海外旅行で体験する楽しみの一つといえば「食事」。 ごはんがおいしい国は旅の満足度に比例するもので、 グルメな働く女子におすすめしたい国が「トルコ」です!
トルコはとても広く、今回は大都市・イスタンブールと、 ハワイのようなビーチリゾート「アンタルヤ」へ。 世界三大料理と名高いトルコ料理はどれもおいしく、 初めて食べるような味に感激しっぱなしでした。
空の上でトルコ料理を楽しむ! 美食の旅のはじまり
トルコのイスタンブールまでは現在、ターキッシュ エアラインズが羽田・成田・関西から直行便を運航 中。 私は成田10: 35発のフライトでまずはイスタンブールを目指し、 乗り換えた後にアンタルヤへと向かいました。
イスタンブールまでは約13時間。「ごはんがおいしい」 と有名なターキッシュ エアラインズの真骨頂を体感できるビジネスクラスで、空の旅を楽しみました! ビジネスクラスはシートがフルフラットになり、 大きな画面で日本語訳の映画も見放題。機体「ボーイング787-9」は1- 2-1の座席レイアウトなので、どの座席からも通路へのアクセスが可能です。
出発前にはウェルカムドリンクのサービスと、 アメニティキットのプレゼントが! なんと、ビジネスクラスでは「 フェラガモ」のポーチ&スキンケアをもらえるのです。 中身はフェラガモのボディローション・フェイシャルミスト・ リップバームに加えて、歯ブラシ・靴下・耳せんも。 わざわざ荷物として色々と準備しなくて良いのがうれしく、 さらにフェラガモのスキンケアなんて気分が上がります。
出発から約1時間が過ぎた頃、 いよいよ美食コースのはじまりです。 前菜はワゴンで運ばれてくるフムスや焼きアスパラガスを、 自分で選べるスタイルでした! コック帽を被った「フライングシェフ」 も登場し、シェフやCAさんが料理をサーブしてくれます。メインディッシュを選べるのはほかのエアラインも通常ですが、「前菜」まで約8種類の中から自分で選べるなんて、驚きでした。さらにトルコ産ワインも赤・白・ロゼが飲めて、とっても幸せ…… 。
メインディッシュは鮭の味噌焼き、仔牛のテンダーロイン、 ブルーチーズソースのニョッキから選択。 さらにデザートもワゴンで運ばれてくるので、 好きなものをチョイスできます。私はトルコの伝統的なお菓子「ロクム」とトルココーヒーをオーダー! トルココーヒーは上澄みだけ飲むもので、 日本語が話せるCAさんから「下は飲まないでくださいね」 とアドバイスをいただきました。甘いお菓子と、 しっかり苦みのあるトルココーヒーは相性抜群。 まだトルコに着いていないうちから、 その美食を堪能しちゃいました。
アルコールも食事もオールインクルーシブの「Regnum Carya」
イスタンブールで乗り換え、約1時間20分で最初の目的地「 アンタルヤ国際空港」に到着! アンタルヤはトルコで5番目に人口が多く、「地中海の真珠」 なんて呼ばれるビーチリゾートです。 地中海に面して全長630kmもビーチが続き、 5つ星ホテルが400以上も点在。 今回はトルコ人やヨーロッパ各国の人が憧れる「Regnum Carya(レグナム カリヤ)」に宿泊しました! 空港からはホテルが手配してくれる送迎車などで向かうことができます。
Regnum Caryaは100万平米という超広大な敷地に客室、 レストラン、ビーチ、プール、 ゴルフ場などが集まったオールインクルーシブのホテル。 基本的な朝・昼・夕の食事、アルコール、 アクティビティは料金に含まれており、 現地ではお財布を気にせず遊び尽くせます。 ロビーに用意されているスパークリングワインも、 自由に飲んでOK! ちなみにRegnum Caryaは2015年のG20サミットの開催地でもあり、 日本からは安倍晋三元首相が宿泊しました。
客室はホテル棟とヴィラタイプがあり、 非日常感あふれる滞在ならヴィラタイプの「PEARL POOL ROOM」がおすすめ。ずらりと並んでいるのが、 すべて1棟まるまる貸切のPEARL POOL ROOMです!
室内はベッドルーム+バスルームのレイアウトで、 約62平米と広々。 ベージュを基調とした高級感のあるデザインとなっています。 バスタブ付きのバスルームもうれしい!
PEARL POOL ROOMの大きな特徴が、目の前にあるプールです。 客室のテラスから、 そのままヴィラの宿泊者専用プールに入ることができちゃいます! アンタルヤは年間300日晴れる温暖な街で、夏の 暑い日にプールに入るのはとても気持ちよかったです。
Regnum Caryaはオールインクルーシブリゾートなので、 客室内に用意されている冷たい飲み物も自由に飲んでOK。 トルコ産のワインやトルコでよく飲まれているサワーチェリージュ ースなど、10種類のドリンクが冷蔵庫で冷やされていました。 これを全部飲んでも良いなんて、贅沢すぎる……!
人生最大のビュッフェに感激。トルコ料理を食べ比べ
Regnum Caryaのすごいところは、 リゾート内にある30以上のレストラン・バー・ パティスリーなどがすべてインクルーシブ(追加料金なし) で利用できること。 小さなバーから優雅なレストランまで選択肢が豊富で、最も広い「 Olive Restaurant」は朝・昼・ 夕食べられるビュッフェレストランです。サラダ・フルーツ・ チーズ・肉料理・魚料理・パスタ・ピザ・ デザートなどがずらりと並び、 私の人生で行ったレストランの中では過去最大の広さ……! ここに来て、客室のドリンクは序の口だったことがわかりました。
トルコ料理もたっぷり楽しむことができ、私はドルマ、 トルコ風シチュー「カプスカ」、 ライスプティングなどをチョイス。 ドルマとは米やひき肉などをくりぬいた野菜に詰めた料理で、 ピーマンの肉詰めのようなイメージです。 お米が入っているのが日本人的には面白く、 かつスパイスが効いているのでとても異国情緒あふれる味わいでし た。スパイスといっても辛くはないので食べやすかったです。
野菜やフルーツもとっても新鮮。トルコは食料自給率100% を超える農業大国で、 ホテルでもトルコ産のおいしい食材を使った料理を味わうことがで きます。フレッシュないちじく、メロン、スイカ、キュウリ、 トマトなど、 素材そのものを生で食べるだけでもおいしかったのが印象的でした 。
そして甘いもの好きの私が何よりうれしかったのが、 トルコの伝統的な焼き菓子「バクラヴァ」も食べ放題ということ! バクラヴァは近年日本でも注目を集めており、パイ 生地の中にたっぷりと刻んだピスタチオなどナッツを詰めて焼き、 シロップにたっぷり浸したスイーツです。 ピスタチオが惜しげもなく入ったバクラヴァはトルコでも高級品。 とても甘いものの、チャイと一緒に味わうとちょうどよく、 それをいくらでも食べても良いという幸せを噛み締めました……。
ディナーはちょっとだけドレスアップして、すてきなアラカルトレストランへ。 タイ料理・日本料理・イタリアン・ ブラジル料理などのディナーもインクルーシブ(追加料金なし)です。 トルコらしい料理を食べたい時には「KÖZ OCAKBAŞI」でシシケバブを。「シシ」とはトルコ語で「 串」のことで、 もくもくと煙をあげながら炭火で焼き上げる絶品のビーフやチキン を食べられますよ。 トルコ産のビールやワインも楽しめます!
「SANDAL」 はギリシャや地中海の料理を味わえる海辺のレストラン。 たくさんの「メゼ(前菜)」からはじまり、 豪華なシーフードのグリルを味わうことができます。 何度も言いますが、こちらもインクルーシブ(追加料金なし)! お腹が許すのならば、 2軒のレストランをはしごすることもできます。
SANDALでぜひ体験したいのがトルコのお酒「ラク」×「 メロンチーズ」。ラクはアニスを効かせたブドウの蒸留酒で、 メロン&チーズを合わせるのがトルコ流です。 ラクはそのまま飲むよりも、メロン& チーズと合わせて楽しむと何倍もおいしい!
トルコ式のお風呂「ハマム」を体験。プール・スパで遊ぶ
トルコの美食を満喫できるRegnum Caryaですが、プール・ビーチ・エンターテイメント・ スパなど遊びも大充実。大きなプールは3つあり、 働く女子には16歳以上限定のプールが一押しでした! プールに浸かりながらカクテルを味わうことができ、 非日常感満載。もちろんそのドリンクもインクルーシブ(追加料金なし) で、モクテルやソフトドリンクも選べますよ。
スパのドライサウナ・スチームサウナ・ ハマムの利用もインクルーシブ(追加料金なし)。 ハマムとはトルコ式のお風呂で、Regnum Caryaのハマムは白い大理石のとても美しい空間です。 湿度が50%〜60%で、 入り方としては15分ほど大理石の上に寝転んでリラックス。 大理石は38〜41度の温かさとなっていて、 大理石の岩盤浴といったイメージです。 じんわりと汗が出てくる感覚が心地よく、 ずっといたくなるほどでした。プラス料金であかすり(15分 €55)や泡マッサージ(25分 €80)を受けることも可能です。
リゾート内でトルコの料理や文化をたっぷりと満喫できた「 Regnum Carya」。好きなだけ食べて、好きなだけ遊べる、 もはや人間をダメにする楽園のようなリゾートでした……。帰りたくなかった……。高級ですがオールインクルーシブなので、 結果的にコスパ良く楽しめるのもうれしいポイント。 さらにお得にラグジュアリーを体験するなら、 オフシーズンとなる冬に行くのが一押しです。夏に比べると雨が降りやすいものの平均気温15~20度ほどで過ごしやすく、快適に過ごせますよ。 続いての記事はアンタルヤの観光地をご紹介するので、 ぜひチェックしてみてください!
※€ 1=162.31(2024年8月20日現在)
(撮影・取材・文:小浜みゆ)
取材協力:ターキッシュ エアラインズ
※この記事は2024年09月07日に公開されたものです
小浜みゆ
神奈川県在住の旅ライター。旅が大好きなのでフットワークは軽く、国内・海外の素敵な場所を求めてどこへでも。得意ジャンルはホテル・リゾート・美容。写真にこだわります。