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何のために節約してる? 男女500人に聞いてみた結果をランキング形式で紹介

#マネーニュース

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ビジネス上の問題解決を考えるメディア「Biz Hits」は、「お金を使わない生活に関する意識調査」を実施しました。

お金を使わない生活を送る方法をランキング化

ミニマリストによる情報発信が盛んになり、「お金を使わなくても豊かな生活は送れる」という考え方に共感する人も増えています。

また収入が減ってしまい、やむを得ずお金を使わない生活を送っている人も多いことでしょう。

そこで今回、全国の男女500人を対象に「お金を使わない生活」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。

お金を使わない生活を意識している人は96.2%

男女500人に「お金を使わない生活を意識していますか」と聞いたところ、「とても意識している」「やや意識している」が合わせて96.2%でした。ほとんどの人が「節約」や「支出を減らす」ことを意識して生活しているとわかります。

「物価高」や「ミニマリストによる情報発信」などが影響しているのもかもしれません。

お金を使わない生活を意識している理由1位は「貯金したいから」

「なぜお金を使わない生活を意識しているのか」という質問には、「貯金したいから(129人)」と回答した人が最も多い結果に。以降、2位「老後・将来のため(113人)」、3位「生活が苦しいから(109人)」、4位「子どものため(49人)」と続きます。

「貯金したい」「老後・将来のため」「子どものため」など、先を見据えてお金を使わないようにしている人が多いとわかりました。

一方で「生活が苦しい」「物価高」など、今の生活のために節約せざるを得ない人もいます。

1位 貯金したいから

・貯まっていくのが楽しいから(20代 女性)
・少しでも貯金ができれば良いと感じるからです(30代 女性)
・貯金を増やすために、できることから始めています(40代 男性)

貯金に回すお金をつくるために、できるだけお金を使わないようにしている人が多いようです。

「節約を意識していてもつい使ってしまい、貯金に回すお金が残らない」という人は、先取りで積立貯金しましょう。毎月給料が入ったらすぐ貯金分を取り分けるようにすれば、確実に貯まっていきます。

2位 老後・将来のため

・老後に少しでもお金を残すため(30代 男性)
・将来の生活に不安があるからです(40代 男性)
・将来・老後に向けた資産形成のため(50代 女性)

老後の生活を心配して、「老後資金を準備したい」とお金を使わないようにしている人も多数。

また老後に生活レベルが高すぎると、年金生活が始まったときに、生活に困る可能性があります。そのため現役時代からお金を使わないよう意識し、生活レベルをあげすぎないようにしている人もいるようです。

3位 生活が苦しいから

・お金がないから、お金を使わないように生活している(20代 女性)
・休職しているので、生活が厳しい(30代 男性)
・健康的な理由から共働きが難しく、節約しなければと思うので(40代 女性)

生活が苦しく、お金を使わないで生活するしかない人も多いとわかりました。生活が苦しい理由は「休職・失業中」「年金生活」「収入が減った」などでした。

4位 子どものため

・今後もっと子どもたちにお金がかかるだろうから(20代 女性)
・子どもの学費や成長のために費用を回してあげたいから(40代 男性)
・子どもの学費を工面するため(50代 女性)

子どもにお金をかけたいため、大人はできるだけお金を使わないようにしている家庭もあるとわかります。現在お金がかかっているご家庭もあれば、将来の進学に備えているケースもありました。

5位 物価高だから

・給料が上がらないのに物価だけが上がり続けることに強い不安を感じるため(30代 女性)
・生活必需品の値上げです(40代 男性)
・物価が高いので少しでも節約しようと思います(50代 女性)

「電気代が高くなった」「いつもと同じものを買っているのに、食費が高い」と感じ、お金を使わない生活を意識した人も多いことが明らかに。現在の生活をうまく回すために節約が必要だというケースですね。

「給料が上がらないのに物価が高くなっている」と答えた人も多く、給料アップが物価高に追いついていないことも感じられました。

6位 投資に回したいから

・今後株を買いたいと思っているため(20代 男性)
・投資にお金を回すために節約するという感じです(40代 女性)
・余剰資金を投資に回すため(50代 男性)

投資に回す余剰資金がほしくて、お金を使わない生活を始めた人も多いようです。投資で資金を用意して早期退職を目指す人も増えていますね。

7位 無駄が嫌いだから

・不要なものにお金を使うことが嫌いだから(30代 男性)
・無駄遣いが嫌なため(40代 女性)

衝動買いや無駄遣いをしてしまったあと、「買わなければよかった」「なんで使ってしまったんだろう」と反省する人も多いのではないでしょうか。

またお金を使わないよう意識していないとつい無駄遣いしてしまうため、節約を意識して過ごしている人もいました。

お金を使わない生活を「毎日」実践している人が4割

続いて、お金を使わない生活をどの程度「実践」しているか聞いたところ、「毎日(43.8%)」「週に数回(43.4%)」が、いずれも40%を超えました。

多くの人が高い頻度で「お金を使わない生活」を実践していることがわかりました。「お金を使わない生活」を習慣化している人が多いとうかがえます。

ただ人によっては「毎日節約について考えていると、ストレスになる」という場合も。自分に合ったペースやレベルで「お金を使わない生活」を実践することが、長続きのポイントではないでしょうか。

お金を使わない生活を送る方法1位は「外食を控え自炊する」

お金を使わない生活を送る方法の1位は「外食を控え自炊する(197人)」。

2位「ポイ活をする(128人)」、3位「できるだけ安いものを買う(125人)」、4位「クーポンを活用する(110人)」、5位「買うものを厳選する(102人)」と続きます。

大きくなりがちな「外食費」を削ると答えた人が多数。また「できるだけ安いものを買う」「クーポンで安く買う」など、買い物の工夫を挙げた人も多くなっています。

1位 外食を控え自炊する

・自炊をし、不必要に外食しないこと(20代 女性)
・外食を控える(30代 女性)

もともと外食の多かった人が自炊すると、食費をかなり節約できます。たとえ1回あたり1,000円程度のファストフードやラーメンでも、続けると大きな出費になるからです。

さらに「1週間単位で食費にかけられる予算」を決めると、食費を管理しやすくなります。

2位 ポイ活をする

・キャッシュレス決済によるポイント還元(20代 男性)
・ポイントを貯めて、ポイントで買い物をする(30代 女性)
・ポイ活をして、生活用品以外は貯めたポイントで購入しています(40代 男性)

「アンケート回答」「広告視聴」「ポイントサイトを経由してのネットショッピング」など、ポイントを貯める方法はいろいろあります。

またスーパーなどでポイント還元率が高い決済方法を使ったり、ポイントが多くつく日を狙って買い物している人も目立ちました。

3位 できるだけ安いものを買う

・なるべく目当てのものが安いスーパーで買う(20代 女性)
・割引シールの付いている総菜を買う(30代 男性)
・スーパーはなるべく安いところへ行く(60代以上 男性)

スーパーでは「値引きシールがついた商品を買う」「特売を狙う」「目当ての商品が安いスーパーを探す」という工夫をしている人が多いようです。

チラシをネットで公開するスーパーも多いので、店頭に行かなくても特売品をチェックできます。また同じジャンルで複数の商品があるとき、「プライベートブランド」などより価格が安い商品を選ぶ人も多いのではないでしょうか。

ネットショッピングでも、複数サイトを比較することで同じ商品をより安く購入できる可能性があります。

4位 クーポンを活用する

・オンラインでも実店舗でも、専用アプリでクーポンを取得するようにしている(20代 女性)
・スーパーでは毎回クーポン利用(40代 男性)

クーポンを使うと欲しいものが割引価格で購入できるので、賢く利用したいですね。店舗ごとのアプリでクーポンが配信されることもあれば、「複数店舗のクーポンが配信されるアプリ」もあります。

5位 買うものを厳選する

・不必要なものを購入しない(10代 男性)
・必要なものを買い、欲しいものは買わないように気をつけています(40代 女性)
・買う時に本当に必要か考えてから買うことです。買った後の反省もします(50代 女性)

不必要なものを買わないように、「本当に必要か」「本当に使うのか」を考えてから買う人も多いとわかります。「買い物に行く場合はメモをつくり、メモ以外のものは買わない」などの工夫も有効でしょう。

 

まとめ

「老後資金」「教育資金」や生活防衛のために、「お金を使わない生活」を意識している人はたくさんいます。

お金を使わない生活を実現するためには、外食を控えるのが有効。すでに自炊を実践している人は、「計画的に買い物する」「ポイントやクーポンの活用」も試してみてはいかがでしょうか。

家計簿アプリなどを使って、家計を可視化して「無駄」を見つけるのもおすすめです。

調査概要

調査対象:全国の男女
調査期間:2023年8月11日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性317人/男性183人)
回答者の年代:10代 0.8%/20代 17.2%/30代 37.2%/40代 28.4%/50代 12.0%/60代以上 4.4%

(エボル)

 

※この記事は2023年09月12日に公開されたものです

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