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異動の挨拶メールの書き方とは。社外/社内(上司・異動先)への例文を紹介

にほんご倶楽部

異動の挨拶メール例文

ここからは、異動の挨拶メールの具体的な例文を紹介します。

お世話になった人にメールする際は、社内向けと社外向けなど、宛先によって細かい文面は変わります。ただし共通項目として、直接挨拶ができないことのお詫び、そして異動日と異動先、連絡先が変わる場合は新しい連絡先を忘れずに記載しましょう。

異動先には、これまでの略歴や今後の抱負を送るといいですよ。

(1)【社内向け】上司への異動挨拶メールの例文

まずは、現上司へのメールについてです。お世話になった上司には、個別に連絡するのがおすすめ。

感謝を伝えると共に、部署が変わっても仕事で関わる可能性もあるため、「今後もよろしくお願いします」という旨の表現を最後に添えましょう。

下記が具体的な例文です。

○○さん

お疲れ様です。(自分の名前)です。

ご存じかとは思いますが、このたび○月○日(○)付で、○○部から○○部に異動することになりました。

新卒で入社して以来、約○年間、大変お世話になりました。

○○さんには社会人としての心構えから業務全般の進め方まで、熱心にご指導いただき、心から感謝しております。

これまで培った経験を基に、○○部でも精進してまいります。

今後の業務につきましては、後任の○○さんに引き継いでおりますが、万が一、不足などありましたら、私までご連絡いただけますと幸いです。

私の新しい連絡先は下記の通りです。
==========
○月○日(○)以降の連絡先
○○部
電話番号:○○-○○○○-○○○○
==========

本来なら直接ご挨拶すべきところを、メールでのご報告となってしまったことをお詫び申し上げます。

今後もご一緒に仕事をする機会があるかと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします。

(2)【社内向け】現部署への異動挨拶メールの例文

今いる部署全体にメールする際には、最初に「○○部 各位」と書きましょう。異動の旨を伝えるのはもちろんですが、お世話になったことを感謝するのも忘れないでくださいね。

下記が具体的な例文です。

○○部 各位

お疲れ様です。(自分の名前)です。

このたび、○月○日(○)付で、○○部から○○部に異動することになりました。

○○部の皆さまには約○年間、大変お世話になりました。

こちらに配属された当初は、初めて担当する業務が多く、たくさんご迷惑をお掛けしました。

そんな私に、皆さまが温かく、丁寧にご指導くださったおかげで、今の自分がいます。
本当にありがとうございました。

これまで培った経験を基に、○○部でも精進してまいります。

今後の業務につきましては、後任の○○さんに引き継いでおりますが、万が一、不足などありましたら、私までご連絡いただけますと幸いです。

私の新しい連絡先は下記の通りです。
==========
○月○日(○)以降の連絡先
○○部
電話番号:○○-○○○○-○○○○
==========

本来であれば直接ご挨拶すべきところ、メールでのご報告となってしまったことをお詫び申し上げます。

部署は変わりますが、今後もご一緒に仕事をする機会があるかと思います。
引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。

(3)【社内向け】異動先の部署への異動挨拶メールの例文

異動先に向けては、配属後に改めて直接挨拶をする機会があるでしょう。そのため、あまり長文にせず、最低限の挨拶にとどめるのがおすすめです。

ただ短くてもいいので、今までの業務内容や今後の抱負を伝えることで、異動後の仕事ぶりをイメージしてもらいやすくなるでしょう。

下記が具体的な例文です。

○○部 各位

お疲れ様です。○○部の(自分の名前)です。

このたび○月○日(○)付で、○○部から○○部へ異動することとなりました。

私は新卒で入社後、現在いる○○部に配属され、約○年間、○○を担当してまいりました。
新しい○○部では、○○業務を担当する予定です。

現部署で学んだ経験を生かして、1日でも早く皆さまのお役に立てるように、精進してまいります。

ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。

(4)【社外向け】取引先への異動挨拶メールの例文

社外向けの異動挨拶の際は、新しい担当者の紹介も添えましょう。また、万が一に備えて、異動先の自分の連絡先も共有しておくと丁寧です。

下記が具体的な例文です。

○○株式会社 ○○部 ○○様

平素よりお世話になっております。○○株式会社の(自分の名前)でございます。

このたび○月○日(○)付で、○○部から○○部に異動することになりました。

本来であれば直接ご挨拶に伺うべきところ、メールでのご連絡となり、心よりお詫び申し上げます。

○○様には、これまで多くのことを勉強させていただき、誠にありがとうございました。

後任は同部署の○○が担当いたします。

本人からも後日、改めてご連絡させていただきますが、○○の連絡先は下記の通りです。
○月○日(○)以降は、恐れ入りますがこちらへご連絡いただけますと幸いです。
==========
○○株式会社 ○○部
○○○○
電話番号:○○-○○○○-○○○○
メールアドレス:○○○○@○○○○
==========

なお、念のため私の新しい連絡先をお知らせいたします。
==========
○月○日(○)以降の連絡先
○○株式会社 ○○部
○○○○
電話番号:○○-○○○○-○○○○
メールアドレス:○○○○@○○○○(これまでと同じです)
==========

今後とも変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願いいたします。

異動の挨拶は送るタイミングとマナーを守ろう

異動の挨拶をする時は、正式な辞令が出てから、メールを送りましょう。また、基本的には直接対面して挨拶するところ、メールになってしまったことをお詫びするのも大切です。

その上で送る相手に合わせて文章を考え、きちんと挨拶すれば、末永いお付き合いをしてもらえる可能性が高まりますよ。

(#にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2024年06月28日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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