美容オイルを配合したエイジングケアまで叶えてくれるクレンジングオイル。肌の潤いをキープしながら明るくなめらかな肌へと導きます。ダブル洗顔は不要。

d プログラム ディープクレンジングオイル

肌に負担をかけずにしっかりメイクも綺麗に落とすクレンジングオイル。ニキビのもとになりにくい処方が施されています。こちらもダブル洗顔は必要です。

オイルクレンジングはしっかりメイクと相性◎

洗浄力が高いオイルクレンジングは、常用を避けてしっかりメイクの時だけ使用するのがおすすめです。また、自分の肌質に合った商品を選ぶことが重要。そして、使用の際は、しっかりと乳化させてよくすすぐことを心がけましょう。

(遠藤幸子)

※画像はイメージです

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