男性不信の症状って？ 男性不信の原因と克服方法
男性のことが信じられない……。過去の恋愛がトラウマで、こんな「男性不信」に陥った経験はありませんか？ 男性のことが信じられないと、恋愛に対して前向きになるのもきっと難しいはずです。そこで今回は、男性不信な女性の特徴を調査。「男性不信」を克服する方法について、臨床心理カウンセラーの松山真己さんに教えてもらいました。
＜目次＞
男性不信とは？ 男性不信の原因
男性のことが信じられないのはつらいことですよね。いわゆる男性不信になると、恋愛から遠ざかってしまいがち……。では、そんな男性不信に陥ったことのある女性の実態とは？ 彼女たちの本音を調査しました。
女性に聞いた！ 男性不信になったことはある？
男性不信になったことがある女性がどのくらいいるの？ まずは、女性のみなさんにこんな質問をしてみました。
Q.男性不信に陥ったことはありますか？
ある（35.6％）
ない（64.4％）
（※1）有効回答数354件
35.6％の女性が男性不信に陥ったことがあると回答。男性のことが信じられなくなった原因には、きっとさまざまなエピソードがあるのでしょう。
男性不信になってしまった原因って？
なぜ女性たちは男性不信に陥るのでしょうか。「男性不信になったことがある」と回答した女性126人に、男性不信になってしまった原因を聞きました。（※1）
1.浮気をされたから
・「二股をかけられて、部屋に帰ってきてくれなかった」（女性／34歳／医療・福祉／専門職）
・「彼氏が黙ってほかの女性とドライブに出かけていた」（女性／32歳／団体・公益法人・官公庁／事務系専門職）
2.男性に嫌なことをされたから
・「父親が原因。物を投げて壊し、怒鳴り、殴り、女子どもを力で抑えるのが男だと思っていたから」（女性／30歳／その他／秘書・アシスタント職）
・「父親や男性教師、男性上司からいじめを受けたからです」（女性／28歳／その他／事務系専門職）
3.痴漢にあったから
・「痴漢にあったからしばらく男の人と関わりたくなかった」（女性／27歳／その他／その他）
◎男性不信になってしまった原因まとめ
すべての男性が悪い面を持っているわけではないのですが、男性の怖い部分を見て、信じられなくなってしまった女性の本音が……。やはり過去のトラウマは、男性不信に関係してくるようです。
あなたは大丈夫？ 男性不信かどうかをチェックするには
もし男性不信を自覚していない人でも、無意識に男性に対して距離を置いている可能性もありますよね。ここでは自分が男性不信に陥っていないか、「男性不信な女性の特徴」からチェックしていきましょう。
男性不信な女性の特徴7つ
男性が思う「男性不信な女性の特徴」とは？ 意見を聞いてみました。（※2）
1.目を見て話さない
・「目を見て話さない。誰とは言わず男性を拒否していると感じる女性が昨今増えている」（男性／38歳／不動産／営業職）
・「話していても目を合わさないし、避ける」（男性／37歳／医薬品・化粧品／その他）
2.卑屈になっている
・「なんでも卑屈なことばかりしか言わない」（男性／34歳／運輸・倉庫／事務系専門職）
・「『私なんて』と、なんでも決めつけて話したり、自分を卑下したりするような話をする人」（男性／39歳／団体・公益法人・官公庁／技術職）
3.会話が続かない
・「会話を打ち切ろうとする。不用意に近づくと距離を空けられる」（男性／36歳／不動産／営業職）
・「会話自体が続かないと男性不信だと感じてしまう」（男性／30歳／自動車関連／その他）
4.男性とつるまない
・「いつでも女の子同士でつるんでいて話しかけにくい人」（男性／28歳／団体・公益法人・官公庁／その他）
・「いつもひとりでいる。友だちも少なそう」（男性／34歳／情報・IT／技術職）
5.男性との辛い過去がある
・「過去に苦い思い出があり、トラウマとなっている人」（男性／32歳／人材派遣・人材紹介／その他）
・「過去に男性に裏切られていて傷が深い」（男性／36歳／建設・土木／事務系専門職）
6.男性に接する態度が怖い
・「いつも男性を見る目が怖く、顔がこわばっている」（男性／36歳／商社・卸／営業職）
・「とりあえず男性を否定したり、けんか腰だったりすると、何かあるなと思います」（男性／37歳／小売店／販売職・サービス系）
7.ガードが固い
・「ガードが固すぎて隙のない女性は男性不信なのかなって思う」（男性／37歳／食品・飲料／技術職）
・「常にロングスカートや眼鏡など、男性受けファッションを絶対にしない女性」（男性／37歳／団体・公益法人・官公庁／その他）
◎男性不信な女性の特徴まとめ
男性に対してオープンな態度を見せない女性の姿は、「男性不信なんだろうな……」というイメージを持たれるよう。男性とうまくコミュニケーションが取れないのは、あなたの心の中に何かしらの原因が眠っているのかもしれません。
心理カウンセラーが解説！ 男性不信に見られる症状
実際に男性不信に陥っている女性には、どんな症状が見られるのでしょうか？ 臨床心理カウンセラーの松山真己さんに解説をしてもらいました。
症状としては、2つのパターンがあります。ひとつは男性という存在に対して、恐怖心を抱いているケース。もうひとつは、「男なんて信用できない」というように、相手が誰であれ男性というだけで見下し、嫌悪感を抱くケースです。
その要因としては、前者の場合、今までの環境の中で男性と接する機会がほとんどなく、男性に対しての免疫がないということが考えられます。また、過去に男性から暴力や暴言、精神的DVなどを受けたことにより、心的外傷後ストレス障害となっている可能性もあるでしょう。このとき、男性を前にすると緊張や萎縮をしてしまい、上手く話せなくなります。
また後者の場合は、以前付き合っていた彼氏や男友だち、家族からなんらかの裏切り行為を受けたり、幻滅するような言動をされたりしたことが原因。このケースでは、男性に対して表面的には笑顔で接することができるでしょう。しかし、心の中では見下しているほか、話しかけないでほしいと思う心理状態に陥ります。
恋愛による男性不信を克服するには？
では、恋愛でのトラウマが原因で陥ってしまった男性不信を克服するには、どうしたらよいのでしょうか？ こちらも、臨床心理カウンセラーの松山真己さんに聞いてみました。
男性不信に陥っている女性の心理状況とは？
まずは、男性不信に陥っている女性の心理状況について、松山さんの解説を見ていきましょう。
男性に対して「怖い」と思っている人は、未知による不安を恐怖心に繋げている場合と、過去の体験によりトラウマを抱えている場合が考えられます。どちらも自己防護のため、男性を排他的に扱う傾向にあり、平穏に暮らすためには「できるだけ男性とは関わりたくない」と思っています。
また、「男なんて信用できない」と思っている人の場合は、以前、男性に対して抱いた恨みや悲しみといった感情が未解決であるために、別の男性に対してもその感情を無意識に投影させてしまうといった傾向があるようです。「男性はみんな同じで、この男もきっと信用できないに決まっている」という先入観を持ち、決めつけてしまうのです。過去に、自分を傷つけた男性に対する復讐心を、同じ男性であるというだけの相手に対してぶつけてしまうこともあるでしょう。
心理カウンセラーが教える「男性不信の治し方」
男性不信を治すには、具体的にどのような克服方法が有効なのでしょうか？ 松山さんにアドバイスをもらいました。
無理に男性不信を治そうとしないことがポイントです。まずは、今の自分を受け入れることからはじめましょう。体力が落ちているときに過剰な運動ができないのと同じです。男性不信は人間不信が男性に特化したもの。心が弱って臆病になっている状態です。
人間は、これ以上傷つきたくないという思いから自分を必要以上に防護しようとします。こんなときは、自分にとって心地のいい恋愛映画やドラマ、小説を見るところからはじめてみてはいかがでしょうか。主人公の立場になって妄想してみることも大事です。実際の男性は苦手でもいいのです。無理に男性と話さなくたって生きてはいけます。そのままでもいいのです。まずは「男性不信」を自分のネガティブ要素と捉えることから解放されること。そうすることで徐々にですが、冷静な判断力や現状認識、それに伴う感情を見つめられるようになるはずです。
まとめ
男性不信が原因で、新たな恋愛から遠ざかってしまうのは辛いことですよね。でも、男性不信を無理に治そうとすればするほど、空回りしてしまうことがあるのかもしれません。とはいえ、あなたのまわりにいる男性全員が、悪い人ばかりではないはずです。もし心の傷が癒えたら、新しい恋愛に希望を持って前へ進めるといいですね。また、悩みが深刻な場合は、医師や心理カウンセラーに相談をしてみるといいかもしれませんよ。
（監修：松山真己、文：ファナティック）
※画像はイメージです
（※1）マイナビウーマン調べ
調査日時2017年4月3日～2017年4月4日
調査人数：354人（22歳～34歳の女性）
（※2）マイナビウーマン調べ
調査日時2017年4月3日～2017年4月4日
調査人数：370人（22歳～39歳の男性）
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