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業界の50%以上! 「IT業界のリモートワークの実態」を調査

#おしごとニュース

エボル

ベンドが運営する「スキルアップ研究所」はこのほど、「IT業界のリモートワークに関する調査」を実施しました。

調査背景

コロナ禍を経て急速に拡大したリモートワークですが、業界によって意識や取り組みには違いがあります。

IT業界と非IT業界では、リモートワークの頻度や取り入れやすさ、取り入れるうえでのメリットやデメリットなどにはどのような傾向があるのでしょうか。

そこで今回は、IT業界と非IT業界に焦点を当て、業界によるリモートワークの実態を解明するべく、調査を実施しています。

9割以上がIT業界はリモートワークに適していると回答

世間のイメージでは、IT業界とリモートワークは密接な関係があるようです。

「IT業界はリモートワークを取り入れやすいと思いますか?」という質問に対し、IT業界の経験を問わず90%以上が「はい」と回答しました。

これは、IT業界が他の業界に比べて物理的な場所や時間にとらわれにくいことが大きな要因だと考えられます。

IT業界の半数以上がリモートワークを活用している

「あなたの会社ではどのくらいの割合の人がリモートワークを取り入れていますか?」という質問に対しては、IT業界経験者と未経験者の回答に特徴が表れました。

まず、会社でリモートワークを取り入れている人が0~20%だと回答した人の割合について、IT業界経験者は41.5%、未経験者は70.5%と回答しました。

また、「会社の60%以上がリモートワークを取り入れている」と回答した割合は、IT業界経験者が未経験者の約2倍でした。

IT業界は、他の業界よりも積極的にリモートワークを活用していることがうかがえます。

就活・転職活動においてリモートワークの有無は重要度が低い

多くの人がその恩恵を受けているリモートワークですが、就活や転職で企業がリモートワークを取り入れているかどうかを重要視している人はどれくらいいるのでしょうか。

これを明らかにするため、「就活や転職活動の際、企業がリモートワークを採用しているかをどれくらい気にしますか?」と聞いたところ、IT業界経験者では約70%、IT業界未経験者では85%がリモートワークかどうかは気にしていないことがわかりました。

一方で、IT業界経験者では、リモートワークを重視する層がIT業界未経験者の約2倍の割合にのぼることが明らかに。IT業界は仕事内容の性質上、場所にとらわれない働き方をできることが魅力の一つであるため、IT業界の方がリモートワークが重視される傾向にあることは必然と言えるでしょう。

課題と展望

今回の調査で、IT業界は他の業界に比べ、リモートワークを取り入れやすく、実際に積極的に活用していることがわかりました。IT業界がリモートワークを取り入れやすい要因としては、業務のデジタル化が進んでいることや物理的な場所に依存する必要がないことなどが考えられます。

また、就活や転職活動において、IT業界では、企業がリモートワークを取り入れているかを重要視する人が多いことが明らかに。今では、リモートワークはIT業界の魅力の一つだと十分に言えるでしょう。

しかし、リモートワークのメリットに関しては、業界間で特徴的な違いは見られませんでした。

コロナ禍で急速に拡大したリモートワークは、IT業界以外でも広く普及しており、多くの人がその働きやすさの恩恵を受けています。

各自で業務に集中できる環境を作らなければいけない点は少々ネックですが、移動コストを削減できることや自分の時間が作りやすいなどさまざまなメリットがあるため、今後も多くの人がリモートワークを活用することでしょう。

調査概要

調査名:IT業界のリモートワークに関する実態調査
対象者:IT業界で就業経験がある人/IT業界で就業経験がない人
対象地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年7月10日〜7月17日
回答数:287
出典:スキルアップ研究所( https://reskill.gakken.jp/4082

(エボル)

※この記事は2024年09月06日に公開されたものです

エボル

ネットを中心にさまざまなサービスやビジネスを創造する企業。特にコンテンツ開発分野においては、さまざまな分野で活躍する多彩なライター陣と経験豊かなエディターを中心に各ネットメディア向けて最適化された、品質の高いコンテンツを企画制作しています。マイナビウーマンではニュース記事を担当。
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