1人の世界に入っていて、必要以上に人と連れ立ったりしない人のことを「群れない人」といいます。
本記事では、そんな群れない人の言動面・心理面の特徴を解説します。
また、群れない人になる方法についても紹介しますので、1人で行動できる人に憧れている、身近にいる群れない人の魅力を知りたい、という場合にはぜひ参考にしてみてください。
■群れない人の特徴【言動編】
1人でいることが多く、周りから見ると何を考えているのか掴みづらい「群れない人」。
彼らが何を考え、どんな行動をしているか気になりますよね。
◇(1)クールでさばさばしている
群れない人は、さばさばしていてクールな性格の人が多いようです。
細かいことを気にしないタイプで、^過剰に関わってくることもなく、適度な距離でフラットに付き合いやすい存在^だといえるでしょう。
また、^プライベートと仕事の切り分けもはっきりしているので、仕事が早く、安定感があるタイプ^が多いので、頼りになるのも特徴です。
◇(2)愚痴を言わない
愚痴や陰口を言い合うことをきっかけに、仲間の連帯意識を高めようとする人もいます。
しかし、群れない人はそこに加わろうとしません。なぜなら、^愚痴や陰口を言い合う行為を無駄だと感じているから^です。
生産性の低い時間を過ごすのは価値がないと考えているのでしょう。そのため、群れない人は、そのような場には顔を出したがらないようです。
◇(3)上辺だけの会話をしない
群れない人は、^身になる会話^を好みます。上辺だけの、いわゆる薄っぺらい会話をすることを面倒に感じるようです。
お世辞の言い合いや、人から聞いた「~らしいよ」という真偽のよく分からない情報に振り回されるのを好みません。
それよりも、^信用できる人と意味のある会話をしたいと考えている^ようです。
◇(4)トレンドに流されすぎない
流行を押さえるのは悪くありませんが、大切なのは自分の意思で選ぶこと。群れない人は、流行に振り回されすぎることなく、適度にトレンドを押さえて、^自分のスタイル^を貫いています。
つまり、^自分の判断軸をきちんと持っている人^なのです。周りの声を気にせず、自分の感性を大切にしているのも、群れない人の特徴だといえるでしょう。
◇(5)人間関係があまり広くない
群れない人は、人間関係においては線引きをはっきりしているようです。
誰にでもいい顔をすることはありません。^広く浅くたくさんの人と付き合うことよりも、本当に気心の知れた仲間との交流を大切にすることを好みます。^
◇(6)やらないことを決めている
自分の意思や考えをしっかりと持っている群れない人ですが、自分のやること・やらないことをしっかりと決めています。
明確な判断基準を持っているので、場合によってははっきりと「NO」と言うことができます。
^ただ単に自分がやりたくないからわがままでNOと言っているわけではありません。自分がやるべきことかどうかを考慮したうえでの判断^なのです。
◇(7)1人の時間を満喫している
群れない人は、自分の時間を大切にしています。あえて周囲から距離を置いて、自分と向き合ったり、自分磨きをしたり、見聞を広げたりと、^自分のために時間を使っている^のです。
1人で意味のある時間を過ごすのが上手なのは、群れない人の長所だといえるでしょう。
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■群れない人の特徴【心理編】
群れない人には、特徴的な性格や心理があります。
▶次のページでは、群れない人の心理や性格を5つ紹介します。
◇(1)内向的
群れない人の中には、内向的な性格の人もいます。人と積極的に関わることが得意ではないので、人と群れない方が気楽なのでしょう。
^自分がより心地良い状態を自分で選び、無理をしないということを大切にしている^のです。
◇(2)精神的に自立している
精神的に自立している人は、誰かに甘えたり、群れてまで人に依存したりすることがありません。
そんな人は^何でも自分で考えて動くことができるので、群れる必要がないと考えているよう^です。
◇(3)プライドが高い
自分で自分のことを認め、信念を貫いて行動できる人は、群れることを好みません。
^自分の考えや言動に自信がある^ので、このタイプの群れない人は高い自尊心を持っています。いい意味でプライドの高い人だといえるでしょう。
◇(4)人と違っても気にしない
群れたがる人は、人と同じであることに安心感を覚える傾向にあります。
一方群れない人は、人と違うことを気にしません。^自分の判断軸で物事を考え、自分がいいと思ったものを選びます。^
周囲から変わっていると思われることもありますが、それも気にせず、ブレることはありません。
◇(5)自分の気持ちを優先している
群れない人は、自分を幸せにするのは自分だと考えています。だからこそ、自分の気持ちを大切にしています。
他人は他人で、自分が満たされるには自分の気持ちや信念に基づいた行動が必要だと考えています。だからこそ、周囲に流されたり、優柔不断になったりすることはあまりないのです。
ただ、これは「自己中心的」というわけではありません。自分を優先するあまり他人をないがしろにしてもいいということではなく、^自分の最適は周囲に委ねず自分で決める、ということを大切にしているだけ^です。
▶次のページでは、「群れない人になる方法」を紹介します。
■群れない人になる方法は?
最後に、群れない人になる方法を5つ紹介します。
人と群れなくても生きていける強さを手に入れたい、と思った時には、ぜひ参考にしてみてくださいね。
◇(1)周囲の顔色を覗うのをやめる
自分がこうしたい、と思うことを実行してみてください。^周囲の顔色を覗ったり、何かした時の評価を気にしたりするのをやめてみる^のです。
もしそれで何かあったとしても、リカバリーする方法を考えればいいだけです。自分で判断し、決断することを習慣づけていきましょう。
そうやって成功体験を積んでいけば、だんだん自分の考えに自信を持てるようになります。
◇(2)余計なことを聞かず、言わない
^人と接する時に「聞きすぎない」「話しすぎない」、この2つを意識してみましょう。^
話す時には愚痴・陰口、自慢をしない、アドバイスをしすぎないことが重要です。
親しい間柄の人は別ですが、誰彼構わず必要以上に深く人に関わることで、人間関係の面倒に巻き込まれることもあります。ほどほどの距離で、寡黙だけど聞き上手、という状態でいるのがベストでしょう。
◇(3)自分の信念を持つ
群れることで、判断を周囲に委ねていませんか? 群れない人に近づくためには、周囲の意見は聞きながらも、自分の信念を大切にするようにしましょう。
^「これだけは譲れない」という信念^を持っていれば、周囲からの意見で良いと思ったポイントは取り入れつつも自分の軸はずらさない、後悔のない判断ができるでしょう。
◇(4)人間関係を断捨離する
知り合いが多いことを自慢する人もいますが、そのうちどれくらいの人があなたにとって本当に信頼できる仲間でしょうか?
ただ知り合いを増やしても、あなたにとってプラスになることばかりではありません。知らないところで人間関係のトラブルになることもあります。
そのため、余計な人間関係はすっきりと断捨離するのもおすすめです。^今大切だと思う人との関係を大切にするだけで、あなたは十分満たされるはず^です。
◇(5)孤独を恐れない
1人で何かする時に、孤独で不安、という人もいるでしょう。しかし、それを恐れずに行動すると、新たな自分に成長することができます。
^やってみたいと思っていたことは、人の言うことや視線を気にせずやってみましょう。^今いる会社からキャリアアップのために転職するもよし、新しい恋愛を始める、1人旅をするなど、一歩踏み出してみれば意外とできてしまうことばかりです。
そうやって自分で判断して行動すると、着実に自信がついていき、理想の生き方に近づいていくでしょう。
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■自分を信じて一歩踏み出してみましょう
群れない人は、自分の気持ちや信念に従って、自分を貫いて行動できる人です。
そうやって自分らしさを貫く姿はかっこよく感じられます。
そんな自立した人に近づくには、自分の気持ちを大切に、自分で判断して、行動することから始めてみましょう。
最初は勇気が必要かもしれませんが、一歩踏み出した先にはあなたの理想の生活が待っているはずですよ。
(神戸 梛来)
※画像はイメージです