大人の女のラブレターの書き方って? 専門家が例文を解説
あなたは「ラブレター」を書いた経験がありますか? 小学生や中学生、高校生など学生のころは書いたことがある、という女性もきっといるはず。でも、社会人になってからは、なかなかラブレターを渡す機会がないですよね。では、大人の女性があえて、片思いの男性に“文字”で想いを伝えるとしたら、どんなラブレターを書けばいいの? そこで今回は「大人のラブレターの書き方」について、オネエ恋愛カウンセラーのTO-RUさんにアドバイスをもらいました。
大人がラブレターを送るのはアリ?
最近のやりとりは、メールやLINEを使ったものがほとんど。手紙を書く機会はそうそうないですよね。では、現代で大人がラブレターを送るのはアリ? ナシ? 働く男性の意見を探ってみました。
社会人男性の本音! ラブレターはうれしい?
大人になってラブレターをもらうことに、男性はどんな本音を抱くの? まずは、20〜30代の男性392人にこんな質問をしてみました。
Q.大人の女性からラブレターをもらったらうれしいですか?
はい(67.2%)
いいえ(32.8%)
(※)有効回答数392件
「うれしい」と回答したのは、およそ7割の男性。電子ツールでのやりとりが当たり前になってしまった今だからこそ、ラブレターは新鮮に感じるのかも。大人のラブレターも多くの男性から受け入れてもらえているようです。
ラブレターをもらった男性の心理って?
大人の女性からラブレターをもらったとき、男性はどのような気持ちになるの? 気になる男性の本音をさらに深堀していきましょう。
(1)意識してしまう
・「それまで気になっていなかった人でも、急に意識をするようになりとても気になる存在になると思う」(34歳/情報・IT/営業職)
・「好きでなくても意識して、好きになるかも」(31歳/自動車関連/技術職)
(2)単純にうれしい
・「うれしいし、何が書いてあるか楽しみ」(33歳/運輸・倉庫/営業職)
・「うれしい。やったー。バンザイー」(32歳/商社・卸/営業職)
(3)ドキドキする
・「どんなことが書いてあるのかなとドキドキした気持ち」(32歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「うわー、なんて書いてあるんだろう? とドキドキする」(37歳/自動車関連/販売職・サービス系)
(4)相手の想いを感じる
・「メールが一般的となったこのご時世に、直筆の手紙とは心がこもっているなぁと思う」(26歳/商社・卸/事務系専門職)
・「LINEとかではないのは、気持ちがこもっていてうれしい」(29歳/医療・福祉/専門職)
多くの男性は、ラブレターをもらうことに好感を抱いているようですね。LINEやメールよりも気持ちがこもっていそうで、相手の本気度を感じるのがラブレター。「うれしい」「ドキドキする」と、好印象に思う言葉がいくつも見られました。
オネエ恋愛カウンセラーが伝授! 大人のラブレターの書き方
男性が喜んでくれるなら、大人になってからのラブレターもありかも!? とはいえ、かつてラブレターを書いたのは遠い昔のこと。今さらどんな内容を書けばいいのか、戸惑ってしまいますよね。そこで、オネエ恋愛カウンセラーのTO-RUさんに「大人のラブレターの書き方」をくわしく解説してもらいました。
封筒や便箋を選ぶポイントは?
そうねえ〜、まずは季節感のあるものがいいかしら。春は桜、夏は朝顔、秋はコスモス、冬はクリスマスローズ等、あまりデコラティブではないシンプルで、でもセンスのあるもの、和紙なんかもオススメよね。それとどちらかと言えば、横書きよりも縦書きのほうが大人の魅力が伝わるかも(さらにペン字を習っておくといいわね)。
また郵送する場合は、封筒や便箋だけでなく、切手にこだわるといいわね。今は記念切手にもとっても綺麗なものがあるので、ぜひ取り入れてみて。そして最後のトドメは香りを有効に使うこと。お気に入りの香水やアロマを便箋にしたためれば、あなたの心遣いに彼のハートをわしづかみ間違いないわよ。
片思いの彼に届けたい! 大人のラブレターの例文
片思いのお相手にラブレターを送るなら、こんな例文はいかがかしら。私が書くならこんな感じ。ラブレターを書く際のポイントもお伝えするから、彼との間柄に合わせてあなたなりのお手紙をしたためてみて。
例文
「前略、垣根の朝顔も咲き始め本格的な夏到来となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、突然のお手紙失礼いたします。じつはメールでお伝えしようかとさんざん迷いましたが。私の今の想いを直接手書きにてお伝えしたかったため、お手紙を出させていただきました。
じつは、○○さんのことが以前から気になっておりました。もし宜しければまずはお友達になっていただけますでしょうか? お返事いただければ幸いに存じます。どうぞよろしくお願いいたします。 草々」
ポイント
・書き出しは親密さの具合によるけれど、まずは一般的な「拝啓」だとちょっと硬すぎるので「前略」が妥当かも。かなりの顔見知りなら「こんにちは」でOKよ!
・いきなり本題というよりも、季節感を言葉にすること。たとえば初夏なら、上記の感じがいいんじゃない。
・この時代手紙で伝えるというのは、かなり驚くだろうから、まずはお詫びと自身の想いを伝えたほうがいいかも。
・とりあえず「好き」という表現は避けて「気になる」くらいの感じが重くなりすぎないコツよ。
・いきなり「お付き合いしたい」というのも不躾だし、相手の事情もあると思うわ。まずは“お友達から”がスマートね。
・相手の気持ちを知るためにも、さりげなく、でも確実に返事を要求すること。
・「前略」ならば「草々」、「拝啓」ならば「敬具」。社会人としての常識よね。
※全体的に硬すぎない印象を与えるために、ひらがなを多用するのが◎。柔らかい優しい感じになるはずよ。また手書きは必須条件よ!
効果的な渡し方って?
一番良い渡し方は、やっぱり直接の手渡しがいいんじゃない。その段階であなたの想いは伝わると思うし、渡した相手の反応を確認できるわ。その雰囲気で喜んでいるのか迷惑なのかもだいたい予想がつくしね。
もし同じ会社とかなら、渡すのは週末の帰り際がいいわね。翌週会社で会ったとしても、少し時間が空けば照れもなくなるだろうし、返事を待つ時間が気持ちを盛り上げるかも。また、同じ会社だけど普段関わりのない人、取引先だけど名前を知らない人、通勤電車なんかで見初めちゃった人だったら直接渡すしか方法がないでしょ。
何かを得るため、そして運命を変えるためには、一瞬の勇気と図々しさが必要なのよ!
まとめ
メールやLINEにはないドキドキをもたらす「ラブレター」。相手に渡すのは緊張するけれど、もらった相手はきっと喜んでくれるはずです。片思いの彼に想いを伝えるために、勇気を出して「大人のラブレター」をしたためてみてはいかがですか?
(監修:TO-RU、文:ファナティック)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日時2017年6月6日〜2017年6月7日
調査人数:392人(22歳〜39歳の男性)