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難易度高め? 「青いアイシャドウ」の上手な使い方

MANAMI(トータルビジュアルプロデューサー)

中田ボンベ@dcp

アイシャドウはブラウン系やゴールド系、またピンク系など肌の色になじみやすい色を用いるのが一般的ですね。そのため、青色など肌の色と大きく異なるカラーのものは使うのが難しいとされています。ただ、青のアイシャドウは雰囲気をガラッと変えられるため、挑戦してみたいと思っている女性も多いでしょう。そこで今回は青いアイシャドウの上手な使い方をトータルビジュアルプロデューサーのMANAMIさんに聞いてみました。

青のアイシャドウの印象と似合う人

使うのが難しい青のアイシャドウですが、メイクに取り入れると相手にどのような印象を与えることができるのでしょうか? 青のアイシャドウが与える印象や、どんなタイプの人に青いアイシャドウが似合うのかを教えてもらいました。

青のアイシャドウが与える印象

ブルーアイシャドウが与える印象は、涼しげ、軽やか、爽やか、開放、知性といったところでしょう。基本的には夏や海、レジャーのときに普段使いづらいブルーにトライする人が多くいます。意外に、オフィスシーンでブルーシャドウのメイクをしている女性に出会うこともあります。グレーのパンツスーツやブルーのシャツ、インナーと合わせている人も多く、そうした人からは「静かな強さ」を感じます。

青のアイシャドウが似合うタイプ

やはりブルーベースの肌の人には大きな味方になります。特にブルーベースの中でも、きめ細やかなサマータイプの肌の人はパステルカラーなどの薄いトーンも似合うので、上で述べた「オフィスシーンでのブルーシャドウメイク」が用いやすいでしょう。

イエローベースの肌の人は、アクアブルーやターコイズなど、明るいブルーが似合います。こうしたイエローベースの人に似合うカラーは、発色がしっかりしたものが多いので、オフィスよりはプライベートな場面のほうが使いやすいと思います。ただ、工夫次第ではオフィスメイクでも似合うでしょう。

青のアイシャドウが似合う目の形としては、「切れ長」などすっきりした目のほうがトライしやすいもの。たとえば一重、奥二重の人にオススメです。ぱっちり二重の人は、派手に見えてしまうので、塗る範囲に気をつけるといいですね。

青のアイシャドウのメイクポイント

次は、青のアイシャドウを使って上手にメイクをするためのコツや、注意すべきことなどをMANAMIさんに聞きました。

青系アイシャドウを使った上手なメイクの仕方

(1)グラデーションをうまく作る

アイシャドウは目の際(まつ毛の生え際部分)に乗せ、下から上へグラデーションしていくのが一般的。このようにグラデーション前提でのメイクでは、青系など発色がよく濃い色のアイシャドウを選ぶといいでしょう。薄すぎる色ではグラデーションさせるのが難しく、またあまり広範囲に塗ると腫れぼったく見えてしまいます。

(2)パレット使いならば濃い色から塗る

アイシャドウのパレットは、薄い色を広い部分から塗るのが一般的です。しかし濃い色の上に薄い色を重ねていくのも、濃く付きすぎた色を薄める効果があり、ぼかしが手軽にできる方法。先に塗った色をぼかす必要がなければ、次の色はその色に重ならないようにすればOKです。

(3)濃いシャドウはナチュラル使いとトレンドを両立

同じ青色でも、ネイビーならば締め色、アイライン代わりに使ってもいいでしょう。ターコイズブルーなど個性的なブルーを普段使いにしたければ、アイホールに入れるのではなく二重のラインに入れるといいですね。また、アイラインより上の部分には、グレージュやブラウンでいつもの陰影を入れます。こうすることで、二重の人はカラーアイライン代わりになり、奥二重・一重の人は伏し目にした瞬間だけ色が見えるので、ナチュラルにチラ見せできるブルーに仕上がります。

(4)引き算は絶対

目元をブルーにするならば、チークとリップも同系色にするなど、顔全体のバランスを見ましょう。

今年はヘルシー、ナチュラル、ノーチークがトレンドなので、たとえばアイラインやマスカラを含めて目元にドンとポイントを置くならベージュリップを用います。チラ見せや目の際、下まぶたのみネイビーカラーを入れるなど控えめメイクならば、ノーチークでもいいですし、ブラウン寄りの赤リップで冒険してみてもいいでしょう。

骨格やヘアスタイルによっても雰囲気が変わるので、目元が決まったらリップを塗り、一度鏡から離れて全体を見るようにしてみると、自分なりのバランスが見つかります。

青いアイシャドウでやりがちな失敗

発色がしっかりしているブルーをアイホール(上まぶたの目頭と目尻を半円状に囲んだ範囲)いっぱいに塗ったり、上下に囲んで使うと古くさく見えてしまうため、リスキーです。もし目のまわりを囲うスモーキーアイに挑戦するなら、服やヘアスタイルをモードめでそろえることが大切です。

メイクは髪形やファッションを含めてトータルで見たときに浮いて見えるのが一番の失敗パターン。ナチュラルな洋服を着ているときや、オフィスシーンでブルーアイシャドウを使うときには、主張の強いミディアムカラーより、まぶた全体に薄塗りをして爽やかさを出す程度のシアーなブルーを選びます。しっかりと発色するものは、目の際を中心に使うといいでしょう。

オススメの青系アイシャドウ

最後に、オススメの青系アイシャドウをMANAMIさんに聞いてみました。

オススメの青系アイシャドウ

(1)【Visee AVANT】シングルアイカラー034、025/各800円(税抜)

マットな発色のアクアブルーの034と、ラメが多めのスパークリングブルーの025は、質感もブルーの方向性も異なりますが、プライベートのイベントシーンでぜひトライしてもらいたい色味です。プチプラなのでひとつは持っておくといいでしょう。

(2)【MiMC】ミネラルリキッドリーシャドウ スカイライン/3300円(税抜)

シアーな発色、そしてリキッドなので指一本で簡単にグラデーションができます。色が物足りないときには、重ねればOKという手軽さ。ブルーアイシャドウ初心者にはぴったりです。

(3)【Cle de Peau Beaute】

オンブルクルールクアドリn 312/5000円(税抜)

パレットにブラウンも入っていて、4色でさまざまなバリエーションの目元が作れます。微パールで目元がギラギラしないのもポイント。イエローベースの肌の人が使っても、肌なじみがいいパレットです。

青のアイシャドウを上手に使って印象を変えてみよう

涼しげ、軽やか、爽やか、開放、知性といった印象を与えることができる青のアイシャドウは、雰囲気をガラッと変えるのにぴったりのようです。特にきめ細やかな肌質のブルーベースに合うようなので、ブルーベースの人は挑戦してみましょう。その際は、グラデーションをうまく作ったり、ナチュラルなカラーと両立させるなど、今回紹介したうまくメイクできるコツを取り入れてみるといいですね。

(文:MANAMI、構成:中田ボンベ/dcp)

※画像はイメージです

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