約4人に3人の男女が“うっかり経験”アリ! 飲み会前に知っておくべきこととは?
ライオンでは、忘年会や新年会にまつわる調査を発表しました。
ライオンでは、忘年会や新年会で洋服につけてしまったニオイや汚れについて、全国の20~40代の男女1,000名を対象に、WEBアンケートを実施しました。(2018年9月、ライオン調べ)
Q.あなたが、忘年会や新年会で、洋服についた経験のある汚れやニオイを教えてださい(複数回答)
アンケート調査をみると、汚れやニオイをつけた経験のある人は74.7%で、約4人のうち3人があると回答しています。またその種類をみると約50%の人がタバコのニオイをあげ、シミや汚れについては、よくわからないシミから醤油・ソース、アルコール類、ファンデーションや口紅まで、さまざまな回答が見られました。
洋服についたニオイやシミの対処方法
今回、おしゃれ着についたニオイやシミをのケアについて、ライオンお洗濯マイスターで繊維製品品管理士 (TES)の資格をもつ大貫和泉さんが紹介してくれました。
飲み会の後のニオイをどうにかするには?
ブラウスやセーターなど、家庭洗濯できる衣類は、洗濯をするのがもっとも早い消臭対策です。また 飲み会中、気づかぬうちに衣類を汚している場合もあるので、飲み会の後にはできるだけ早く洗いましょう。
洗濯のときに、消臭・防臭効果のある柔軟剤を使うと、ニオイを消臭するだけでなく、次回着用するとき、ニオイをつきにくくする防臭効果も期待できます。
コートやスーツ。家庭洗濯できない服や明日も出番というときのニオイ対策は?
コートやスーツなど、家庭洗濯できない表示がついた衣類や明日も着たい! という衣類は、脱いだらすぐに「消臭スプレー」でニオイケア。消臭スプレーは、適切に使わないと効果が不十分だったり、衣類のトラブルの原因にも。消臭スプレーの表示に従って適切に使用しましょう。
①消臭スプレーが使用できる衣類かどうか、確認する。皮革、和装品、毛皮や絹、レーヨン、テンセルなど水に弱い素材、洗濯もドライクリーニングもできない衣類には使えません。
②商品の表示をみてスプレーの距離を確認し、全体的に軽く湿る程度にスプレー。衣類・布製品から約20cm離して、軽く湿る程度にしっかりスプレーします。スプレー後はよく乾かし、完全に乾いてから使用します。
家庭で水洗いできる衣類のシミ抜きは?
まずは衣類の洗濯表示を確認し、家庭で洗えるか、酸素系漂白剤が使用できるかチェックしましょう。家庭で洗濯できる場合は、シミ部分の前処理がポイント。
食べ物のシミには液体酸素系漂白剤の原液を、口紅やファンデーションにはおしゃれ着用洗剤の原液を直接ぬって繊維に浸み込ませてから、普段通り、洗濯機の弱水流コースか手洗いで 洗いましょう。
ワインやパスタソースなどのシミ抜きは?
「シミとり剤」は、ワイン、パスタ、カレーなどの水溶性とバターやチョコレートのような油溶性、どちらのタイプのシミにも効果的です。飲み会シーズンは、「シミとり剤」をバッグに常備しておくと便利です。
市販の吸収シート付きの「シミとり剤」を使った「応急処置」の方法
①シミになっている部分に残っている固形物や水分をティッシュなどで取りのぞく。
②シミの裏側にシミとり剤に添付されている吸収シートをあて、衣類の下に置く。シートがない場合は、ハンカチや乾いたティッシュを使う。
③シミとり剤で汚れをたたき出し、吸収シートに吸わせる。シミとり剤の先端をシミの部分にトントンとあてながら、シミの外側から叩きはじめてから中心に向かって叩き、シミをシートに叩き出す。シートの位置をずらしながらシミが落ちるまで、同じ操作をくり返す。
④シミが落ちたら、乾いたハンカチやティッシュなどをシミとり剤で湿った部分の下に敷く。上から水で濡らし固く絞ったハンカチやティッシュなどでシミの部分を十分たたき、残ったシミとり剤を取りのぞく。
⑤ 最後に、自然乾燥させる。
お店で知っておくと便利な対策
お店独特のタバコや油っぽいニオイを予防するため、お店に着いたら上着やコートは脱いで裏返しにして、あらかじめ用意したビニール袋に入れておきましょう。
また洋服にシミがついた時に、おしぼりでふくのはNG。おしぼりは塩素系漂白剤で処理されている場合があり、おしぼりで拭くと、漂白成分で衣類が色落ちするリスクがあります。
(マイナビウーマン編集部)
※この記事は2019年11月09日に公開されたものです