SHIHO、輝く40代を生きる秘訣vol.3「子育てで自分を見失った時期、ある一つの言葉に救われた」

40歳を迎えたSHIHOさんが、今も大切にしているセルフケアをまとめた著書『SELFCARE セルフケア 今すぐ始められる40のアンチエイジング法』にちなみ、SHIHOさんにインタビュー。最終回の今回は、母として、女性として、自分らしく美しく生きていくための秘訣に迫りました。

自分を見失っていた時期もあった……

―SHIHOさんは母として、女性として、子どもが産まれても自分らしく美しくいらっしゃると思うのですが、その秘訣は何でしょうか？

SHIHO：そんなことないですよ。自分を見失っていた時期もありました。

―それはいつごろですか？

SHIHO：私の場合、仕事復帰して、仕事と子育てと家庭の両立をはじめたころから、毎日が忙しくて、ヨガどころか自分の時間が全くとれなくなって、自分らしさが何だったかさえもわからなくなっていました。体型管理ができていなくて太ったり、物事がうまくまわらなくなったりしたのが、ちょうど出産して3年後くらいのときでした。また、夫婦仲も、子どもにフォーカスしすぎてよくなかったですね。出産前は主人のことを優先していましたが、出産後からは子育てや仕事、家事の優先順位が高くなって。優先順位が1番だった人が4番目くらいになってしまうと、関係性は変わってきますよね。それで、一時期、主人とは喧嘩になったときがありましたね。

夫婦関係の修復方法とは？

―そのときは、どのように関係を修復したのでしょうか？

SHIHO：相手にいろいろ要求することを控えました。自分の時間を作り、心身をケアして心に余裕が持てるようになるとバランスがよくなった感じはありましたね。自分が満たされてないと、気づかないうちに相手に何かを求めすぎてしまう。大事なのは、相手ではなく自分が変わること。相手に変わることを求めなくなったときに、すごくうまくいくと思うんですよ。

―本の中で、SHIHOさんは「自分とうまく付き合っていくことができたら、ほかの人との関係だってうまくいく。大事なのは、まず自分との関係に正直になることだ」という言葉に出合ったとき、目から鱗の驚きがあったと書かれていましたが、まさにその通りですね。

SHIHO：本当にそうだと思います。冷静にまわりを見渡してみても、イライラしている人は心が満たされていない。でも、余裕がある人は相手に対してやさしさをもてますよね。私も満たされていないときこそ、子どもにやたらめったらイライラして怒ってしまいます。そんな自分に気づいて、落ち着いたときに「ごめんね」と謝ったことが、何回もありましたね。

産後のケアで大事なこと

―自分の時間を意識的に持つことが大事なんですね。では、SHIHOさんが、産後のケアで大事にしていることは何ですか？

SHIHO：出産後は、「抜ける、乾燥する、ゆるむ」が起こってきます。抜け毛には断乳後からサプリメントを、肌の乾燥には保湿ケアを、ボディのたるみには引き締めクリームを取り入れました。自分の時間を持ちづらいからこそ、時短のケアを心がけましたね。

―そのほかにも、本には、子宮や白歯、入浴、化粧など、出産前に知っておきたい産後ケアの知識が詰まっています。

40代の抱負とは？

―最後に、SHIHOさんの40代の抱負をお願いします。

SHIHO：40代になってますます新しいことへチャレンジしたいという気持ちが芽生えています。視野を広げる上で、海外でも仕事をしていきたいですね。国民性や文化のちがいのおもしろさもありますし、子どもにもそういう世界を見せてあげたいという思いもありますね。結婚・出産・仕事……いろいろありましたが、人生の分岐点に立ったときこそ、わくわくする気持ちにしたがって生きていきたいと思うんです。決断すべきタイミングで、わくわくすることを選ぶことこそが、自分らしく輝いて生きていくための秘訣だと思いますよ。

（最初から読む）輝く40代を生きるため、20代でやるべきこととは？

（マイナビウーマン編集部）