「ご希望に添えず申し訳ございません」の使い方は? 例文つきで解説
「ご希望に添えず申し訳ございません」の言い換え表現
ここからは、「ご希望に添えず申し訳ございません」の言い換え表現を紹介します。
(1)「ご要望にお応えできず申し訳ありません」
「ご要望にお応えできず申し訳ございません」は、「ご希望に添えず申し訳ございません」とほぼ同じ意味を持ちます。
例文
・「キャンペーン期間は今月末日までとなっており、それ以降のお取引については対象外とさせていただいております。ご要望にお応えできず申し訳ありません」
・「ご意見をいただいた件ですが、委託先のシステム上の仕様となっており、弊社では対応いたしかねます。ご要望にお応えできず申し訳ありません」
(2)「大変恐縮ではございますが~いたしかねます」
相手からの依頼を断る時は、「大変恐縮ではございますが~いたしかねます」という言い方もできます。
「~いたしかねる」とは「~しかねる」の丁寧な言い方で、「~しようとしてできない、~することがむずかしい」という意味です。
例文
・「お問い合わせいただいたところ大変恐縮ではございますが、ご指定いただいた○月○日は定休日となっているため、お引き受けいたしかねます」
・「ご連絡いただいたところ大変恐縮ではございますが、その件についてはまだ詳細が決まっていないため、現時点ではお答えいたしかねます」
「ご希望に添えず申し訳ございません」は依頼を断る時に使える言葉
「ご希望に添えず申し訳ございません」は、相手からの依頼を断る時などに使える言葉です。
ただ「できません」と断るのではなく「ご希望に添えず申し訳ございません」と一言加えると、相手の心情に配慮していることを伝えられます。
特にビジネスシーンでは、顧客や取引先とトラブルに発展しないよう、ちょっとした言い回しに気を配る必要があります。
「ご希望に添えず申し訳ございません」といった相手への気遣いが伝わる謝罪の言葉をうまく使って、円滑なコミュニケーションを心掛けましょう。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2023年12月20日に公開されたものです