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やめるにはどうしたらいい? ダメ男製造機の特徴10

ぱぷりこ(恋愛コラムニスト)

「付き合った人が全員ダメ男になるんだよね」「なんで彼氏がいつもダメ男なの?」

このような言動を言った、あるいは言われたことがある女性は、ダメ男製造機女子かもしれません。

幸せになりたい、愛されたい、大事にされたいと思っているのに付き合う男性が「ダメ男」になるのはなぜ? どうしたらダメ男製造機をやめられるの? という女性のために、ダメ男製造機女子=付き合う男性がダメ男になる女性について解説します。

ダメ男にはどんな特徴がある?

そもそも「ダメ男」とはどんな男性なのでしょうか。真性ダメ男もいますが、「ダメ男製造機」の女性と付き合ってダメ男になってしまう「ダメ男予備軍」もいます。

自分の世話を自分でできない

すべてのダメ男は、自分の世話を自分でまともにできません。自分の生活を支える家事(料理や掃除洗濯)はママか彼女任せ。まるで「身体が大きい幼児」です。

お世話されて当たり前・感謝しない

ダメ男は、他者に自分の世話をしてもらっているにもかかわらず、感謝の気持ちなどなく、「お世話されて当たり前」と思っています。どんなに世話をしても「ありがとう」の言葉は聞こえてきません。

世話の質が下がると文句を言う

ダメ男は、世話をしてもらって「ありがとう」とは言いませんが、世話の質が下がるとすぐに文句を言いはじめます。「今月のお金これだけ?」「掃除してなかったよ」「忙しそうにするの、当てつけ?」など、悪質クレーマーもびっくりのいちゃもんをつけてきます。

謝らず、他人のせいにする

ダメ男は「自分は悪くない」と思っているため、謝ろうとしません。怒られたら、「お前がこういうことをしたから」と他人のせいにしたり、「俺を責めるの? ひどい」と被害者モードになったりして、とにかく自分を守ろうとします。

たまに甘える、褒めてくる

ダメ男は基本的に自己中心的ですが、たまに甘えてきたり、「好きだよ」「君がいてくれるから」と甘い言葉を言ってきたり、安いプレゼントをくれたりします。あまりに傍若無人にふるまいすぎると、宿主女性が疲れ果て、逃げてしまうからです。アメとムチの割合は、1:9です。1のアメを与えられた女性は「私が彼を守らないと」と思い、離れることができなくなります。

浮気に抵抗がない

ダメ男は、よく浮気をします。彼らは「自分の世話をしてくれる女性」が必要な生き物なので、自分の世話をしてくれそうな宿主女性がいたら、彼女がいようがいまいがおかまいなしに口説きます。自分の世話をしてくれる女性への感謝などありませんから、罪悪感もゼロ。さくっと浮気や二股をします。

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ダメ男に惹かれてない? あなたの「ダメ男にハマりやすい度」を診断します。

ダメ男製造機女子になってしまう女性の特徴8

「ダメ男製造機女子」は、なぜ付き合う男性がみな「ダメ男」になってしまうのでしょうか。また、なぜダメ男候補と付き合ってしまうのでしょうか。「ダメ男製造機女」の特徴は下記のとおりです。

なにをされても怒らない

ダメ男が傍若無人になるのは、「なにをしてもいい」「絶対に怒られない」「見捨てられない」という安心感があるからです。普通、人間は自分を傷つけたり利用してきたりする人には、怒ったり距離をとったりすることで防衛します。しかし、ダメ男製造機女子は、一般的な人が怒るべきポイントで怒りません。ダメ男は宿主女子をよく見ていて、「ここまでしたら怒られるかな」「まずいかな」とうかがいながら、行動や要求をエスカレートさせていきます。彼らの「傍若無人してみるテスト」のときにきっちり怒れないと、「この女はなにをしてもオッケー」と見なされてしまいます。

つねに自分より相手を優先させる

ダメ男製造機女子は、自分の都合や意見よりも、相手の都合や意見を優先させ、自分を後回しにします。他者と意見がぶつかったり、都合をどちらかに合わせなければならなかったりする場面は数多くあります。通常は「自分の都合や意見を優先させる」こともあるし「他人の都合や意見を優先させる」こともあるものですが、ダメ男製造機女子は「100%相手を優先」させます。そのため、ダメ男は「絶対に優先されることがわかっている」ため、思うぞんぶん要求をぶつけてきます。

言われたことは絶対にやる

ダメ男製造機女子は、言われたことはまじめにやろうとします。若いころは「優等生」「いい子」と呼ばれたタイプです。彼女たちは、ダメ男の無茶振りでも、求められたら「ちゃんとやらなくちゃ」と思ってしまいます。

無駄に強い使命感がある

ダメ男製造機女子は、どんなダメ男であれ、「彼の世話は私がやらないと」「私が守らないと」と、謎に強い使命感を持っています。成人した大人であれば、自分の世話は自分でするものですが、彼女たちは「自分が世話をしないと彼が生きていけない」と考えているため、世話をやめようとしません。

自分の感情や意見を把握していない

ダメ男製造機は、自分の気持ちや意見を把握していないことが多いです。だから、ダメ男の要求を優先させ、ノーと言えません。そもそも自分がどう思っているかを把握できていないからです。そのため、ダメ男に洗脳されやすく、「私が彼を世話しているのは私の意思なんだ」「私が悪い、もっとしっかりしなくちゃ」と思ってしまいます。

身体が丈夫

ダメ男の世話は過酷なブラック労働です。ダメ男の要求は基本的にエスカレートしていくため、どんどん世話のコストと精神・身体の疲労がたまります。しかし、ダメ男製造機女子は、身体が丈夫なので、普通の人がギブアップする状況を乗り切ってしまいます。そのため、ダメ男は「わーい、丈夫なサンドバッグだ」と、ますますタコ殴りにしてきます。

自分を守る能力が低い

ダメ男製造機女子がサンドバッグになってしまうのは「自分の尊厳や生活を守る能力が低い」からです。怒ってカウンターパンチを食らわせて自分を守らなければならない場面でも、黙ってタコ殴りにされてしまいます。

自尊心が低い

ダメ男製造機女子は、「自尊心が低い」女性であることが多いです。彼女たちが「自分を守る能力が低い」のは、「自分を守ってあげよう」「自分を大事にしよう」という気持ち=自尊心が低いからです。「こんな私なんて」と思っているため、ダメ男にタコ殴りにされても文句を言おうとしません。

依存してくれる人が欲しい

ダメ男製造機女子は「こんな自分なんて」と思っているため、ダメ男のことを「こんな自分のそばにいてくれる人」と美化しています。彼らの世話をして依存させることで、自分から逃れられないようにしています。だから、彼らが依存して甘えてくるほど「こんなに依存してくれるなら逃げないだろう」「自分は必要とされている」と満足感を覚えてしまいます。

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ダメ男を作り出すスパイラルから抜けるには

では、ダメ男を作り出す負のスパイラルから抜けるにはどうすればいいのでしょうか。

別れを検討する

まず、今すぐダメ男とは別れを検討しましょう。物理的な距離を置くことは最強の防衛策だからです。

しかし、ダメ男製造機女子は「彼の世話をしなくては」という強い使命感にかられていることがままあるため、すぐに別れられないことのほうが多いです。別れられるならすぐ別れるに越したことはありませんが、別れられなくても大丈夫です。次の項目に進みましょう。

自分ひとりの時間と部屋を確保する

「別れる」という物理遮断が無理なら、「プチ物理遮断」をしましょう。ダメ男製造機から抜け出すには、「自分のことを考える」余裕が必要だからです。同棲していないなら休日のどちらかは「自分ひとりだけの時間」にして、同棲していて四六時中一緒にいるなら、どうにかして「自分ひとりの時間か場所」を作り出しましょう。

自分の気持ちや感情を書きまくる

時間と余裕を確保したら、「自分の気持ちや感情」を把握することをはじめましょう。ちょっとイラッとしたとき、違和感を覚えたとき、「気にしないようにしよう」とスルーせず、「自分はこの言葉が引っかかっている」「ここで嫌な気持ちになった」と書き出しましょう。ノートでも非公開Twitterでもブログでもなんでもいいです。きちんとした文章である必要もありません。殴り書きでいいので、毎日数カ月は続けましょう。

書いた内容を見返して整理する

ある程度「お気持ち記録」がたまったら、今度は分析です。なんども出てくる言葉や場面を洗い出し「自分はこういうときにイラッとしている」「こう言われたときに悲しい」「こんなときにストレスを感じている」といったことを見つけ出しましょう。それが、自分が普段「見過ごしてきた自分の感情」「押し殺してきた自分の気持ち」です。

ノーと言う

「自分はこういうときに嫌だと感じる」「ストレスを覚える」ということを把握できたら、次はそれらの「自分を嫌な気持ちにさせるもの」にノーと言うことをはじめます。最初から全部を断ることは心理ハードルが高いでしょうから、最初は5回に1回ぐらいでいいです。彼相手に難しいなら、「気分が乗らない飲み会を断る」くらいのことからはじめてもいいです。ダメ男に対しても「ごめん、それはちょっと今回は難しいかな」と断ってみましょう。

自分の意見を言う

「ノーと言う」と同時に、自分の意見を言うこともはじめます。「そういうことを言われると悲しい」などがよいでしょう。

意見を言う自分を全力で礼賛する

ノーや自分の意見を言ったあとは、「きちんと言えた自分、えらい!」と自分を褒めることが大事です。ダメ男は「冷たい」「愛が足りない」「態度が悪い」など文句をつけてくる可能性が高いですが、そこで罪悪感を覚えてなにも言わなくなったらもとの木阿彌です。「彼がなんと言おうと私はえらい! 最高! 宇宙一最高の女!」と、テンション高く声に出して、自分を褒めたたえましょう。「ノーを言えた日」「意見を言えた日」をカレンダーに印をつけるのもいいでしょう。

信頼できる人に褒めちぎってもらう

自分だけではなく、他者に「えらい!」と褒めてもらうことも大事です。信頼できる人、自分を心配してくれる人に「ダメ男製造機をやめたい」「意見を言えたら褒めて欲しい」と伝え、全力で礼賛してもらうようにしましょう。

上記を繰り返しまくる

上記を繰り返していると、自分の気持ちとダメ男の態度、両方に変化が出てきます。「私、ちゃんと言えるかも」「自分の意見を言ってもいいんだ」と思えてきます。一方、ダメ男は不機嫌になるか、アメを増やしてきます。どちらにせよ、これまでバランスが取れていた関係に変化があらわれます。そうしたらチャンスです。もういちど冒頭の「別れを検討」してみましょう。もし気持ちの変化があったら、それも全部、記録しておきましょう。

ダメ男への執着が切れる瞬間を待つ

すぐ別れられなくても、「自分の気持ちをきっちり把握する」ことを繰り返していけば、いずれはダメ男とうまくいかなくなる瞬間がやってきます。自分が「もう無理だ」と思うか、ダメ男のほうから「別れよう」と言ってくるかのどちらかがやってきます。それまで、ノーと意見を言う筋肉をモリモリ鍛えましょう。

ダメ男は防御力が高い女には近づかない。防御力を上げよ!

上記の方法は「自分を守る防御力を上げる」方法です。「自分の意見を言う」「自分が嫌なことにはノーと言う」ことが、自分を守るメンタル免疫になります。ダメ男は、防御力が高い女性には近づきません。自分を守る防御力を上げることで、ダメ男を生み出してしまうことも、ダメ男候補を引き寄せることも防げます。

「自分を守る防御力」は、生物として持つべき能力です。罪悪感を抱くかもしれませんが、「うるさい! 私は生物として正しいことをする!!!」と叫びながら、自分を守り、自分を褒めたたえましょう。こうしてできた「防御力」が「自尊心」です。

殴られるままのサンドバッグを脱して、やるべきときはきっちりやれる、かっこいい女になりましょう。

(ぱぷりこ)

※画像はイメージです

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