いつまで続くのこの話……何気ないひと言から生まれた、苦痛な時間6パターン
「昨日の試合、すごかったですね」「最近コレ流行ってますよね、私も好きです!」……仕事や営業トークで、本当はそんなに興味のないことや、当たり障りのない話題に触れることはよくありますよね。そんなときに、相手がものすごい勢いで食いついてきて、ヤバイと思ったときはもう遅い。相手の話を延々と聞く、忍耐のひと時……。働く女性が経験したほろ苦いエピソードをお聞きください。
好きなことは語りたい
・「初めて宝塚を見に行った話をしたら、友人がすごいヅカファンだったらしく、宝塚の歴史や過去のスターなど、延々と話を聞かされた」(24歳/食品・飲料/専門職)
・「献血について少し触れたら、相手が献血を記録的に多くしているみたいで、私も献血に行くように強く勧められ、結局一緒に行く約束をした」(32歳/医療・福祉/専門職)
・「職場の上司に政治の話をしたら、上司の話が止まらなくなってしまった。みんなその人には政治の話をしないように気を付けている」(33歳/医療・福祉/専門職)
・「趣味は音楽鑑賞だと言ったら、能の話を延々とされた。それじゃない」(28歳/自動車関連/事務系専門職)
・「飲み会の席で、漫画やアニメに興味がないのでなにも知らないと言ったら、男子たちが熱く語り始め、最終的には貸すから読んでとまで言われ、断るのに必死だった。それ以来、男子の前ではその話題はしないようにしている」(28歳/機械・精密機器/その他)
一番多かったのは、「相手の好きな話題をうっかり振ってしまった」パターンでした。なかには「音楽鑑賞と聞いて能の話をする」など、解釈が強引だったり、自分の好きなことに無理やり付き合わせようという人もチラホラ。自分はこんな風にならないよう、気を付けたいですね。
みんな自慢したい
・「服装をほめたら、どこで買った、とか延々と話をされた」(25歳/その他)
・「上司の高級時計をほめたら、時計を買った経緯、歴史を延々と語りだしてしまった」(30歳/医療・福祉/専門職)
お気に入りのものは、やっぱり誰だって自慢したいのですね。でも、それも限度があります。「延々と」語るほどのモノでもないでしょ……と心の中でツッコみつつ、じっと耐えるひと時です。
わかってあげて
・「髪の毛の量を気にしている男性に『美容院に行く』と言ったり、髪の悩みを言うと、急にテンションが低くなるので、言わないようにしている」(27歳/ソフトウェア/技術職)
・「日差しが強かったので、『まぶしいね』と友人に言ったら、偶然通りかかった同僚(最近薄くなってきた人)にめちゃくちゃ怒られた。自意識過剰ではないでしょうか……」(27歳/学校・教育関連/技術職)
髪の毛の話題は、女性にはうかがい知れないほど男性にはセンシティブな話題らしいです。少々理不尽なことがあっても、それだけ気にしているということなので、そっとしておいてあげましょう。
軽はずみでした……
・「医者に『風邪っぽい』と言ったら、素人判断するなと怒られた」(30歳/生保・損保/事務系専門職)
・「看護師に向かって『今の医療技術は…』とアバウトなことを言ったら、専門知識満載で言い返された」(32歳/金融・証券/営業職)
“釈迦に説法”のパターンもありました。プロが相手だと、こちらも気を引き締めなければなりません。
なぜか怒られた
・「お客さんにわがままを言われて、一応承諾。でも、本来は……とお客さんに説明しようとしたら、『あんた高飛車ね!』と言われた。あんたに言われたくないよと思った」(23歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「怒られて、『でも』と言ったらさらに怒られ、先輩まで巻き添えにした」(27歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
逆切れされたり、火に油を注いだり……相手が怒っている場面では、何が起こるかわかりません。嵐は過ぎ去るのを待つしかなさそうです。
まさに!?
・「アニメの有名なひと言に反応したら、ものすごい勢いでほかのアニメの話をされた」(29歳/電機/事務系専門職)
「あ、それ知ってる!」と軽いノリで反応したら、嵐に巻き込まれたパターンです。そのひと言が、「バルス」だったら完璧なのですが。
世の中にはいろんな「スイッチ」があるようですが、やっぱり、一番感度がいいスイッチ(?)は「好きな話題」のようです。雑談は仕事の潤滑油ですから、どうせ話すなら相手も好きな話題がいいですが、長すぎるのは困る……悩ましいところです。
(まさおかりく)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年7月27日~8月10日にWebアンケート。有効回答数219件(22歳~33歳の働く女性)