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SNS疲れから解放されたい……やめたら毎日がこう変わる!

武末 典子

FacebookやTwitter、Instagramなど、投稿内容に応じてSNSを使い分けている人も多いのでは? 「コメントには全部目を通さなくちゃ!」「あの人の投稿にいいねを押さなくちゃ」なんて、欠かさずチェックを続けているうちに、疲れを感じてしまうこともあるようです。今回は、女性へのアンケートを基に「SNS疲れ」の実態を探ってみました。

みんなSNSに疲れ気味?

SNSのメリットは、さまざまな世代・職種の人とつながることができる点。新しい情報や楽しい情報を発信している人をフォローすれば、自分の価値観も広がります。しかし、オンラインで人とつながることで、気が休まらない……と感じてしまうこともあるでしょう。かくいう私も、SNS疲れを起こしてしまったひとりです。実際に、SNSをやめた、またはアカウントを放置したことがある人は、どのくらいいるのでしょうか?

SNSをやめた・放置した人は意外と多い

Q.あなたはSNSをやめた、またはアカウントを放置したことはありますか?

ある(73.7%)
ない(26.3%)
※有効回答数395件

なんと、7割以上の女性が「SNSをやめた、またはアカウントを放置したことがある」と回答。SNS疲れを起こしている人は、思っていたよりずっと多いようです。ネット特有の文化に慣れることができなければ、続けることは難しいのかもしれません。

SNSを続けないこともひとつの選択

SNSは普段、なかなか関われないような人と簡単につながれるのが魅力です。しかし、それは同時に、不特定多数の人とのやりとりが発生することも意味しています。人によっては、こうした点が、大きなストレスになってしまうはず。このほかにも、SNSをやめたり、放置したりする理由はたくさんあると推測できます。「SNSをやめた、またはアカウントを放置したことがある」と回答した人に、その理由について聞いてみました。

こんなにある! SNSをやめた・放置した理由

使う必要がなくなった

・「特に投稿することもないし、見ることもないから」(22歳/ホテル・旅行・アミューズメント/技術職)

・「もとからほとんど投稿もしないし、まわりの友人もそのSNSに投稿しなくなったから」(34歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

面倒くさくなった

・「知り合い同士のやりとりが見えてしまったり、目上の人の投稿に反応しないと失礼かななど、考えたりするのが面倒くさくなった」(29歳/金融・証券/販売職・サービス系)

・「面倒になったから。見てくれてコメントを書き込んでくれた人への返事も、面倒に感じてやめた」(30歳/その他/その他)

トラブルに巻き込まれた

・「SNSでつながっていた人たちとの、現実の関係におけるトラブル」(30歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

・「SNS上で人と揉めて、更新する気持ちがなくなった」(29歳/自動車関連/その他)

パスワードを忘れてしまった

・「機種変更した際に、パスワードがわからなくなってログインできなかった」(26歳/情報・IT/販売職・サービス系)

・「携帯を変えた際、パスワードがわからなくなったため」(25歳/医療・福祉/専門職)

忙しくなった

・「仕事が忙しくて、手がつけられなくなったため」(27歳/その他/その他)

・「仕事が忙しくて、SNSをする余裕がなかったので」(33歳/学校・教育関連/事務系専門職)

最初は気軽な気持ちではじめても、続けているうちにSNSがしんどくなってきた……という人は多いもの。投稿することがなくなったり、ログインできなくなったりする人がいる一方で、ネットでの揉め事に巻き込まれてSNSをやめた人もいるようです。では、SNSをやめた・放置したことで皆さんの生活にはどのような変化があったのでしょうか? まずは、SNSをやめたメリットについて聞いてみました。

SNSをやめた・離れたことで感じたメリット

時間に余裕ができた

・「時間に余裕ができた。集中力が上がった」(27歳/印刷・紙パルプ/事務系専門職)

・「時間を有効に使えるようになった」(27歳/その他/その他)

普段の生活が充実した

・「スマホではなく、リアルな人との関わりが増えた」(27歳/自動車関連/技術職)

・「リアルが充実した。人のことが気にならなくなった」(27歳/情報・IT/技術職)

心が落ち着いた

・「精神が安定し、周りに惑わされなくなった」(27歳/マスコミ・広告/事務系専門職)

・「日々の生活が自分のためにあることに気づき、毎日いきいきと過ごしているという実感が生まれた」(25歳/金融・証券/営業職)

SNSをやっていると、つい時間を忘れがち。結果、ネットの世界に没頭しやすくなり、嫌な意見を目にすることも多くなります。SNSをやめることで、こうした機会は少なくなるので、精神的に落ち着くのかもしれませんね。では、SNSから離れることで、デメリットはあるのでしょうか?

SNSをやめた・離れたことで感じたデメリット

デメリットはない

・「特にデメリットを感じたことはない」(24歳/金融・証券/事務系専門職)

・「デメリットはない。やめてよかった。SNSは生活に不必要なもの」(24歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職(法務・財務・人事・総務など)

情報についていけなくなった

・「ほしい情報が入ってこなくなった。情報を知るまで時間がかかった」(25歳/団体・公益法人・官公庁/その他)

・「リアルタイムの情報を得にくくなった」(25歳/その他/事務系専門職)

ネット友だちとの関係が切れた

・「SNSのみでつながっていた友人と切れてしまった」(34歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

・「そのSNS上で連絡をとっていた友人と連絡がとれなくなった」(31歳/医療・福祉/事務系専門職)

「情報が手に入りにくくなった」や「ネットだけでつながっていた人との関係が切れてしまった」という意見が挙がる一方で、「デメリットは特にない」と答える人も。SNSをやめることで感じられるメリットもあるので、つらいと感じるときには、距離を置いてみるのもひとつの手かもしれませんね。

無理にSNSを続ける必要はない

今までずっとSNSを使っていた場合、「やめたら、時間を持て余しそう……」なんて不安に思う人もいるでしょう。しかし、SNSをやめることで、心や時間にゆとりが生まれる場合もあります。無理にSNSを続けるのではなく、今の自分にとってベストな方法を選ぶことで、リアルを充実させることができるかもしれませんよ。

(柿内典子)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時:調査日時:2018年7月1日~7月4日
調査人数:395人(22~34歳の未婚女性)

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