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束縛してない? 「干渉しない」恋人になるコツ

織田隼人(心理コーディネーター)

中田ボンベ@dcp

彼氏のことが好きすぎると何かと干渉したくなるもの。しかし度がすぎると相手を束縛することになり、別れの原因になることもありますよね。そこで今回は、彼氏を束縛しないような「干渉しない付き合い」をするコツについて調べてみました。

束縛する男性 VS 干渉しない男性

恋人に干渉しない付き合い方を探る前に、まずは「束縛する男性」をどう思うのか、女性に聞いてみました。

女性が好きな男性は「干渉しない男性」

束縛が激しい男性とまったく干渉しない男性では、どちらが好ましいか女性に聞いてみました。

Q.束縛が激しい男性かまったく干渉しない男性、付き合うとしたらどちらがいいですか?

束縛が激しい男性(15.2%)
まったく干渉しない男性(84.8%)

結果は「まったく干渉しない男性」を支持する女性が約85%と非常に多くなりました。極端な例ではありますが、束縛することは普通は嫌われるようですね。

「干渉しない男性」がモテる理由

なぜ「干渉しない男性」のほうが好意的に見られるのでしょうか? 上の質問で「まったく干渉しない男性がいい」と回答した人に、その理由を聞いてみました。

自分の時間を確保したい

・「自由にすごせる」(27歳/情報・IT/営業職)

・「過去に激しく束縛されて耐えられなかったから。自由にしておいてほしい」(22歳/その他/その他)

・「束縛が激しい男はかなりストレスになるが、まったく干渉しない男性だとこちらの考え方次第で時間を自由にアレンジできるから」(30歳/小売店/販売職・サービス系)

自由を愛する女性にとって、束縛が激しい男性は自分の自由を脅かす存在でしかないようです。

束縛が激しい男性の性格って……

・「束縛が激しい・監視が激しい男はうんざり!!」(24歳/ホテル・旅行・アミューズメント/秘書・アシスタント職)

・「束縛が激しくて友だち付き合いを制限されたことがあるから」(25歳/金融・証券/営業職)

・「ストーカーになってほしくないから」(22歳/医療・福祉/事務系専門職)

束縛が激しいと、どうしても相手に監視されている感覚になりますね。彼氏をストーカーのように思ってしまうのは悲しいことです。

一部の女性は彼氏に「干渉されたい」

多くの女性が「干渉しない男性」を好む一方で、「束縛が激しい男性が好き」という女性もいます。少数派ではありますが、気になるその理由を聞いてみましょう。

愛を実感できる

・「干渉されないと愛されているのか疑問に思うから」(28歳/機械・精密機器/技術職)

「かまってもらえないほうが悲しいから」(30歳/金融・証券/事務系専門職)

あまりにも干渉されないと、本当に愛されているのか自信を失いそうになる、という女性もいるようです。

付き合う意味がない

・「まったく干渉をされないと、お互い自由になってしまい付き合っている意味がわからなくなるから。干渉されているほうが愛されている感じがする」(32歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)

・「付き合うなら、いつも相手に気にかけてほしいと思ってしまうので。できるなら束縛してくれるほうがうれしいと思うから」(30歳/人材派遣・人材紹介/営業職)

付き合っているのに、お互い勝手な生活を送るのでは、付き合っている意味が見いだせなくなるかもしれませんね。

基本的には束縛されるような干渉は嫌われますが、あまりに干渉されないとちゃんと付き合えているのか不安に思うようです。相手が窮屈に感じないほどに干渉する、「適度さ」が大事なのかもしれませんね。

彼氏に干渉しないコツ

彼氏に束縛されて悩んでいる女性もいる一方、彼氏を束縛してしまって悩んでいる女性もいますよね。続いては、女性が彼氏を束縛してしまうことについて考えてみましょう。彼氏を束縛しないような付き合い方をするにはどうすればいいのでしょうか? 彼氏に干渉しすぎないコツを、心理コーディネーターの織田隼人さんに聞いてみました。

男性は干渉しない女性が好き?

干渉されたい男性もいますし、干渉されたくない男性もいますが、どちらかというと干渉されたくない男性が多い傾向にあります。「一匹狼」という言葉を聞いて男性をイメージするように、男性は女性ほど「グループを作る意識」が強くなかったりします。男性は「ひとりでも生きていけることが大切」と考えることが多く、そのためにひとりの行動を好むことが多いです。ですので、比較的干渉されるのを苦手とする男性は多いと言えるのです。

束縛は厳禁! 彼氏に干渉しないコツ

干渉するのをやめようとするよりも、女性側が「自分ひとりの時間を楽しむ」ようにするといいでしょう。干渉するのをやめようとすると、彼氏のことをどんどん意識して、結果的に干渉したい気持ちが増してしまいます。それよりも「ひとりの時間を楽しくすごすこと」ができれば、干渉したい気持ちも薄くなります。なぜなら、自分がひとりの時間を楽しめるようになれば、男性がひとりで楽しんでいる理由を理解できるからです。

そしてひとりの時間以外に、友だちと楽しむ時間も増やしましょう。干渉したくなるときは「すべての楽しみを彼ひとりに頼っている状態」になっていることが多いです。彼以外の楽しみをどんどん作っていきましょう。趣味に没頭するのもいいですし、ゲームをするのもいいですね。スポーツでも勉強でもなんでもいいです。ひとりの時間・友だちといる時間を楽しむようにしてみましょう。

彼氏に干渉されないコツ

自分が干渉しないようにしていても、彼氏が過剰に干渉してくることも少なくありません。では、彼氏に干渉されないようにするにはどうすればいいのでしょうか? 織田さんに教えてもらいました。

男性はどんなときに干渉したくなる?

彼女に干渉してしまうのは「コントロール」したい気持ちと、「嫉妬」の気持ちが背景にあります。人は誰もが「自分の思ったような人生を送りたい」と思います。そして思ったとおりにしたい、理想を実現したい、という気持ちを他人にも向けるため、それが「他人をコントロールしたい気持ち」になります。特に恋人には理想を求めやすくなり、また「これくらいしてもらいたい」という甘えも出てしまいます。そうしたコントロールしたい、彼女にこうなってほしい、といった気持ちから干渉してしまうのです。

また、もうひとつの「嫉妬」の気持ちですが、これは「自分に自信がないので彼女を束縛して離れないようにしたい」というもの。男性が干渉することは、この2つの気持ちがバックグラウンドにあります。ですので、「彼女に対して理想を強く持っている時期」や「ほかの人と遊びに行くことが多い時期」、また「付き合いはじめ」などは嫉妬の気持ちが湧きやすいため、彼女に対して干渉することが多く見られます。

彼氏に干渉されたときの対処法

彼氏に束縛されている場合、理屈で束縛を解こうとしても彼氏は「感情で束縛している」のでうまく束縛を解くことはできません。それよりも、彼氏の気持ちを落ち着かせて「安心させてあげる」必要があります。彼氏としては、彼女をコントロールしたがっていたり、嫉妬の気持ちから束縛しているので、それらの気持ちを女性の行動で抑えてあげるといいのです。

たとえば、彼氏が束縛してきたときには優しく「あなたが一番好き」といって抱きしめ、キスをしてあげるなどしましょう。彼女に愛されていると実感でき、また愛情を確認できるため、嫉妬の気持ちがある程度抑えられます。その結果、束縛が緩くなります。彼氏が女性からの愛情に自信を持つようになると、徐々に束縛することも減ってきます。まずはしっかりと愛情表現をしてあげましょう。

自分だけの時間を楽しんで干渉する気持ちを減らす

彼氏に対しての過剰な干渉を減らすには、まずは「自分だけの時間を楽しむこと」が大切とのこと。そうすることで、相手の気持ちも理解できますし、彼氏以外に興味が向くことで干渉を減らすことができるようです。また、彼氏の束縛がきついと思ったときは、ちゃんと自分の思いを伝えるなど、愛情表現することが重要。もし自分がいずれかのケースに該当するのならば、織田さんのアドバイスを実践してみてはいかがでしょうか?

(文:織田隼人、構成:中田ボンベ/dcp)

※画像はイメージです

※『マイナビウーマン』にて2015年2月18日~3月4日にWebアンケート。有効回答数243件(22歳~34歳の働く女性)

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