お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

几帳面な性格の特徴とは。その長所と短所

大野萌子

はらきよか

几帳面な性格と言われると、どんな印象を持ちますか? 仕事が丁寧にできて、ミスも少ないスマートな人を想像しますよね。だからこそ、「几帳面だね」と言われて嫌な気分になる人は少ないはず。しかし、几帳面な人は、細かいところに気を配れるが故に、こちらまで過剰に気をつかってしまうことも。そこで几帳面な人の特徴やその長所と短所、そして几帳面な人がうまく人間関係を築くためのアドバイスを心理カウンセラーの大野萌子先生に聞きました。

几帳面な性格の特徴

まずは、几帳面な性格の特徴について、3タイプを教えてもらいました。

1.自分にも相手にも完璧を求める神経質タイプ

例えば、資料の表を均等に配置していないため、イライラして作成のやり直しを依頼するなどのように、他人が行ったことに対して、完璧な仕上がりを期待する傾向があります。自分のことを完璧にする一方で他人にも同じことを求めてしまう、細かいことが気になる神経質なタイプです。

2.自分のポリシーは譲れないこだわりタイプ

自分のこだわりのある一部のことだけ、徹底的に突き詰める傾向があります。部屋は汚いが、手帳の文字は印刷したように几帳面に書くなど、これだけは譲れないという自分基準があり、その部分を完璧しようとするタイプです。一点集中型とも言えますね。

3.空間認識が優位、整理整頓大好きタイプ

部屋などがきちんと整理されていて、かつ物を置く場所にこだわる傾向が強いです。いつもの場所に物がないと落ち着かないことも。また、地図を見ることが得意で、初めての場所でも迷うことは少ないと思います。オフィスでも勝手に物を片付けてしまったり、配置を変えてしまったりする人はこのタイプ。物事を合理的に考える傾向があります。

几帳面な性格の長所とは?

では、几帳面な性格の長所はどんなところなのでしょうか。教えて頂いた几帳面3タイプの長所について詳しく聞きました。

1.仕事のミスが少ない

細かく丁寧に対応することができるため、時間がかかることもありますが、仕事のミスが少ないと言えます。また、資料を正確に仕上げたり、細やかな対応ができたりするため、信頼を得やすいのも特徴でしょう。

2.徹底的にクオリティの高い物ができる

こだわるところには突き詰めることができるので、非常に完成度の高い物ができ上がったり、極めたりすることができます。旅行のスケジュールやイベントの手配、作品やサービスについても同様のことが言えると思います。この部分ではこの人に任せれば安心という評価を受けやすいでしょう。

3.メンタルが安定している

整理整頓されていると効率よく作業することができます。物を探すという作業はエネルギーを消費しますが、その作業を最小限に抑えることできますよね。気持ちにゆとりが生まれやすく、さまざまな場面において、安定した対応が可能になると思います。

几帳面な性格の短所とは?

ポジティブに捉えられる几帳面な性格。かえって几帳面で損することはあるのでしょうか。几帳面3タイプそれぞれの短所をチェックしてみましょう。

1.無駄な時間がかかる

完璧を求めるため、やり直しが発生します。そのため、物事に対しての作業時間が多くかかることが考えられます。人を待たせてしまうことによってトラブルになることもありますので、注意が必要です。

2.だらしない面も

ある部分には繊細に突き詰める一方、他のことには気が回らない場合も。几帳面な部分と、だらしなさのギャップに理解が得られないと、信用を失うことにも繋がりかねません。

3.物を捨てすぎる、割り切って考えすぎる

共有物の配置を勝手に変えてしまったり、人の物を整理したりすることによって、まわりの人と軋轢が生じることもあります。自分が快適でも、他人が同じように感じるとは限りません。自分勝手な人物と思われる可能性がありますので、気をつけましょう。

几帳面の長所と短所を理解して、円滑なコミュニケーションを

前向きな表現のイメージが強い、几帳面な性格。もちろん仕事やプライベートで活かされる長所がたくさんありますが、その反面、知らず知らずのうちに短所を発揮しているかもしれません。自分がどのタイプの几帳面に当てはまるのかをチェックして、今後の仕事や人付き合いに活かしてみてください。

(監修・文:大野萌子、文:はらきよか)

※画像はイメージです。

SHARE