働く女性ならではの社会貢献とは?
一昔前から社会はガラッと変わり、女性の社会進出が特別なものとされていた時代は終わりました。今では女性も男性同様働き、結婚しても家庭に入ることなく、共働きも一般化してきました。男女平等に働くことは当たり前のことになりましたが、「女性ならでは」の働き方、社会貢献の仕方、というものが現代社会には求められています。それは一体どういったものなのか、働く女性たちに聞いてみました。
■働く女性として自立する
・「女性が暮らしやすい社会の実現。働いていてまだまだ女性が働きやすい社会ではないといつも痛感するから」(30歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「自らが働く女性のロールモデルとなる。前例を作ることができるので」(25歳/学校・教育関連/その他)
・「自分の仕事をしっかりやって、経済・社会・後世の女性の地位向上に貢献すること。今は、女性の仕事で世の中が大きく変わるから」(31歳/学校・教育関連/技術職)
・「1人でも多く働くことで、女性の社会進出を助けている。自分は特になにも貢献していないから」(24歳/自動車関連/事務系専門職)
女性が社会でバリバリと働くことが当たり前になったとは言え、いまだに風当たりが強い場面があるのも確かです。そこでくじけず、女性の立場を確立していく先人が求められています。
■子どもを産んでも仕事をやめない
・「子どもを二人以上生む。少子化だから」(27歳/電機/営業職)
・「子どもを産むこと。少子化対策」(23歳/金融・証券/専門職)
・「子どもを産んで、産休育休の取得推進、保育園の増加、ワーキングマザーに対する会社の制度など道筋をどんどん作り、未来につなげること。まだまだ女性の社会進出に対する動きが活発じゃないから。制度と理解が確立されたらこれからの未来を託される若者たちが安心できると思って」(33歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「育児。産休からの復帰と両立」(32歳/学校・教育関連/専門職)
育児休暇の制度が整ってきてはいますが、休暇明けの仕事復帰にハンデを感じている女性も多いそうです。休暇明けから復帰まで、スムーズに行うためには、先ほどの項目同様、いい前例を作ることによって、システムやルールを改良していく必要があります。
■女性が共感できるものづくり
・「女性目線での商品やサービスの開発。男性には思い浮かばないような発想やアイデアがあると思うから」(28歳/学校・教育関連/専門職)
・「女性はうつ病などになりやすいのでそれを経験したことを生かしたい。話を聞いて少しでも気持ちが和らいでもらえればいいと思ったから」(33歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「男性がなかなかやらなそうなことをする。男性と女性では目を付けるところに違いがありそう」(29歳/学校・教育関連/専門職)
今まで、男性目線で作られてきたものや制度を、女性の目線で刷新するということも、世の女性たちにとって大きなプラスになります。
女性だからこそできる社会貢献、このようなものが挙がりましたが、どう感じたでしょうか?女性だからこそできること、女性でなければできないこと、そういったものを自分の強みにして、社会での地位を確立したいものですね。
(ファナティック)
※『マイナビウーマン』にて2015年5月にWebアンケート。有効回答数123件(22歳~34歳の働く女性)
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