自分を実際以上に大きく見せる心理テク―会話の機先を制す
社会人になると、真面目に仕事しているだけでは、堅物で面白みのない人間との烙印を押されてしまうこともあります。せっかく一生懸命やっているのに、そんなことでマイナスの評価を下されては困りますよね。そこで、自分を大きく見せる処世術をお教えしましょう。
【カタカナをよく使う人の心理とは?「自信がない」】
まずは自分を売り込もう
社会人になると、実にたくさんの人々との出会いがあります。そこで肝心なことは、誰に対しても自分を認めてもらうことを第一に考えましょう。面倒臭く感じるかもしれませんが、厳しい企業社会で生き抜くためには必要なことです。
自分という存在に一目置いてもらわないと、社内でも社外でも、思うような仕事ができるまでかなりの日数を要すると思ってください。特に、社外に出て取引先と折衝をする機会が多い職種では、自社の商品よりも、自分を売り込むことを優先に考えましょう。
取引先から「ああ、いつものあの人か」と言われるように、できるだけ短期間で自己アピールを成功させることがポイントとなります。
光を背にして身体を大きく見せる
慎重を聞かれて答えたら、相手から「あれ? もっと背が高いかと思っていた」と言われる人は、いつも実際より大きく見られているということになります。人間は、強い印象の残る人を実際より背が高く感じるという心理があるのです。
この心理を逆手にとって、自分を大きくみせる工夫をすることも良い方法でしょう。
宮本武蔵は決闘の際に太陽を背にして闘いました。これは、目くらましの効果とともに、光を背にすることで、相手に自分を大きくみせる効果があったからです。少しでも身体を大きく見せることで、相手を圧倒するメリットが生まれるというわけですね。
特に、初対面の人とは窓を背にして座ることを心がけましょう。
会話の機先を制す
ビジネスでの交渉では、機先を制したほうが勝ちといわれます。つまり、最初のイメージで圧倒した方が主導権を握る、ということですね。いくつかの手法がありますが、最初に「○○さん、△△をご存じですか?」と、相手が知らない可能性が高い質問をぶつけてみます。
当然相手は「いえ、知りません」と答えるので、その回答をしながら、いつのまにか商談に話題を変えていくという手法です。主導権を握られている相手を断りにくい状況に追い込むという作戦ですね。