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【テーブルマナー】食べ終わりにすべきことは? 洋食マナーの基本

松本繁美(マナーアドバイザー)

藤奈子

食べ方のマナー

スープの食べ方

洋食ではスープが提供されることがほとんど。スープを食べるときはスープ皿の手前から向こう側に向け、スプーンですくって口に運びます。このとき音を立てないよう気を付けてください。すするのではなくパクッと食べるのがポイント。スープの残りが少なくなると、スプーンですくえなくなってしまいますよね。この場合はお皿の手前をつまんで食器を傾けてください。これですくいやすくなるはずです。また、両手に取っ手(ハンドル)がついたカップなら持ち上げて飲んでもかまいません。すべて食べ終えたらフラットなスープ皿の場合は中にスプーンを置きます。  取っ手(ハンドル)がついたボール状の器などはセットされた受け皿の器の向こう側に置きましょう。

ライスの食べ方

洋食ではフラットなお皿にライスがよそわれてき盛り付けられています。ナイフやフォークに慣れていないとハードルが高いように感じられるかもしれません。ライスだけでなく付け合せのマッシュポテトや豆料理でも同じ食べ方になります。まず右手にナイフ、左手にフォークを持ちましょう。そしてナイフでライスをフォークに運び、フォークの表側に乗せて食べるのです。フォークの背中にナイフで乗せて食べても問題ありません。このときはライス、ポテト、豆料理ともに、少しナイフでつぶすようにするとうまくいきますよ。またマナー違反ではありませんが右手にフォークを持ちかえて食べるのは、本来行儀が悪いとされています。洋食に慣れていない日の歴史がまだまだ浅い日本では珍しくない光景ですし、洋食の本場でもカジュアルに食事を楽しんでいる場合には見かけますが、マナーを重視するシーンでは控えた方がいいでしょう。

肉料理の食べ方

ステーキなど骨のない肉料理は、一口ずつ左側からカットして口に運びます。食べやすいからといって、全部切り分けて食べたりしてはいけません。また、骨付きのものは骨にそってナイフで肉と骨を切り分け、一口サイズにカットして食べます。手づかみで食べて良いものであれば、フィンガーボールがついてくるので目安になるはず。

魚料理の食べ方

フィッシュナイフは刃が肉用と違い、ギザギザしていないのが特徴。刃の先端を使って切り分けるとよいので、ペンを持つように使うと食べやすいですよ。また、ソースなどをからめやすいなどの理由から、フィッシュスプーンがフィッシュナイフの代わりに出されていることも。この場合もナイフと同様にスプーンで切り分けソースをからめながら食べます。いずれも左端から一口ずつ切って口に運びます。骨付きの魚料理の場合は身をナイフとフォークではずしながら食べるのですが、魚の半身を食べ終えたところでひっくり返してはいけません。骨を取り除いて下側の半身を食べましょう。

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