お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

“世界三大料理”はガチでおいしかった……! トルコ・イスタンブールの注目グルメスポット7選

#グルメ&遺跡を満喫する「トルコ女子旅」

小浜みゆ

これまでの「グルメ&遺跡を満喫する『トルコ女子旅』」の記事に続き、最後の記事ではイスタンブールでおさえておきたいグルメ情報をお届け。ミシュラン掲載のとっておきレストランから、庶民的なB級グルメまで、トルコの美食をチェックしてきました。レストランがひしめくイスタンブールでは、モダンなトルコ料理やスイーツを楽しめましたよ!

ミシュラン受賞シェフの料理に感動する「Mürver」

今、イスタンブールで大注目のレストランが「Mürver(ミュルヴェル)」。2022年のミシュランガイド・イスタンブール版でミシュラン ヤングシェフ&サービスアワードを受賞したMevlüt Özkaya(メヴリュット・オズカヤ)さんの料理を食べることができます。

Mürverがあるのは、「ノボテル イスタンブール ボスポラス」のルーフトップ。観光客のみならずトルコの食通たちが訪れる人気のレストランで、ボスポラス海峡やトプカプ宮殿・アヤソフィアを見渡せる抜群の眺望も人気の理由の一つです。

料理は「薪」を使ったモダン・ターキッシュスタイルが特徴。「“︎Trakya Kıvırcık”︎ Lamb(2名分 3200 TL)」はトルコ産のラム肉を約9時間かけて長時間火入れした一品です。ラムは驚くほどに柔らかく、一口食べるだけで丁寧に仕込まれた料理ということがわかります。薪の香ばしい香りとともに堪能しました。

・Mürver

住所:Kemankeş Karamustafa Paşa, Kemankeş Cd. No:57-59, 34425 Beyoğlu/İstanbul
HP:https://www.murverrestaurant.com/?lang=en

約1,500年前の空間で食事を。「THE SARNIÇ」

「すてきな場所で食事をしたい」という人に一押しのレストランが「THE SARNIÇ」。約1,500年前に地下貯水池として使われていた空間で食事を楽しむことができます。モスクにあるようなオイルランプ風のシャンデリアなど、インテリアもすてき!

メニューはアラカルトやディナーコース(€105)を選ぶことが可能です。ドバイのウェスティン・ドバイ・ミナセヤヒ・ビーチリゾート&マリーナなどで腕を振るっていたシェフのMustafa Uzunさんが作るモダン・ターキッシュスタイルの料理は工夫を凝らしたものばかり! 例えばクラシカルなサーモンのスチームはオレンジ&にんじんの爽やかなソースがおいしく、こだわりを感じられる味わいでした。

・THE SARNIÇ

住所:Soğukçeşme Sk. No:26 Sultanahmet, Fatih, Istanbul
HP:https://sarnicrestaurant.com/tr

ナスの料理がおいしい! 「Khorasani Restaurant」

「Khorasani Restaurant」は旧市街観光中のランチとしておすすめ。トルコに行ったら食べたい伝統的な「ケバブ」を落ち着いた空間で食べられる、ミシュラン掲載のレストランです。

チキンやラムなどトルコ定番のケバブもありますが、ユニークなナスを使った料理「カルヌヤルク」もぜひお試しを。ナスの中にラム肉と牛肉のミンチが入っていて、スパイスの効いたひき肉とナスのトロッとした食感を楽しめます! しっかりとした味付けなので、ビールやワインと合わせるのもおすすめ。トルコはイスラム教国ですが、アルコールを飲めるレストランがたくさんあります。

・Khorasani Restaurant

住所:Alemdar, Ticarethane Sk. no 9/b, 34400 Fatih, Istanbul
HP:https://khorasanikebab.com/

朝食におすすめの「Green House Garden Restaurant」

噴水を眺めながらゆったりと中庭で食事ができるHagia Sofia Mansions Istanbul, Curio Collection by Hilton内の「Green House Garden Restaurant」は朝食に一押し。フムスやチーズなどメゼ(前菜)からはじまり、トルコの名物・ザクロジュースやチャイと合わせて料理を楽しめます。

メインの卵料理はオムレツや目玉焼きなど好きなスタイルで。「メネメン」はトロトロの卵と酸味の効いたトマトを合わせた料理です。日本にもありそうな料理ですがスパイス入りなのでトルコ風で、朝目覚めたばかりの身体に染みる優しい味わいでした。

・Green House Garden Restaurant

住所:Kabasakal Cd No5 Sultanahmet Fatih, Istanbul
HP:https://www.hilton.com/en/hotels/isthsqq-hagia-sofia-mansions-istanbul/dining/

バクラヴァとチャイに舌鼓。「Hafız Mustafa 1864」

スイーツもおいしいイスタンブール。やっぱり注目はトルコの伝統菓子「バクラヴァ」です。「Hafız Mustafa 1864 Edebiyat Kıraathanesi」は150年以上続く老舗菓子店のカフェで、おいしいトルコ菓子とチャイを楽しめます。

バクラヴァは約40層ものパイ生地の間にピスタチオやクルミなどを詰め込んで焼き、甘いシロップに浸したトルコ伝統菓子。作ること自体がとても難しく、トルコには専門のバクラヴァ職人がいるほどです。HAFIZ MUSTAFA 1864のバクラヴァはピスタチオがとてもおいしく、私が感動したのが「チョコレート・ピスタチオ・バクラヴァ(3個 175 TL)」。バクラヴァの甘さにビターなチョコレートが重なると至福の味わいで、トルコに行ったらぜひみなさんに食べてほしいです!

・Hafız Mustafa 1864 Edebiyat Kıraathanesi

住所:Binbirdirek, Divan Yolu Cd. No:14, 34110 Fatih, Istanbul
HP:https://en.hafizmustafa.com/

ガズィアンテプ産のバクラヴァが買える「Gaziantep Seç Baklavaları」

イスタンブールを案内してくれたトルコ人ガイドさんが「ここが私は1番おいしいと思う」と教えてくれたお店が、グランドバザール近くの「Gaziantep Seç Baklavaları」。ガズィアンテプというバクラヴァ本場の街にあるお店の支店で、質の高いバクラヴァを購入できます。

バクラヴァがずらりと並ぶお店はとても人気で、売り切れ次第終了。この日はピスタチオがたっぷり入った「ダブル」のバクラヴァが残念ながら売り切れていました。バクラヴァは量り売りで、参考価格として私が買ったのは7個で約295 TL。芸術的に重なるパイの層は職人技で、日本に持ち帰ってもおいしい……! パイのおいしさにこだわる人におすすめしたい味でした。

・Gaziantep Seç Baklavaları

住所:Mollafenari, Vezirhan Cd. No:42 D:2, 34120 Fatih, Istanbul
HP:https://www.secbaklavalari.com/

船で焼く! イスタンブール名物「サバサンド」

旅先ではサクッと食事を済ませて、観光をメインにしたい日もありますよね。名物「サバサンド(150 TL)」はイスタンブールのファストフード。サバがよく獲れるボスポラス海峡に浮かぶ船でサバを焼き、販売しています。近くの「ガラタ橋」では、サバを狙って釣りをしている人たちがずらりと並んでいるのも面白かったです。

サバサンドが買えるエミノニュに到着すると、港一体に漂うのは、香ばしいサバの香り……。サバを焼く陽気なおじさんや釣り人を見ながらサバサンドを食べるのは、イスタンブールならではの体験です!

直行便に乗り羽田へ。ラウンジで最後の美食を満喫

帰りはターキッシュ エアラインズでイスタンブールから羽田へ。ビジネスクラス搭乗者などはターキッシュ エアラインズのラウンジを利用でき、トルコ料理をはじめとした世界各国の料理や飲み物を楽しみながら出発を待つことができます!

メゼ(前菜)の種類も豊富で目移りしてしまいましたが、注目は窯で焼くトルコピザ。スタッフがその場で作る、焼きたてのピザを食べることができます。細長い形が面白い!

帰りの機体は「ボーイング777-300ER」。ビジネスクラスの座席レイアウトは2-3-2で、家族や友達と乗る時にビジネスクラスのワクワク感を一緒に共有できるような席です。ただ1人で乗る時も隣の人の顔は見られないような構造になっているため、快適に過ごせました!

・ターキッシュ エアラインズ
URL:https://www.turkishairlines.com/ja-jp

トルコの定番観光地「イスタンブール」と海辺のリゾート「アンタルヤ」を楽しみ尽くした今回の旅。どちらもまったく違う魅力でしたが、共通して実感できたのはトルコの歴史の深さです。紀元前から何世紀にも渡って世界の中心として栄え、現在もヨーロッパとアジアをつなぐ重要な拠点としての役割を果たしていることを、観光しながら知ることができたのはとても貴重な体験でした。そして何より、やっぱり料理がおいしい! ぜひみなさんも、グルメと世界遺産&遺跡を目的に、トルコ旅を計画してみてくださいね。

※1 TL=4.20円、€ 1=161.08(2024年8月28日現在)

(撮影・取材・文:小浜みゆ)

取材協力:ターキッシュ エアラインズ

※この記事は2024年09月15日に公開されたものです

小浜みゆ

神奈川県在住の旅ライター。旅が大好きなのでフットワークは軽く、国内・海外の素敵な場所を求めてどこへでも。得意ジャンルはホテル・リゾート・美容。写真にこだわります。

この著者の記事一覧 

SHARE