お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

彼が自分にとって「一生の相手」かを見極めるチェックポイント

恋愛部長

豊富な失恋経験・恋愛アドバイス経験をもつ“恋がへたくそな女子代表”恋愛部長さんが、働く女子の恋の悩みにアドバイス。さまざまなトライ&エラーのすえに編み出された、誰でも真似しやすい「恋のメソッド」を指南します!

こんにちは! 恋愛部長です。恋の悩みって、人間関係や自分自身の問題とか、いろいろな要素が複雑に絡み合っているもの。恋の悩みを解決することで、もっと生きやすい自分になれるかも。今日もみなさんのお悩みをいっしょに考えながら、幸せになる方法を探していきましょう。

「相手がどう思うか」が気になってしまい、付き合っている彼にも本音を打ち明けられない

付き合っている彼に限らず、距離の近い人に対して本心・本音を打ち明けることが苦手です。「相手に嫌われてしまわないか?」などと余計なことを考えすぎて、自分をさらけ出すことができずにいます……。

(すず/23歳/小売店/販売職・サービス系)

今回は、付き合っている人にも本心をさらけ出せない、というお悩みですね。

わかるわ~。私にもそういうの、ありましたよ! たぶん、他人に対して根本的なガードが固いんですよね。原因はよくわからないんだけど、他人に心を開いて本音で語り合うのが苦手。自分を出して嫌われたら怖い。そもそもどうやって自分を出せばいいのかわからない。そういう感覚でしょうか? 下手に理性でコントロールできちゃう人は、こういうことになりがちですよね。

他人に迷惑をかけたくない。全部自分の中で処理できちゃう。もしかすると、友だちに対してもそうなんじゃないかな?

私はそうでしたよ。高校時代には、友だちから、「水臭いよね」って言われました。あまりに何も相談しないから。だって、そんな自分の話を聞かせて、迷惑じゃないかな? 自分の本音なんか言って理解されなかったら嫌だなって。まぁ他人に心を開くのが苦手なタイプっていますよ。ホントに。

このタイプは本当に、誰かと付き合っていくのがしんどくなることがありますよね。週一とかで会うレベルの恋愛お付き合いならいいけれど。もしも一緒に住むとか結婚するとかってなったら、やっぱり相手に気を使いすぎちゃって、自分を出せずに溜めこんで、つらくなっちゃうと思う。私も、友だちと自分を比べてずいぶん悩みました。「あの子は言いたいことをポンポン言えて、うらやましいな」「人に嫌われるかも、とか思わないんだろうな……」「私はどうしてこんなに自分の殻にこもって素直になれないんだろう」って。

自分をさらけ出すのって、実は勇気がいることなんですよね。相手が必ず受け止めてくれるっていう絶対の自信がない限り、誰だって傷つきたくないから、自分を相手に明け渡すことなんてできません。でも、たとえば家族には、どうですか? さすがに、家族に対して自分をさらけ出せない人って少ないのでは。だからワガママを言ってみたり、ときには不機嫌をぶつけてみたり、「うるさいなー」とか乱暴なこと言えちゃったりするんだよね(お母さんごめんね……)。

もしも、いま彼に対して自分をさらけ出せないのだとしたら、それは、彼が自分を受け止めてくれるっていう確信がないからなのでは?

それは、彼の器のせいなのか。彼の自分に対する思いに自信がないからなのか。どちらにせよ、「どうせわかりっこない」とか、「彼はそこまで私を受け止める気がないにちがいない」とか心の底で思っちゃっている可能性はないですか?

まずはその思い込みを取り除かないとね。相手の態度って、自分の態度の鏡なんです。

こちらが心を開いていれば、向こうも開いてくれる。こちらが閉じていると、向こうも閉じる。もしも、自分を素直に出せないと、向こうも出せなくなってしまう。だから、ちょっと勇気はいるけれど、自分を素直に出せるよう努力したほうがいいと思います。

信頼できる人に、自分の気持ちを説明する

オススメの方法は、まずは身近な友だちで、自分を絶対に受け止めてくれる人に対して練習してみること。ほんの小さなことでいいので、自分の今の心情を打ち明けてみましょう。絶対に自分を否定しない人を選んでね。辛口な友人とかはこの場合は不向きだからね。

信頼できる人を選んだら、仕事で自信をなくしているとか、誰かに嫉妬しているとか、少しネガティブなことを打ち明けてみて、それでも友だちが親身に聞いてくれることを確認しましょう。

きっと、友だちは受け止めてくれます。そして何も変わらないか、今まで以上に、親密な雰囲気を持ってくれると思います。その感覚を忘れないようにしましょう。自分が何を打ち明けても、自分のどんな面を見せても変わらずにいてくれる人がいる、ということを体感すればいいのです。

「いやいや、それが難しいんだよ」という方には、まずノートに書くことをオススメします。私自身がずっと続けていたことですが、ノートに、今の自分の思っていること、ネガティブなこと、悩み、人には言えない想いなどを、誰かに読ませる目的ではなく、ただ思いつくまま書きつけるんです。毎日1ページでも2ページでも、心に浮かぶことをとにかく書き出す。それで、だいぶすっきりしますし、自分がいま何を考えているのかを目で見ることができます。

私は、仕事や人間関係などで煮詰まってしまったときは、このノートを一冊持って、ふらりと旅行に行ったりしていました。宿でゆっくりしながら、途中の電車の中で、旅先のカフェで、ノートを広げてひたすら自分の心に浮かんでくることを書き出しました。

このノートを書くことに慣れたら、書き出した中から、人に話しても大丈夫なものを友だちに説明してみるのです。なるべく素直に、わかりやすく。人に話すことで、昇華できる想いはたくさんあります。「誰かが聞いてくれ、受け止めてくれた」というだけで、解決できることもたくさんあります。

そして、友だちで慣れてきたら、彼に対しても、少しずつ自分の想いを伝えるように努力しましょう。別に、ワガママを言ったり、感情的にふるまったりすることが、自分をさらけ出すことではないですから、自分のできる範囲で、自分が明かしたい分だけ、彼にも伝えていけばいいのです。焦りは禁物。最初は小出しでいいので、彼が一つ一つ受け止めてくれるのを確認しながら、自分の中で、彼に伝えきれていない想いを伝えていきましょう。

このとき、メールやSNSに頼らず、自分の言葉で、面と向かって話すことが大事。メールなどはどうしても、独白調になりがちで、相手に受け入れてもらっている感じもつかめません。なので、勇気はいりますが、相手の目を見て、直接話すことが大切だと思います。

「相手はそこまで自分を受け入れたいと思っていないんじゃないか?」と不安になってしまったら、この言葉を思い出してくださいね。「人に心を開かれて、その人を嫌いになれる人なんかいない」って。

小さな子どもが、誰からも好かれる理由は、子どもたちが、他人に対していっさいガードをしていないからです。どんな容貌でも、服装、職業も関係なく、誰にでも同じように笑いかける。無邪気に相手を信用して、心を開いている存在なので、だれもが子どもをいとおしいものと思うのです。

それと同じで、人は、誰かに信用されて、心を開かれていると、その人を嫌いになれないし、裏切れない、と思うものです。もちろん、そこに邪心が感じられない場合に限りますが。何か損得勘定が感じられたり、「自分の思うままに相手をコントロールしたい」「ワガママを聞いてもらおう」といった意図を感じてしまったりしたら、「そんな相手は面倒見切れない」って思ってしまうでしょう。

でも、普通の人間が、心を開いて、自分のネガティブな部分も含め、相手にさらけ出したとしたら、それを嫌う人なんかいません。むしろ、「自分もそういった部分を見せていいんだな」とホッとすると思います。

大事なのは、ビビりすぎて、相手の顔色をうかがいながら自分をさらそうとしないこと。やるなら、無邪気に。素直な子どもになった気持ちで。相手を信じて心をどーんとあずけてしまう気持ちでいきましょう。大丈夫、愛されていれば、絶対に受け入れられます。

一生の相手は「素を出しても安心できる人」

もしも、自分が自分の素を出して相手が引いてしまったら、その人はあなたの一生の相手ではない。今だけの、恋愛向き、表面的なお付き合い向きの人でしかないんです。もしも結婚して一生をともにするのなら、自分が素直になれる相手、自分が素でいても安心していられる相手でなくては続きません。どんなに相手を好きでも、心が開けない人とは一緒にいられないものです。

そこには、相手との相性もあって。ある人の前では、すごく素直になれるのに、ある人にはどうしてもうまく心が開けない、ということはよくあります。私にも、すごくすごく好きで、何を捨ててもこの人と一緒になりたい! という彼がいました。でも、その人には、どうしても自分の思っていることや感じていることを素直に伝えることができなくて。言葉にしても相手に伝わっている気がしなくて。最後は大爆発して別れてしまいました。

相手の何が、私を萎縮させたのかはわからないけど、とにかく、その人に対しては、私はいつも黙り込んでしまった。たぶん、そういう取り合わせだったんだと思います。人間には、持って生まれた強弱関係がありますからね。ある人には妙に気をつかってしまって、うまく自分が出せないっていう。

逆に、いまの夫は、最初からすごく素直にいられた人でした。ほとんど構えることもなく、気がつけば素で、自分の思っていることをポンポン言っていました。そして、彼もそれを楽しそうにウンウンと聞きながら受け止めてくれました。その“受け入れられている感”があったからこそ、結婚してからも、この人には何でも相談できる、喧嘩になっても必ず理解し合える、と思えたんです。

好きだという気持ちの大きさとはまったく関係なく、その人といる自分はどんな自分なのか。それを考えるのは大事なことです。私がよく言う言葉ですが、「どの人を選ぶかは、どんな自分でいたいかを選ぶことだ」って。いつも気を使ってしまって、自分らしくいられない、すごく好きな人といっしょにいる自分を選ぶのか。それとも、自分が自分らしく素直に居させてくれる人を選ぶのか。それは自分のこれからの人生を選ぶこと。自分を幸せにできるのは自分しかいませんから。

もしも相手との相性が原因で、自分が素直になれないんだとしたら。そして、どんなに努力してもその溝が埋められないのだとしたら。いったん、「ほかにも恋の可能性がないか」を考えてみる機会かもしれませんね。
では、今回のまとめです。

【素直になれない自分を変える方法】

1)絶対に自分を受け入れてくれる友だちに、少しずつ自分の心の内を話す練習をしよう
2)友だちに話す勇気がまだない場合は、ノートに自分の想いを書き出して、自分の気持ちを説明する癖をつけよう
3)付き合っている彼にも、きっと受け入れてもらえると信じて心を開こう。そのとき、ビビって相手の顔色をうかがってしまわないこと
4)「心を開いてくれる人を嫌いになれる人はいない」と念じよう
5)もしも、心を開いても受け入れられない気がしたら、その人は一生をともにする人ではないのかも
6)人によって、自然と素直になれる相性の人もいることを忘れずに。勇気を出して、別の可能性を探すことも大事

参考記事はこちら▼

あなたを本当に幸せにする「真の相手」はどんな人? 診断でチェックしてみましょう。

SHARE