好きな人を諦める方法とは。次に進むタイミングや諦められず苦しい理由も解説

「好きな人と体の関係はあるけれど、うまく行っていない」「もう脈がないから、やめた方がいいのは分かっている」

このように、意中の相手がいるけれど、前に進むために「諦めたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、好きな人を諦める方法をテーマに、徹底解説いたします。

好きな人を諦める方法とは？

まず、好きな人を諦める方法について、お話しいたします。

思いを受け入れてもらえなかったり、大切にしてもらえなかったりして自己肯定感が下がっていると、「この人に見捨てられたら人生終わり」「私なんかが、次の恋なんてできるわけない」などと感じ、冷静な判断ができずにますます諦めることが難しくなるものです。

そのため、まずは自らを労わった上で、環境を変えたり、己を高めて自信を取り戻していったりすることが、相手を諦めるためには必要です。下記で詳しく見ていきましょう。

（1）自分を責めないようにする

相手が好きになってくれない理由を探し、「私にその魅力と価値がないせいだ」と、自分を責めてしまっている人もいるのではないでしょうか。

しかし、好きな人が振り向かない理由は、あなたに落ち度があるからではありません。

なぜなら、恋愛感情は本能なので、何をすれば好きになってもらえて、何をされれば好きになるというものではないからです。

それに、魅力やその人の性質次第で恋愛感情に発展するかどうかが決まるなら、「人間性が破綻している人や、更生せずに過ちを繰り返す凶悪犯罪者に、なぜパートナーがいるのか？」という話になってきます。

いたずらに自分を追い込むと、自己肯定感を下げ、適切な判断ができなくなることにつながります。そういった理由から、まずは自分を責めることはやめましょう。

（2）体調を整える

「健全なる精神は健全なる身体に宿る」ということわざの通り、体の調子が悪いと、判断力が鈍り、いつまでも苦しい恋を手放せない状態に陥りがちです。

そしてつらい片思いをしている人ほど、自分をないがしろにする傾向があります。なので、「栄養をちゃんと取る」「たくさん寝る」という2点を心掛けてください。

恋愛がうまく行かないことで悩みが増え、首がうなだれて猫背になっているケースも多いので、背筋をのばすよう意識するのも良いでしょう。

（3）物理的接触を断つ・職場の場合は転職なども検討する

好きな人を諦めたいのであれば、物理的な接触を断つことも大切です。そのためには連絡を取らず、会わないようにしましょう。

例えば、好きな人が同じ職場の場合は、転職をするか部署異動を申し出た方がいいかもしれません。

これは極端なことを言っているわけではなく、僕が相談を受けてきた人の中にも、同じ空間にいるせいで「好きな人を諦めたいのにいつまでたっても諦めきれない」という人が大勢いるからです。

結局、彼ら・彼女らはつらすぎて、最終的に退職の道を選んでいる場合がよくあります。

「好きな人と会いながら諦める方法はないですか？」と聞かれることがありますが、これは「お酒を飲みながらアルコール依存症を治せますか？」といった質問と同じだと僕は思います。

そういった理由から、できるだけ物理的接触を断つようにしましょう。

（4）没頭できることを探す

「諦める」という冷静な判断ができるように環境を整えて、いざ好きな人のことを忘れようと努力しても、人間の脳は考えたくないことほど、考えるようにできています。

これを解消するには、「他に考えないといけないことで上書きすること」が、脳科学でも推奨されているんですね。

そういった理由から、何か没頭できる物事を探して、好きな人のことを上書きする時間を増やしましょう。

（5）自分磨きをする

自分に自信がないと、1つの物事に執着しがちです。例えば「この恋がかなわなかったら、ますます自分の価値がなくなってしまう」と思ってしまいます。そのため、好きな人を諦めるには、自信が大切になってくるのです。

恋愛カウンセラーという職業柄、「自信をつけるにはどうすればいいですか？」と聞かれるケースがよくありますが、一番即効性の高い方法が、「見た目を変えること」なんですよね。

今の自分よりもかっこ良く、きれいになることができれば、おのずと自信は回復しています。

中には、今好きな人のことがどうでもよくなって、「もっといい人を狙えそうな気がする」と吹っ切れるケースも珍しくありません。

（6）筋トレする

「筋トレをすれば悩みの9割は解決する」という話がありますが、あながち間違ってはいないと感じます。

そこで、つらく悲しい気持ちを、重いものや筋トレにぶつけましょう。トレーニング後は、あなたが思っている以上にすっきりした気持ちになっているはずです。運動自体にストレス発散効果があるので、ランニングなどと組み合わせてやるのも効果的でしょう。

それにより、相手のことを考えてはネガティブな思考に陥っていた状況から、前向きな状態に変われるはず。

また、恋愛がうまく行かないと、分かりやすく自信喪失につながります。筋トレで理想の体形に近づくことは、自信をつけることにもなるので、前述した自分磨きと並行してやってみましょう。

（7）他の人に目を向けてみる

これまでお話したことを全て実践していれば、冷静な判断力を取り戻し、好きな人への気持ちはかなり落ち着いているはずです。

そこでようやく、他の異性に目を向けてみるのもいいのではないでしょうか。

注意点としては、好きな気持ちがまだ残っている状態で、新しい出会いを探さないことです。これをやってしまうと、元々好きな人が美化されすぎて、どんなにすてきな人が現れたところで誰も勝てないんですよね。

なので、次の出会いを探すのであれば、気持ちの整理がついてからにしましょう。

そもそも好きな人を諦めた方がいいタイミングとは

次に、好きな人を諦めた方がいいタイミングについて、解説いたします。

（1）相手が既婚者だった

不倫恋愛は良くないという道徳的問題もありますが、幸せな恋愛をしたいなら、相手が既婚者の時点で諦めた方がいいです。

なぜなら、そのまま恋愛関係になったところで、ほとんどの場合、自分が相手の一番になることはないからです。

どんなに相手が好き好き言ってこようが、優しく親切にしてくれようが、見た目がタイプであろうが、既婚者であるというだけで「言うても不倫」になっちゃうんですよね。

言うまでもありませんが、「離婚する」などの相手の言葉は、「離婚してから言えよ」という話になるので、行動が伴っていなければ信じてはいけません。

（2）都合よく扱われていると感じた時

ほれた弱みを握られてしまうと、それをいいことに都合よく扱おうとしてくる人間もいます。

残念ながらこの時点で良い関係は築けていないし、大逆転して大切な存在や本命に昇格できる可能性は低いので、離れた方がいいでしょう。

しかもそうされた時点で、その相手は「人を雑に扱うことができる人間」という事実が判明しているので、真剣に付き合ったところで、どの道良い関係を築くことはできないでしょう。

（3）友達としか思えないと言われた

「友達としか思えない」「妹（もしくは姉、弟や兄）にしか思えない」などの断り文句は、「女（男）として見られない」という意味です。

つまり、あなたを性的対象として見られないから、手をつないだりキスしたりするのは無理ということなんですよね。

このせりふを言われた時点で、友達枠からワンチャンを狙ってもどうにもできないので、潔く引いた方が身のためでしょう。