月桂樹を庭に植えてはいけない理由とは? 植えるメリットも解説
月桂樹はローリエやローレル、ベイリーフとも呼ばれ、観賞用としてだけでなく料理でも使われる植物です。
古代ギリシャやローマでは「神の木」「聖樹」として神聖化されていた木。その花言葉は「栄光」「勝利」「栄誉」と、とても縁起の良い植物でもあります。
それにも関わらず、なぜ「庭に植えてはいけない」といわれるのでしょうか?
この記事では、月桂樹を庭に植えてはいけないとされる理由を解説。植えるメリット、月桂樹以外で植えることを避けるべき植物についても紹介します。
「月桂樹を植えてはいけない」といわれる理由
なぜ、月桂樹を庭に植えてはいけないといわれるのでしょうか?
(1)大きく育ってスペースを取るから
月桂樹は、地中海沿岸を原産とする常緑高木。生育がとても早い植物であり、成長すると高さは3~6m、最大で10~15mほどにまでなるといわれています。
十分なスペースを確保できない庭にとっては、デメリットといえるかもしれません。
また、月桂樹は乾燥に強く育てやすい植物ですが、その分、根が強いのも特徴。庭に植える場合、他の植物に影響を与える可能性もあるため「植えてはいけない」といわれるのでしょう。
(2)定期的な手入れが必要だから
前述の通り、月桂樹はとても生育の早い木です。そのため年に1~2回程度の定期的な剪定が必要となります。
大きく生育している月桂樹の場合は、特に剪定の手間がかかるため「植えてはいけない」といわれるのかもしれません。
(3)害虫が発生しやすいから
月桂樹の葉は香りが特徴的で、香辛料として料理に使われることもあります。だからこそ、害虫を寄せ付けやすいともいえるのです。
特にカイガラムシが発生しやすく、放置すると被害が拡大していくことも。剪定と合わせて定期的な手入れが必要であるといえます。
(4)病気になりやすいから
月桂樹は、病気を発生する可能性がある植物でもあります。特に注意したいのは葉や枝にカビがついてしまう「すす病」。
アブラムシやカイガラムシの排泄物を栄養にして菌が増えるため、この点でも定期的な手入れが必要となります。