腹筋運動でお腹は凹まない!? たった4ステップの「正しいお腹の凹ませ方」
おなかのたるみは気になるけど、なかなか腹筋を引き締めるのは難しいものですよね? しかも、運動嫌いならなおさら。「毎日運動するのなんて絶対無理……」と思っている人も多いはず。でも、そんな人に朗報です! 正しい立ち方と呼吸法をマスターすれば、腹筋運動なんてしなくても、みるみるお腹が凹んでいくんだとか……。
その方法を教えてくれたのは、この冬上梓した『腹筋運動ではお腹は凹みません』でも注目を集めている森拓郎さん。ピラティス指導者や整体師としても活躍中の森さんによると、運動だけでお腹を凹ませようとするのは非効率的だとか。
「腹筋運動を主軸にしたダイエットでは、なかなか思うような結果は出ないものです。よく、腹筋を鍛えれば、お腹についた脂肪がなくなってお腹が凹むと思っている人がいますが、それは間違い。お腹を凹ませたいなら、腹筋運動はやめて、効率よく身体を使うのが得策です」(森さん)
では一体、どうすればもっと効率よくお腹を凹ませることができるのかというと、拍子抜けするくらい簡単な4つのステップを実践するだけ。
「森メソッド」と名付けられたその4つのステップは以下の通り。
1.まっすぐ立つ
2.腹式呼吸
3.胸式呼吸
4.背中呼吸
なんとも単純なこの4つをみて、「本当にこれだけでお腹が凹むの?」と疑問をもつ人もいるはず。しかし、森さんによると、この4つを確実に実践することで、みるみる身体が変わってくるのだそう。
「背骨の前後で、背骨を支えているインナーマッスルは、正しい姿勢を取ることでしっかりと働いてくれるようになります。つまり、まずはインナーマッスルを鍛えることが大切だというわけなのですが、そのために習得しておくべきことが、正しい呼吸法なんです」(森さん)
■ステップ1 まっすぐ立つ
正しい呼吸を行うためには、まずは正しい姿勢で立つことが重要です。
脚に余計な力をいれず、足裏に体重を感じながら、足先から頭までまっすぐに立つのが正解。横から見てもまっすぐなラインを保つよう、全身鏡を見ながらセルフチェックするのもいいでしょう。
■ステップ2 腹式呼吸
それができたら、次は腹式呼吸。まっすぐ立った姿勢をキープしながら、鼻から息をゆっくり深く吸い込み、吐くときは口から「ゆっくりと長く」を意識します。手のひらでおへその下部分に触れて、お腹のふくらみを感じながら息を吸い込み、お腹が凹んでいくのを感じながら吐きだすのがおすすめ。
■ステップ3 胸式呼吸
さて、次のステップは胸式呼吸。胸式呼吸は、肋骨を左右から押さえながら行うといいでしょう。最初に鼻から息を吸い、肋骨が広がる感覚を確認します。次に、口からゆっくりと息を吐いていくと、同時に肋骨が閉じていくのを感じることができるはず。
これをマスターしたら最後のステップ。
■ステップ4 背中呼吸
背中呼吸は、肋骨の左右をしっかりと押さえながら行うのがポイント。息を鼻から吸い、みぞおちのあたりが閉まっていくことを実感できたら、口から息を吐き切ります。このとき、肋骨が開かないよう、閉じたままで行うことがポイント。次に、ゆっくりと息を吸い込んで、背中全体が上に上がるのを感じましょう。ここでは、鎖骨あたりに息をいれるイメージを持つといいでしょう。
以上のステップを繰り返していると、自分の身体が確実に変わっていくことを実感できるはず。これなら、会社のお昼休みなどでも気軽にできるので、身体づくりのための時間を新たに設ける必要がないのもうれしいところ。
ちなみに、森さんによると、体重、体脂肪は目安にすぎないので、数字を気にしすぎるのはよくないそう。「大切なのは、自分の理想的なBMI値を知り、それに近づくような身体づくりをすることですよ」(森さん)
【BMI値の求め方】
BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
※健康美ボディとされる値は、20以上25未満です。
間違ったダイエット方法をあらためて、さっそく今日から、美BODYづくりに励んでみては?
(OFFICE-SANGA)
※この記事は2014年02月28日に公開されたものです