彼氏に会いたいときの対処法。会いたいと言えないのはなぜ?
彼氏に会いたいとき、あなたはどうしますか? 会いたいと言えない、なんて人も多いのではないでしょうか? ラブホの上野さんによれば「会いたいと言えない」と悩む行為そのものが「重い」のだそう。では女性はどうしたらいいのでしょう? 詳しく教えてもらいました。
彼に会いたいけど言えないという悩みを抱えた女性は決して少なくありません。
私のところにもそういったご質問がよく寄せられるのですが、その理由を聞いてみると圧倒的に「面倒な女と思われたくない」というもので御座いました。他にも「迷惑になりたくない」とか「重荷になりたくない」というものも御座いました。どちらも「面倒な女と思われたくない」と言っていることは大体同じでしょう。
確かに会いたい会いたいと言っている女性は面倒くさいことが多いのは間違いありません。しかし、このように考える女性は1つだけ大きな勘違いをしていると私は思います。
それは「面倒な女だと思われたくない」と思って行動している女性は、男性目線で見ると死ぬほど面倒くさいということ。
まったくもって本末転倒なこの事態。一体どうしたらいいのでしょう。
彼氏に会いたいと言えない女性は面倒くさい
そもそもよほどのことをしない限り、素直に感情をぶつけて面倒と思われることはあまりありません。
男性が女性に対して面倒と思うのは「素直に感情をぶつけたとき」ではなく、圧倒的に「自分勝手に思い悩んでいるとき」なので御座います。
自分勝手な悩みというのは「勝手に悩んで、勝手に結論を決めつけて、勝手に行動をする」というもの。つまり「勝手に会いたいと悩んで、勝手に重荷になると決めつけて、勝手に会わないようにしている」ということです。
もしもすさまじい推察力を持っていて、男性の要求(忙しいから今週は会いたくない等)をピタリと当てているのであればこのようなことをしても問題ありません。また彼氏がどんな行動をしようとも、永遠に我慢ができる場合も問題ないでしょう。
しかし現実的にそんな人間はおりません。確かに女性は男性よりも相手の気持ちを察することに長けておりますが、決して完璧に相手の気持ちを察しているわけではないはずです。
ですので、勝手に会わないという決断をしてしまうと、男性が「『会いたい』って言ってほしいな」と思っているときすら会わないと決断をしてしまいますし、そのうち我慢の限界に達して爆発してしまうことでしょう。
いずれにしても関係の破綻は免れません。
「彼氏に会いたいと言えない」という問題に限った話では御座いませんが、面倒くさいと言われてしまう女性は心のどこかで「いろいろと考える」ということを良いことだと思っている節があるのではないでしょうか。
確かに私も「悪い」とは言いません。
相手のことをあれこれ考えて配慮した行動を取るのは、良い方向に転がることも多いでしょう。
しかし熟考は必ずしも良いことでは御座いません。良いことでも悪いことでもなく、その時々によって使い分ける必要があるのです。
深く考えようが、即決しようが、相手からすればその結論しか見えません。熟考は正しい行動を取れたときにのみ意味があり、間違った行動を取った場合、その行為に大した意味は無いどころか時間の無駄でしょう。
悩むことが悪いことだとは言わないし、悩むなとは言いません。
しかし、悩んだから正しいとか、悩んだから偉いという幻想は決して抱いてはいけないのです。浅慮で素早くシンプルに行動することこそが正解のときも往々にして御座います。
自覚は無いかと思いますが、私が見る限り、悩んでいるから偉いという幻想に取り憑かれている方が非常に多いと言わざるを得ません。
彼氏に会いたいと言えない女性が重い理由
話は戻りますが、「会いたい」と言っただけで、相手のことを重いと思う男性はほぼおりません。仮にいたとしたら、それはもう重いどうこうではなく単純に彼女のことが嫌いなので御座います。
しかし「会いたいけど言えない」というような悩みを持つ女性は往々にして「会いたい」という気持ちを間違った方法で伝えてしまっているので、相手の男性に「重い」と思われてしまっているので御座います。
それではいくつかその失敗例をご紹介させていただきましょう。
女「明日会える?」。
男「友達と遊ぶから会えない」。
女「分かった! 楽しんでね!」。
これはものすごく重い言い方でしょう。
特に最悪なのが最後の「楽しんでね」で御座います。これが本心かどうかは全くもって重要ではなく、男性目線ではどう見ても本心には見えません。
本当は文句の1つでも言ってやりたいのに、それを必死に耐えているようにしか見えないのです。
必死に耐えているといえば聞こえは良いのですが、それがこうも相手に伝わってしまったら、それはもう嫌みにしか聞こえません。
以前、私が電車で席に座っているときに目の前にご老人が来たことが御座います。そこで私が席を譲ろうとすると、そのご老人はそれを断りました。
ここまでは良いでしょう。そのお爺さんがなぜ断ったのかは分かりませんが、断る人を強引に座らせるほど、私はお節介ではありません。
しかしそのご老人は断ったくせに、私の前に立ち続け、しかも腰が痛そうなふりを続けたのです。
それなら座れと言いたくなる気持ちがお分かりいただけるでしょうか。
そんなことをされたら座っている私が妙な罪悪感にさいなまれ、心苦しくなってしまいます。
この「楽しんでね」はそれに近いものがあるでしょう。こんなことを言われたら、男性はもう楽しめません。
「私は我慢しました!」というアピールはものすごく不快な上に、ものすごく重いのです。「会える? (会いたい)」と言っているのだから「楽しんでね!」なんて言っても残念ながら決して本心には見えません。それならば「私を放置するとは何事か!!」と怒ってくれた方がまだマシでしょう。
また1通目の「明日会える?」も重たい原因を作り出しているのは間違いありません。
皆さまが友達を明日遊びに誘うとしてこの切り出しをすることがあるでしょうか?
おそらく決してそんなことはないでしょう。普通は「明日暇?」とか「明日ご飯行かない?」的な誘い方をすることと思います。
「明日会える?」という言い方は「会いたい」という気持ちがだだ漏れなのです。別にその感情を持つことは全く悪くないのですが、言われた側としてはその気持ちに応じられないと少々重いと感じてしまうでしょう。
重たくない「会いたい」の伝え方4つ
それでは前段のことを踏まえて重たくならない彼氏の誘い方を紹介させていただきます。
パターン1:言い回しは丁寧にしない
【NG例】
彼女「明日暇? ご飯行かない?」
彼氏「友達と遊ぶから無理」
彼女「そっか! 分かった!」
【OK例】
彼女「明日暇? ご飯行かない?」
彼氏「友達と遊ぶから無理」
彼女「ほい」
断られた場合は、言い回しが丁寧になるほど重いと感じさせやすいでしょう。極端な話「あい」とか「ほい」くらいで良いのです。
パターン2:日程が合わない場合は代替案をその場で出す
【NG例】
彼女「明日寿司食べたくない?」
彼氏「友達と飲み行く」
彼女「そっか。ならいいや」
【OK例】
彼女「寿司食べたくない?」
彼氏「いいね」
彼女「明日は?」
彼氏「友達と飲み行く」
彼女「それなら明後日は?」
彼氏「空いてる」
彼女「それじゃそこで」
彼氏「ほいほい」
もしも結果的にダメだった場合、会う予定をその際に決めてしまった方が男性に重いと思わせにくくなります。
なぜならば予定さえ決まってしまえば、男性はある意味で責務を果たしたと思えるのです。ですので、重さはかなり軽減されることでしょう。
パターン3:「なんで?」と言わない
【NG例】
彼女「明日、家行っていい?」
彼氏「俺いない」
彼女「なんで?」
彼氏「友達と飯」
彼女「それならいいや」
【OK例】
彼女「明日、家行っていい?」
彼氏「俺いない」
彼女「ぬ、浮気か?」
彼氏「友達と飯」
彼女「それなら明後日は?」
彼氏「いいよ」
彼女「ほい、ビールいる?」
彼氏「黒ラベル」
彼女「おけおけ」
「なんで?」と聞きたくなる気持ちはわかりますが、このフレーズは非常に重くなりやすいので注意が必要でございます。
「まさか浮気~?」とジョークの1つでもあえて交えて聞いた方が、重くなりにくいでしょう。
男性が「重たい」と感じるものの正体
重たいとは何かと言えば「相手の要望に応えられない」ということで御座います。つまり「会いたい」と要望を出されたのに用事があって会えないと、男性は相手の期待に応えられていないと感じるのです。
そのため「そっか! 楽しんでね!」という前段の最初に紹介した例は最悪レベルで重たいといえるでしょう。なぜならば女性の方から話を終わらせてしまい、男性の「要望に応えたい」という望みを絶っているからで御座います。
世の中の重い女性は大体これをやらかしているのです。お互いに別の人生を歩んでいるのですから予定が合わないのは仕方がありません。それなのに一度予定が合わないだけで代替案も出さずに話を終わらせてしまうから重たいのです。
この点さえ守れば、「会いたい」と言ってもよほどのことが無い限り重たいとは思われないでしょう。
逆に会いたいのに会いたいと言わないのは、それはそれで男性目線では死ぬほど重いと言わざるを得ません。
なぜならば男性があなたの要望に気が付いたとき、自分が恐ろしく相手の希望に応えられていないと感じるからで御座います。
彼氏に重たいと思われない簡単な方法
とはいえこんな面倒なことを考えなくても「重い彼女」と思われなくなる、非常に簡単な方法が御座います。
それは彼氏以外の楽しみを作ること。
彼氏に依存していなければ、重いと思うことはまずないでしょう。
自分がいないときに別の楽しみを見いだせない彼女を想像するからこそ、男性は彼女のことを重いと感じてしまうので御座います。
(ラブホの上野さん)
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