自宅の窓から富士山が見える価値は、遠景「4.68万円」近景「5.30万円」
不動産情報サービスを提供しているアットホームは、富士山の世界遺産登録に合わせて、東京都内の賃貸物件に住む男女600人(20~50代)を対象に、「富士山と住まいの眺望」に関する調査を実施した。調査期間は、6月19日~6月21日。
●富士山の世界遺産登録、7割が「うれしい」と回答
富士山が世界遺産に登録されることをうれしいと思うか聞いたところ、7割の人が「うれしい」と回答した。
また、富士山は日本の象徴だと思うかという質問に対しては、「思う」と回答した人が89.3%と、9割にのぼっている。
●「住まいの窓から富士山が見えたらうれしい」人は7割にのぼる
もしも、住まいの窓から富士山が見えたらうれしいか聞いたところ、「うれしい」と答えた人は67.2%で、富士山が見えることは、住まいの付加価値の1つになることが考えられる。
●富士山が見える価値、遠景は平均4.68万円、近景は平均5.30万円
2点の富士山の写真を見せ、「この富士山が実際に窓から見えたら、家賃にしていくら位の価値があるか」を聞いたところ、遠くに富士山が見える価値は「月額平均4.68万円」、近くに富士山が見える価値は「月額平均5.30万円」だった。
価格の分布では、「1,000円から1万円」台の回答が約4人に1人。一方で、世界遺産登録のタイミングが影響しているのか高額の回答も多く、中には「50万円以上」の価値があるという富士山ファンもいたため、平均金額が高くなっていると考えられる。
●窓から見えたらうれしい世界遺産1位は「富士山」
住まいの窓から見えたらうれしい世界遺産を聞いたところ、2位以下を大きく引き離して「富士山(51.7%)」が1位。次いで、2位は「厳島神社(17.2%)」、3位は「自由の女神像(16.0%)」となった。
このほか、日本の世界遺産では「清水寺」と「姫路城」がトップ10にランクイン。フリー回答の中には、「モン・サン・ミッシェル」や「屋久島」などさまざまな世界遺産があげられたが、「特になし」という回答もみられた。