つかみやネタは必要ない？　合コンの自己紹介【女性編】

はじめまして。吉川リサコです。

合コンで最初に行うことといえば、「自己紹介」じゃないでしょうか。

いつも何をしゃべればいいのかわからない、印象の薄い自己紹介になってしまっている気がする、笑いを取ろうとしてスベる……自己紹介に悩んでいる人もいますよね。

私は、多いときには月火水木金土日日と週8回、月間最高100人と合コンをしてきました。

自分のマーケティングさえできていれば、どんな合コンも楽しく有利に進めることができます。

合コンを極めた私から、今回は「合コンでの自己紹介」についてお話させていただきます。

自己紹介で印象は変わる？　「人は見た目が9割」は本当か

まずはこちらのアンケートを見てください。男性陣に、「合コンにおける女性の自己紹介」についてアンケートで聞いたものです。

男女間において第一印象は何よりも大切です。

ということは自己紹介がすごく重要か、というとそうではありません。

自己紹介というよりは「相手の好みのファッションであるか」「身だしなみが清潔か」など、見た目が8割を占めると思っていいでしょう。

見た目が8割なので、結果にはさほど大差は見られません。

しかし、「変わる」と回答した約半数の男性に対しては、ポジティブなアプローチで自己紹介をすれば、合コンが好転する可能性があるのもまた事実です。

女性が自己紹介するときの基本

かわいいのに合コンでモテないという女性は、自己紹介を失敗している可能性があります。

まさか、自分の恋愛遍歴などをムダに話していないでしょうか？

まず、以下の3つは徹底したほうがいいでしょう。

1.恋愛遍歴を正直に話さない

男性の多くは「闘争心」を持っています。その闘争心に火をつけるのは、ほかの男性との競争率の高さです。

「彼氏が3年いないんですぅ」などと自己紹介する女性は、人気がなさそうな印象を与え、男性の「闘争心」の火を自ら消しに行っているようなものです。

さらに、「あぁ、なんか原因があるんだろうな」とネガティブな印象を持たれてしまいます。そこから合コン中、男性による「なぜこの子は彼氏ができないのか」という謎解きがはじまります。

また「付き合うけど長続きしないの」というようなワードもNG。

「飽きっぽいのかな」「わがままなんだな」「すごい遊んでるんだろうな」という印象を持たれる可能性があります。

「いつも浮気されて終わる」「トラウマがある」なんて言うのも論外です。

「そういう扱いをされてきた女性」という位置づけを、男性は無意識に心の中でしてしまうのです。

もし彼氏の有無を問われた場合は「別れたばかり」「いるけどマンネリなんだよね」など、常に枠に空きはないことをアピールしましょう。

男性ががんばろうと思わせる隙を、少しだけ、かつわかりやすく見せることがポイントです。

2. 情報公開は最小限にとどめること

幹事が「山田太郎　34歳　○○商事　◯◯課でこういう仕事してます！　好きなタイプは新垣結衣です」と言ったとします。

その場合はそれに続いて言える範囲を言い、言いたくないことは省く、でいいでしょう。

はじめに長々と自分語りをしてその場の大人数の注目を集めるよりも、流れ作業のように軽く挨拶するほうがあとでなかよくなれるのです。

男性に「どんな子なんだろう」「もっと知りたいな」と思わせるのが大事です。

3.笑顔で目を見て話す

基本中の基本ですが、自己紹介は「笑顔」で「目を見て」話すことを心がけましょう。

ボソボソ下を向いて話すと「暗い」「話しかけにくい」という印象を与えてしまいます。

自己紹介のタイミングは場の空気に従って

自己紹介は、ドリンクを頼み乾杯をして少し落ち着いたタイミングで行なわれることが多いでしょう。

男性サイドに仕切ってくれる人がいる場合は任せて、男性が先で女性が後、または席順で男女交互に行なう場合もあります。

先走ってぺらぺらひとりで自己紹介をせず、場の流れに従いましょう。

もし聞かれたくないこと、まだ言いたくないなと思うことをみんなの前で質問されたら、「あとでなかよくなってから」など明るく流しましょう。

男性が合コンの自己紹介で知りたいこと

自己紹介で男性は、何を知りたがっているのでしょうか。

男性がまず知りたいのは「名前」

以下の男性に取ったアンケートをご覧ください。

男性は「女性となかよくなれるかどうか」これを一番気にしています。

なかよくなるために相手の名前を知ることは最低条件です。

ただフルネームを伝えるよりは「あさこだけど、あーちゃんて呼ばれてるよ」など、自分のあだ名を開示してみましょう。男性にも「なんて呼べばいい？」と、相手のあだ名も聞き出すと一気に距離が縮まります。

みんなにあだ名で呼ばれている人にはあえて「～さん」とさん付けして呼ぶなど、特別感を出すのも距離感を縮めるテクニックです。

「趣味」でなかよくなるきっかけを探してる

自己紹介で自分の趣味を話すことは多いです。

先ほどのアンケートを見ても、男性も知りたいことのひとつのようです。

恋愛遍歴と同じく、バカ正直に自分の趣味を披露する必要はありません。

女性に人気の「ポーセラーツ」や「ブリザーブドフラワー」などは、案外男性ウケはよくありません。

なぜなら、説明されてもわかりにくいし、男女一緒にやるイメージがないし、男性は興味を持てないことが多いからです。

男性は「趣味」を聞くことによって、女性となかよくなるきっかけを探しています。

「体を動かすこと」「映画鑑賞」「カフェ巡り」「料理」など、気取っていなくて男性にもよくわかる趣味が、いちばん打ち解けやすく、話を続けやすいものです。

ものによっては「今度一緒に行こうよ」「オレもやってみたいな」と次に繋げ、その場で約束を取り付けることも可能です。

次に繋がりそうな「約束」のできる趣味がオススメです。

「恋人の有無」は自己紹介で話す必要ナシ

先述しましたが、恋人の有無は自己紹介で自ら積極的に触れる必要はありません。

質問された場合でも、濁してOK。

謎が残るほうが「どういう子なのか」「どういう恋愛をして来たのか」など相手に考える時間を与えます。

男性は、丸見えよりチラ見せに対してドキッとする傾向があるもの。

気になる男性に聞かれたら、「そんなに知りたいの～？　今度ゆっくり話そう」とその場は流してデートを取り付けるのが正解です。

合コンでモテないときは「自己紹介」も見直してみよう

男性は第一印象から女性を謎解きしていくのが好きな生き物です。

「いい恋愛をしてきたように見える女性」には憧れを抱き「いい部分」を探します。

「いつも遊ばれて来たと思わせる女性」にはその原因を探してしまうような性質があるのです。

多少事実とはちがっても、自己紹介によって、相手の中での位置づけを高く設定することは、合コンを有利に進める上で重要です。

いつも正直に恋愛遍歴を語ってしまうなど、その場は盛り上がるけど次につながらない女性などは、ぜひこのことを徹底してみてください。

（吉川リサコ）

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時：2017年2月28日～3月1日
調査人数：381人（22～39歳の社会人男性）