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「業務にあたる」の意味とは? 正しい使い方と例文・言い換え表現を解説

言葉解説

にほんご倶楽部

「業務にあたる」という言い回しは、ビジネスシーンにおいてよく使われる表現の1つ。

何気なく使っている言葉だからこそ、改めて意味や使い方を聞かれると困惑してしまう人もいるのではないでしょうか。

今回は、そんな「業務にあたる」というフレーズについて解説します。また、ビジネスシーンで使える類語なども併せて紹介するため、ぜひ参考にしてください。

「業務にあたる」の意味

「業務にあたる」の意味は、業務を担当したり、遂行したりすることを意味します

「業務」とは、仕事にまつわる作業のこと。「あたる」には「担当する」「従事する」といった意味があります。

つまり、組織や企業が定めている職務をこなすことといえるでしょう。

漢字表記は「業務に当たる」

「業務にあたる」の「あたる」を漢字表記にする場合は、「当たる」が適当です。前述したように、「担当する」「従事する」といった意味合いがあります。

どの漢字を使用するのか悩む時は、ひらがなで「あたる」と表記するのが無難でしょう。

「業務にあたる」の使い方【例文付き】

「業務にあたる」というフレーズを使うのはビジネスシーンが中心です。

主に任された仕事に取り組んでいる状態や、これから取り掛かる状況を表す時に使用されます

また、自分自身の行動を示すだけでなく、誰かが業務に対応していることを第三者に伝える時にも「業務にあたる」という表現を用いることが可能です。

以下で、例文を見ていきましょう。

例文

・「本日から新しい業務にあたりますので、よろしくお願いいたします」

・「〇〇さんは先週からA社との取引業務にあたっています

・「業務にあたる上で、今よりも効率化を図りたい」

「業務にあたる」の言い換え表現

ビジネスシーンでは、シチュエーションによって「業務にあたる」を別の表現に言い換えた方がスムーズなコミュニケーションに役立つケースも。

以下で、5つの類語を見ていきましょう。

(1)「業務を行う」

「業務にあたる」をシンプルに言い換えたい時は、「業務を行う」がおすすめです。誤解を招くことのない、誰に対しても分かりやすい表現といえます。

(2)「業務に取り組む」

「業務に取り組む」は、具体的に特定の仕事に着手することを意味します

「業務にあたる」だと少し堅苦しいけれど、「業務を行う」だとシンプルすぎると感じるような場合は、こちらの言い回しを用いるのがおすすめですよ。

(3)「業務に従事する」

ビジネス文書などで使用する場合は、「業務に従事する」という表現が適しています

「従事する」は、仕事に携わることを意味する言葉。「業務にあたる」よりもかしこまった印象を与えたい時に用いると良いでしょう。

(4)「業務にまい進する」

「まい進する」は、「まっしぐらに進むこと」を意味する言葉です。

仕事を頑張るという気持ちをさらにフォーマルな表現にしたい時は、「業務にまい進する」を用いると良いでしょう。

(5)「業務を担当する」

「業務を担当する」という表現も、「業務にあたる」と似た意味を持っています。

仕事を任されるというニュアンスがあるため、新たなプロジェクトに抜擢された時や、自分が主導で業務を進行する時に役立つフレーズでしょう。

「業務にあたる」は仕事に取り組むことを表す言葉

「業務にあたる」は、業務に従事していることやこれから着手することを意味する言葉です。比較的フォーマルな言い回しなので、使い方を知っておくとビジネスシーンでも役立つはず。

今回紹介した言い換え表現と合わせて、状況に応じて上手に言葉を使い分けていきましょう。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2024年06月26日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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