@cosmeベストコスメアワード 2024総合大賞はアテニアのクレンジングオイル! 長引く暑さがコスメにも影響【@cosmeベスコス発表会・前編】
2025年上半期の美容はどうなる? 6つのトレンドキーワードを予測
毎回恒例となった@cosmeベストコスメアワードでの「トレンド予測」。2024年下半期はオーラルケアへの関心が高まることを予想した「おくち美活動」や、スキンケアにおける新たな「成分買い」傾向として提唱した「成分フリーPick」が的中しました。
2025年上半期のトレンド予測では、下記の6つのキーワードが挙げられました。
#気まぐれ天気プチ直し
じゃら×2チャームコスメ
貼るコスメ
ぷるんリップ界隈
血色感リンクメイク
おうちで韓流肌管理
すでに肌感覚で「たしかに、これは流行りそう!」と感じられるトピックスもある今回のトレンド予測キーワード。一つずつチェックしていきましょう。
2025年も「気まぐれ天気」対策は必須?
11月に季節外れの夏日が観測され、長い夏となった2024年。それだけではなく、突然の豪雨や線状降水帯といった急な強い雨も珍しくなくなりました。
天気の変化はメイクやヘアスタイルにももちろん大きく影響するもの。クチコミにも変化があったようで、@cosmeリサーチプランナーの原田さんによるとユーザーアンケートで「突然の豪雨など不安定な天候が原因で化粧や髪の乱れが気になることがあった」と回答した人は全体の35.3%に。また、「湿気に強いアイテムが気になるようになった」と回答した人も4割弱に上ったそうです。
そんな気候の下では秋も夏と同じように化粧直しをすることに。「Refa」を展開する株式会社MTGではヘアカテゴリの売り上げが昨対40%増となっているんだとか。とはいえ、こまめにお直しするにも一からやり直すのではなく、サクッと簡単に済ませられるものが好まれているようです。メイク直しシートや、ミラー付きのリップなどが人気を集めそうな予感!
平成に流行った「じゃら×2」文化再燃! 今やコスメもぶら下げる時代!?
最近、推し活やカプセルトイ人気の影響でバッグにじゃらじゃらとキーホルダーをつける人が増えており、平成文化のリバイバルを感じている人も多いでしょう。
なんと、今後はコスメもぶら下げる時代がくる!? 最近は韓国コスメを火付け役にチャームコスメがじわじわと増えてきているんです。ミニバッグ人気により、バッグの中にコスメをたくさん入れられないことから、キーリングでバッグの外にぶら下げるのがトレンドになるかも……利便性の面でもチャームコスメは今後注目です。
メイクだけじゃない! 大人にも人気が出そうな「貼るコスメ」
3つのトレンド予測キーワードは「貼るコスメ」。韓国では持ち物をデコレーションするのがブームとなっており、自分の顔すらもニキビパッチでデコる人がじわじわと増えているのだとか。
K-POPアイドルもステッカーを貼るメイクをよくしており、日本のアイドルにもそのトレンドが波及しているのを感じている人も多いでしょう。若年層を中心にステッカーメイクにトライする人が増えそうです。
さらに、「貼る化粧水」「貼る美容液」「貼るつけまつげ」など、「貼る○○コスメ」を謳うアイテムも少しずつ増えています。ニキビパッチやテクニック要らずでつけられるつけまつげ、さらには耳に貼るコスメなど、「貼るコスメ」はさまざまなカテゴリで広まっていきそうです。
リッププランパーが大人気! 唇をぷるんと見せて若見えを狙う
マスクの着用が個人の判断となってからリップはツヤのトレンドが継続中。そこからさらに、「ぷるんとした唇に見せたい」というニーズが高まっているようで、2024年もコスメ好きの間では「痛いけどぷるぷるになる」とクチコミが集まるリッププランパーも注目されました。
若年層にとっては「中顔面短縮」、大人世代にとっては「エイジングケア」狙いでぷるんとしたリップメイクが好まれているよう。この秋は花王の「est」、コーセーの「コスメデコルテ」、資生堂の「マキアージュ」と、化粧品メーカー大手3社がそろって唇美容液を発売していることもあり、今後は唇を土台からケアできるようなアイテムが増えそうな予感です。
「自然な盛りメイク」のNEXTステージは「血色リンク」へ
2024年のメイクトレンドといえばなんといっても「ミュートメイク」。ナチュラルに、でもかわいく見せるために、今後はリップとチークの色味をリンクさせるテクニックが流行りそうです。
韓国コスメの「fwee」を火付け役として、リップとチークの両方に使えるコスメが続々と登場中。自然に上気したような血色感を演出できる色味がポイントです。
「渡韓して肌管理」は当たり前に!? おうちでも同じようなケア効果が欲しい
最後のキーワードは「おうちで韓流肌管理」。ここ数年で韓国で美容皮膚科の施術を受ける人は珍しくなくなり、「肌管理」という単語もずいぶんと浸透してきました。
しかし、頻繁に韓国に行ける人は限られているもの。@cosmeがユーザーに向けて実施したアンケートでは「韓国の『肌管理』に近いスキンケアを家で試せたらうれしい」と回答した人は全体の47.2%に上ります。
その流れからか、「ダーマコスメ」への注目度が上昇中。ダーマコスメとは皮膚科学に基づいて開発されたコスメを指しますが、今のところ理解度は人それぞれ。「肌悩みを解決してくれそう」「美容医療っぽい」「韓国で人気らしい」と、なんとなくの理解に留まっている人が多い中で人気が高まっている状況のようです。
さらに、韓国の美容医療施術発想のスキンケアアイテムや、成分も注目されており、今年は特に「グルタチオン」がヒット。今年じわじわと注目度を上げた「PDRN」は来年さらに人気を集めそうです。
トレンドをさらに深掘りする記事も公開予定!
ここまで、@cosmeベストコスメアワード 2024/2025年上半期トレンド予測発表会の様子をお伝えしました。
後編の記事では働く大人の女性に向けて、2024年の美容業界の振り返りと2025年上半期のトレンド予測を深掘りしていくので、ぜひそちらの記事もチェックしてみてくださいね!
TOP10に愛用コスメはありましたか? コメントで教えてください!
@cosme ベストコスメアワード2024
https://www.cosme.net/bestcosme/
集計対象期間:2023年11月1日~2024年10月31日
集計対象口コミ:1,443,189件
集計対象アイテム数:52,822アイテム
※化粧品、医薬部外品、化粧小物、美容器具、美容家電、日用品、飲料として販売されているものを対象としています。
※下半期新人賞は2024年5月1日~10月31日に発売された商品が対象
※複数カテゴリにまたがり口コミ投稿された商品は商品性質を考慮して主たる1カテゴリに絞って集計
※@cosme SHOPPINGベストヒット賞は「@cosme SHOPPING」での販売実績をもとに順位を決定
※@cosmeSTOREベストヒット賞は「@cosme STORE」「@cosme TOKYO」「@cosme OSAKA」での販売実績をもとに順位を決定
※価格別賞は、「ハイプライス」「ミドルプライス」「ロープライス」の3 つの価格帯ごとに、クチコミでの評価に加え、多くの注目を集めたか等を加味し、選ばれたアイテムに贈られます。
※化粧品に関するアンケート
調査地域:全国
調査方法:Web調査
調査時期:2024年11⽉18⽇(⽉)~19⽇(火)
調査対象者:@cosmeプロデュースメンバー ⼥性15-69歳(@cosmeの年代構成⽐に合わせ割付)
調査対象者数:7,086⼈
(取材・文:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部)
※この記事は2024年12月07日に公開されたものです