うーん、これはいかがなものか……オレの彼女が作った、おそらくこの世で一番斬新すぎる手料理
彼氏ができたら、自慢の手料理を振る舞ってあげたい。そう思う女子は多いことでしょう。たとえ料理が苦手でも、一生懸命作ったものなら、きっと彼氏はよろこんで食べてくれるはず……。そう思いたいですが、「さすがにこれは無理!」というケースもあるようですね。今回は、男性たちがこれまでに食べてきた、「彼女の斬新すぎる手料理」を紹介します。
■新食感のポテトサラダ(シンゴさん/28歳/IT関連)
「私の好物はポテトサラダ。自分でも作りますし、居酒屋などへ行けば必ず注文するくらい大好きです。でも、ある斬新なポテトサラダを食べてから、敬遠するようになってしまいました」
好物が嫌いになるなんて、よほどのことがあったのでしょう。一体、どんなポテトサラダを食べたのでしょうか?
「現在の彼女とつき合いはじめたころ、私が好物だといったらポテトサラダを作ってくれたんです。彼女は料理が得意ではなかったため、作り方をネットで検索。その結果、『ジャガイモは皮つきのまま食べた方がおいしい』という情報を得たようで、できあがったポテトサラダには、ジャガイモの皮がたっぷり入っていました」
たしかに、皮ごと食べるほうがジャガイモの味がより楽しめるという話は聞きます。ポテトサラダで皮つきとなると、好みは分かれるかもしれませんが……。食べられない! というほどではないのでは?
「皮が入っていること自体は、気になりませんでした。でも、ポテトサラダを口に入れて咀嚼すると、ジャリ、ガチッと、不快な噛みごたえ。どうやら、ジャガイモの洗い方が雑だったらしく、皮にたくさん泥がついていたようです。食べるたびに、砂を噛んでジャリ、ガジッ。盛られた分はがんばって食べましたけど……。それ以来、ポテトサラダを食べると『ジャリ、ガジッ』を思い出すようになってしまいました」
なんと、彼女はおいしそうに自作ポテトサラダを食べていたとのこと。そのため指摘できなかったシンゴさんは、いつまた彼女がポテサラを作ると言い出すのか、内心ドキドキしているそうです。
■代用できると思ったの?(ユウタさん/30歳/不動産)
「かなり年下の彼女とつき合っていたとき、手料理に驚かされました。もともと料理が得意な子ではなかったのですが、私が彼女の家に泊まったとき、がんばって朝ごはんを準備してくれたんです」
メニューはお味噌汁、白いごはん、卵焼き、キャベツ炒め。なかなか素敵な朝ごはんです。
「お味噌汁はどうやら出汁をとっていなかったようで、お湯に味噌が溶かれた状態。キャベツ炒めはほとんど味なし。まあ、その程度は予想していたので気になりませんでした。しかし、問題は卵焼きです。出てきた卵焼きは、とりあえず見た目が不気味。ピンクのような、茶色のような……。なんとも言えない色味のものが入っていて、それが卵の黄色と混ざってマーブル模様になっていました」
マーブル模様の卵焼きとは? 一体、何が入っていたのでしょうか。
「さすがに、食べる前に『これ、何の色?』と聞きました。すると、『イチゴジャム!』と彼女。砂糖が切れていたため、代用としてイチゴジャムを投入したそうです。いやいや、若い子の発想はスゴイですね」
「味は食べられないほどではなかった」とユウタさん。しかし、見た目があまりにグロすぎて、二口目を口に運ぶ気持ちにはなれなかったそうです。
■味つけのシステムがシンプルすぎる!(イチロウさん/27歳/医療関連)
「僕の彼女は料理下手。彼女は一人暮らしなので自炊をしていますが、それでも一向に上達しない様子。そもそも、味オンチなのかもしれませんね」
なんでも、イチロウさんの彼女にとって、味を調節する方法は2通りしかないのだとか。
「塩辛いと感じたら、砂糖を足す。甘すぎると感じたら、塩を足す。この2通りしか選択肢がありません。だから、味を調節しているうちに、どんどん塩と砂糖の量が増えていく。仕上がりは、いつもかなり濃いですね」
なんとも斬新な考え方。ほかの調味料を使う、お湯を加えるといった選択肢はないのでしょうか?
「『お酒とかみりんで調節したら?』と言ったことがあります。すると、彼女は『そういう調味料は、ちゃんと本に書いてある分量でやらないとダメだから』と」
彼女にとって、塩と砂糖は別枠なんですね。よくレシピの最後に「塩で味を整えて完成です」なんて書いてありますので、それが影響しているのでしょうか?
砂入りポテトサラダ、イチゴジャム入り卵焼き、塩と砂糖が大量に入った料理……。味はともかく、彼女が作ってくれた料理ならよろこんで食べる! という男性でも、さすがにここまで斬新なメニューを出されたら、尻込みするのでは?
料理の腕だけが女の価値を決めるわけではありませんが、安心して食べられる程度の料理は出せるように、練習しておいたほうがよさそうです。
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(OFFICE-SANGA 森川ほしの)