【最終回】トライアングル同棲を経て選ばれるのは誰? ついに最終告白
ABEMAの新作婚活サバイバル番組『GIRL or LADY 〜私が最強〜』が毎週日曜夜10時より無料放送中! 第1話~第4話と最終話を無料見逃し配信中なのでまだまだ追いつくことが可能です! ハイスぺ男子との幸せを掴むのは20代の「ガールチーム」か、それとも30代の「レディチーム」か? 恋愛番組好きのコラムニスト・ジェラシーくるみさんが毎週考察していきます!
20代のガールチーム、30代のレディチームがそれぞれ共同戦線を組み、本気で結婚相手を探すハイスペ男性4人を奪い合う婚活バトル番組。
ミサキの手紙に書いてあった、ユウジへのねぎらいの言葉。そして自分が初対面から抱いていた好意。意外にも絵文字と顔文字多めで、子供の頃の交換ノートを思い出しました。
手紙という奥の手をくらったものの、もう二日目の深夜。この手紙でユウジの気持ちはミサキに戻るのか?
はい、戻りましたね。かなり大幅な揺り戻しが観測されました。
彼はミサキの気持ちを初めて知れたと言っていましたが、手紙には「はじめからユウジに決めていた」と書いてあっただけで、好きや愛してるみたいな断言は無かったと思うのですが……視聴者には分からないような、にじみ出た愛があったのでしょうか。
もしかして、あぶり文字で愛の告白とか書いてあった?(紙を温めると、レモン汁や牛乳で書いた秘密の文字が浮き出てくるアレです)
最終日、それぞれの朝は……
ユカコの前のタイスケは、あごの下をなでられてゴロゴロ鳴く猫みたいです。うまく言葉にできないタイスケを見ても、ユカコは「かわいいね」と余裕の様子。もうタイスケ、飼い慣らされています。
早めに起きてエプロンを着けて、栄養バランスも考えて朝ごはんを作ってくれるユカコか、寝ぼけ眼で頭にうさぎをつけて唇ぷるぷるで降りてきて「タイちゃんはもう決まったの?」とぶっこんでくるミナミか。
こちらはえっちい朝です。
タカのユリミを見る眼差しや浮かれっぷりは、もう恋する男児そのもの。まんざらでもないユリミ。このペアはかたいですね。
若槻姐さんの指摘にもありましたが、GIRLは朝に遅れをとりがち。でも若いから仕方ない! たくさん寝ちゃうし、顔も髪も仕上げるまで部屋出たくないもんね。
最終ジャッジ前、最後のツーショット
最後のツーショットでハルが聞いたのは、タカから見た自分とユリミの魅力の違いでした。ライバルの魅力や自分との違いについて聞けるなんて、なんて潔い性格。
対するタカは「ハルは楽しくてHAPPY、ユリミは安定」と……。毒にも薬にもならない常套句(笑)。
ハルは一つでも吸収してから日本に帰りたいんだろうね、学びの姿勢がすごい。もう恋する女というよりは、新人研修を受けてモチベーションが爆上がりした社会人一年目って感じ。
ユカコ×タイスケのツーショットでは、初めてタイスケの強い芯の部分を見ることができました。
タイスケさんに付いて行きたい、一緒に仕事したいと思ってもらえるような人間性を身につけたい、と真っ直ぐユカコを見つめて話していましたね。
「お人持ち」という少々自己啓発っぽい言葉もありましたが、タイスケの真剣な物言いや美学に触れて、ユカコは納得したご様子。
早朝の、ユウジのこの眼差しはかっこよかった。決断って「決めて断つ」なんですよね。一つの道に心を決めて、その道以外の可能性を手放すということ。
このユウジの強い目線の先には、誰がいるのでしょうか。
結局三人とも泣くんかーい。ミサキ・ユウジ・サアヤ、みんなそれぞれが違う意味の涙を流していました。
前日のかわいい大出血セールやいちゃいちゃプリが遠い昔のことのよう。ユウジの動揺っぷりを見る限り、昨夜から今朝にかけてミサキの方に大きく気持ちが傾いている様子……。
思い返せば、ユウジは最初からミサキに惹かれていましたね。
三人ともしんどさを抱えてトライアングル同棲生活に踏み出したのに、相変わらずミサキの気持ちが不透明なままで、ユウジは抱えきれなくなった不安を解消するために、1日目の夜にミサキを呼び出して尋問タイムを設けたように思えます。
はたから見ると、ミサキからの手紙には、ユウジの気持ちを覆すくらい強い想いや好意が詰まっているようには思えませんでした。
ですが、ユウジにとっては、ミサキからもらった最初で最大の好意のあかし。一度諦めかけて、フタをして抑え込んでいたミサキへの気持ちが一気に沸騰し、あふれてきたんでしょうね。
自分に好きと言っておきながら、手紙一枚で揺らいだユウジのことをサアヤは一ミリも責めず、それどころか「自分を責めないでほしい」と。サアヤが良い奴すぎる……。
もう相手の顔色や好意の量に関係なく、自分の気持ちだけを基準にして、シンプルにこれから一緒にいたいのは誰か、で選ぼうよ……ともどかしさを感じてしまいました。
とはいえ、相手の反応をうかがいながら恋愛を進めたり、「これから」を考えて今に集中できなくなったりするのが大人の恋愛ってやつですかね。臆病になったものだ。
誰も傷つかない恋愛なんてないのにね。
ついに最終告白! カップルが成立するのはどの組み合わせ?
いよいよ最終告白。女性陣のドレスアップ姿が美しすぎる。お尻が痛くなりそうな椅子と、それらがかたどる縦に長〜いハートを見て少し吹き出しつつ、一つだけ空いた席を見てシュン坊のことを思い出してしまいました。
一組目。タカの告白の相手は、やはりユリミでした。タカの瞬き多めな告白。
ユリミの「まず、ありがとう」を聞いた瞬間、タカの玉砕を覚悟しました。気遣いの“感謝”から入る返事はだいたいNOなので。
でも結局OKでしたね。なんだよ〜! 最後の最後までユリミ姐さんに振り回されたわ。
ユリミ様は「戦略通りだった」と、余裕しゃくしゃくの笑顔。隣の幸せ者は「乗っかった」と、くしゃくしゃの笑顔。
「最初から、誰にも負ける気は無かったです」
彼女の言い残した言葉に、自然と身震いしてしまいました。一番穏やかで、器がデカそうで、笑顔を崩さなかった彼女。本当は最も熱い闘志と矜持を秘めたウォリアーだったのかもしれません。
タイスケが告白をしたのはミナミ。おお〜あざとプリンセス強し。ユカコの包容力に揺らいでいそうに見えましたが、甘え上手でキュンをくれるミナミに心を決めたのですね。
ミナミは最後までプリンセスでした。首というか上半身全体を30度かたむけて、タイスケを見上げて「嬉しい」。清々しいくらいの圧倒的かわいさ。
「口隠し斜め見上げ」みたいな技名つけて商標登録した方が良いのでは?
そして、ユウジが選んだ人はミサキでしたね。くぅぅやっぱりそっちか〜!
お互い関西出身なこともあって、掛け合いのテンポはバッチリ合っていたし、彼女のサバサバした物言いやツッコミをくらったときのユウジは心の底から笑っていたような気がします。
(回りくどい言い方をしながらも)告白を受けた全員がOKし、3組とも無事に成立する運びとなりましたね。めでたい。
まさかのアナザーストーリー
告白発表後のスタジオトーク、おもしろすぎませんか?
タイスケの「ビックリした(笑)?」発言に対しての若槻姐さんの表情よ。今この地球上で、嫌悪の感情を一番上手に表している顔だ。
……ん? 裏側の“アナザーストーリー”って何?
最後の最後に映されたアナザーストーリーに大歓喜しました。
フォーー!! 我らがニギニギ坊!!!
「明日からカナエがいないとか無理」
究極にシンプルで、強い言葉を口に出すシュン坊。一呼吸おいて、嬉しさを噛みしめるカナエの「はい」。
超コスパ良いじゃん、最高じゃん、何この展開。からの、過剰な接吻。
おいおい舌入れすぎ絡めすぎ、音出しすぎだって!!
私、本日二回目の大歓喜。モザイクかけなくて大丈夫? R12とかにしとく?
一体どうしたんだろう。とても勉強になるキッスでした。
ああ、シュン坊。最高にHAPPYなルール違反をありがとう。
このままでは帰れない、とカナエとの時間をスタッフに頼み込んだということで。敗者復活戦を本人から申し出て、番組の企画構成すらも変えてしまうという荒業。
恋愛でも交渉ごとでも、真正面から自己主張できる人が幸せを手にするのかな。カナエと帰国して、思う存分よろしくやってください!
結局、年齢とかじゃなくて「自分を貫けるか」がカギ
なんと4組のカップルが爆誕した、大団円の最終話。
番組の前半では、20代vs 30代という構図にばかり注目していました。でもガール側にも成熟した大人の思いやりや余裕が垣間見えたし、レディ側にも捨て身のアプローチや無邪気さの一端が見えるシーンが多々ありました。
年齢だとか、誰が選ばれる云々というよりは、周りの雑音に惑わされず、自分の魅力を信じてマイペースで恋愛できる女が一番かっけえ、と改めて教えてもらった気がします。
ライバルがこうしたから、相手の気持ちがどうだから、私にはここが欠けてるから……とかじゃないよね。
『GIRL or LADY 〜私が最強〜』では、あざとさtipsや人間の魅力についての学び、強烈なヒリヒリ&ハラハラ、そして濃すぎるどんでん返しをくらいました。最高。
ニギニギ坊とカナエの後日談が気になりすぎるので、次回の全員集合パーティーは画面前に正座でスタンバイしておきますね。
シーズン2、早々に撮影して放送してくださいね。お願いしますよ、ABEMAさん!
(ジェラシーくるみ)
『GIRL or LADY ~私が最強~』番組概要
毎週日曜夜10時~放送中(全9回)
▼第1話~第4話と最終話を【無料】見逃し配信中
配信URL:https://abema.tv/video/title/90-1849
※この記事は2023年11月02日に公開されたものです