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皮膚科医に聞く! そばかすを消す方法ってあるの?

宇井千穂

伊藤康江

そばかすに悩む女性は大勢います。そばかすを消すことは可能なのでしょうか? 皮膚科医の宇井千穂先生に、そばかすができる原因と消す方法について教えてもらいました。

そばかすメイクが流行るくらいなので、そばかすに悪いイメージを持つ人ばかりではないはず。しかし、そばかすで真剣に悩んでいる女性にとっては、そばかすは厄介者でしかありません。そばかすを消すことは可能なのでしょうか? そこで今回は、皮膚科医の宇井千穂先生に、そばかすができる原因と消す方法についておうかがいしました!

<目次>

そもそも「そばかす」って?

顔をはじめ、肩、背中などにもできるそばかす。斑点のように現れ、肌がくすんだようにも見えてしまうそばかす……。そんなそばかすの正体について、宇井先生に教えていただきます。

そばかすって何?

そばかすは「雀卵斑(じゃくらんはん)」とも呼ばれ、1~4mmほどの小さな褐色斑が多発したものをいいます。特に両ほお、鼻あたりによく見られるのが特徴です。

「そばかす」と「シミ」のちがいって?

そばかすは先天性のもので遺伝することが多く子どものころに発生することが多いですが、シミは後天性の環境などの影響が大きいのが特徴です。紫外線やまちがった洗顔などによる刺激、炎症、加齢がその原因。そばかすもシミと同様の原因により後天的に発生することがあります。ただ中高年になると目立たなくなったり、妊娠時に増えたり、またはなくなったりすることもあるため、女性ホルモンとの関係があるのではないかと考えられています。

また、そばかすはひとつひとつの大きさが比較的そろっていて、厚みや炎症がありません。そして鼻の根元を中心に左右対称に広がるのが特徴。それに対し、シミは大小さまざまで不定形、顔の中心よりも外側にできることが多いです。ときには厚みが出たり炎症が起こったりすることもあります。

そばかすの原因とは

なぜ、そばかすはできてしまうのでしょうか? その原因を先生にお話ししていただきます。

子どものころにできる原因の多くは、先天性で遺伝によるものです。思春期に発生することが多く、そばかすが多い家族がいると、遺伝してその子どもも多くなります。色白で乾燥肌の女性に多い傾向があります。

一方、大人になってからできる一番の原因は紫外線。紫外線に当たることによってメラニンが増えるためです。紫外線や強くこするなどの外的刺激を受け、ダメージが蓄積されることによって、そばかすは増えたり濃くなったりします。ただ女性ホルモンの影響を受けるため、加齢とともに薄くなる場合もあります。

自力で消せる!? そばかすを消す方法ってあるの?

隠そうと思うとファンデーションが厚塗りになってしまうし、ひとつひとつをコンシーラーで消すのは大変! できてしまったそばかすを消す方法はあるのでしょうか? 宇井先生に、教えていただきました。

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残念ながら、セルフケアでそばかすを消すことは難しいです。ただ紫外線対策により、そばかすが増えたり、濃くなったりすることを予防することは可能です。日焼け止めを使う、日傘をさす、帽子をかぶるなどの対策を併用して行いましょう。どうしてもそばかすが気になる方は、医師に相談してみてくださいね。

まとめ

チャーミングでもあり、悩みの種でもあるそばかす。残念ながら、自力でそばかすを消すのは難しいよう。しっかり紫外線対策をしながら、上手に付き合っていきましょう!

(取材協力:宇井千穂、文:伊藤康江)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.05.14)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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