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ムカデを殺してはいけない理由とは? スピリチュアルな意味を解説

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よく「ムカデを殺してはいけない」といわれませんか? どういう理由で殺してはいけないのか、気になるものです。うわさでは殺すと仲間が集まってくるから……なんていわれますが、本当の理由にはどのようなものがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

突然に現れるムカデ。見た目も恐ろしく、噛まれると厄介な虫です。処理するにも怖い虫ですが、「殺してはいけない」という言い伝えがあることをご存じでしょうか?

実はムカデは縁起が良い虫とされ、神様や先祖の使いと呼ばれているのです。そのため、スピリチュアルの世界では、ムカデを見かけても殺してはいけないとされています。

この記事では、ムカデを殺してはいけない理由と、スピリチュアルではどのような意味があるのかをご紹介。また、ムカデが益虫といわれる理由も解説します。

「ムカデを殺してはいけない」といわれる理由

ムカデは昔から縁起物として扱われている虫。悪いものは避け、良い運気だけを呼び込む虫として知られており、また殺すと厄介な虫としても言い伝えられてきました。

ではなぜ、そこまで殺してはいけない虫として扱われているのか。それらを詳しく見ていきましょう。

(1)殺すと仲間が来ると信じられているから

スピリチュアルの世界では、ムカデを一匹殺すと仲間が集まってくるといわれてきました。「フェロモンを出して仲間を呼ぶ能力がある」といううわさもあるほど。

しかし、これは根拠がない迷信です。ムカデはつがいで行動するため、1 匹殺すとすぐに2匹目が見つかる確率があることから、このようにいわれてきたのかもしれません。

誰しも、家の中で2匹目のムカデを見かけることは避けたいもの。そうしたことから、「殺してはいけない」といわれるようになったのではないでしょうか。

(2)先祖の使いだと考えられているから

ムカデは先祖の使いであり、あなたに何かを伝えにきているという説もあります。

ムカデは暖かくなると活発に行動する虫です。先祖が帰ってくるお盆の時期に見かけたムカデは、先祖の使いと考える人がいるようです。

(3)子孫繁栄と夫婦円満の象徴だから

ムカデは繁殖力が強く子どもを多く産むため、子孫繁栄と夫婦円満の象徴といわれてきました。そのため、ムカデを殺してしまうと、運気を下げてしまうと信じられていたようです。

そういった迷信から、殺してしまうと家庭に良くないことが起きるとされていました。

(4)商売繁盛や金運向上の象徴だから

ムカデの特徴でもあるたくさんの足は、非常に印象が強く残ります。

その足にあやかり、商売人は「客足が伸びる」と商売繁盛を願ったことや、昔は「お足」を、お金をあらわす意味として使われていたことから、ムカデは金運を向上させる虫といわれてきました。

そういったことが由来となり、ムカデを殺すと金運が下がる……といった迷信が生まれたのかもしれません。

(5)毘沙門天の使いといわれているから

七福神の毘沙門天(びしゃもんてん)とムカデには深い間柄があります。実際に、毘沙門天を祀る寺院や絵馬にはムカデが描かれているなど、毘沙門天の周りには多くのムカデが見られます。

そんな毘沙門天には、金運アップや商売繁盛にご利益があるとされています。そのことからも、ムカデは金運のご利益がある虫と知られているのでしょう。

(6)勇ましさの象徴だから

ムカデは前にしか進めない虫といわれ、古くから勇ましさや力強さの象徴とされてきました。そのことから、武士の間では「勝ち虫」、いわゆる勝利をもたらす縁起が良い虫として知られていました。

勝負運を下げないようにと、現代でもムカデを殺すことはあまり良しとはされないのかもしれません。

(7)鉱山の神様といわれるから

ムカデは、鉱山や鉱脈の守り神としても知られています。その由来は定かではありませんが、一説には鉱山や鉱脈を掘った穴がムカデの形に似ていたから、といったものがあります。

またムカデは生命力が強いことや山の中をどんどんと進むことから、働く人々の無事や鉱物を掘り当てる縁起物とされていたのかもしれません。

古くから鉱山師や鍛冶師に信仰されていたことも、「殺してはいけない」といわれる理由の1つと考えられるでしょう。

(8)益虫といわれることがあるから

ムカデは「益虫」と呼ばれることもあります。生きたゴキブリや昆虫などを食べるという意味で、益虫といわれるのかもしれません。

また、家財道具を痛めたり病原菌を運んだりするネズミを捕食する例もあるのだとか。このように、人間にとって困るような害虫をムカデは駆除しているのです。

とはいえ、一般的に「益虫」と呼ばれるクモなどは、毒グモを除いたほとんどの種が無害です。それと違ってムカデにかまれた場合にはかゆみや痛みを伴うことがあるため、注意しましょう。

(9)漢方薬として重宝されているから

古くからムカデは「百足(ひゃくそく)」という漢方として重宝されてきました。そのことからも「殺してはいけない」といういわれが生まれた可能性が考えられます。

ムカデは縁起がいい生き物

ムカデは、縁起物であったり益虫であったりと、さまざまなところで人間との関わりがありました。そのため、昔の人は「ムカデは殺すものではない」と考えたのでしょう。

ただし、実際にムカデと遭遇したらびっくりもしますし、場合によってはかまれることもあります。ですから、無理に退治しようとせず、そっと外に逃すのも方法のひとつです。ひょっとしたら、あなたに幸運が舞い込むかもしれません。

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参考記事はこちら▼

ムカデが家に出ることのスピリチュアル的な意味を解説します。

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※画像はイメージです

※この記事は2023年06月15日に公開されたものです

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