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「早速ですが」の使い方とは? 意味や言い換え表現・注意点を解説

にほんご倶楽部

「早速ですが」は、ビジネスシーンの打ち合わせや会議などの冒頭で使うフレーズです。この記事では「早速ですが」の意味と正しい使い方を例文と共に解説。併せて、言い換え表現や使用時の注意点を紹介します。

打ち合わせや会議などの冒頭で、「早速ですが」というフレーズを耳にしたことはないでしょうか。ビジネスシーンで多用されるため、正しい意味を覚えておくと便利です。

この記事では、「早速ですが」の意味と使い方を例文を交えながら解説します。言い換え表現や注意点も紹介していきますので、要チェックです。

「早速ですが」の意味とは

「早速ですが」とは、「すぐに行わせていただくのですが」を意味するフレーズです。「あいさつもなしに本題に入り恐縮ですが」といったニュアンスを含んでいます。

「早速ですが」は、「早速なのだが」「早速だが」を丁寧な表現に言い換えた表現です。

そもそも、その「早速」にはどのような意味があるのでしょうか。言葉の成り立ちを詳しく見ていきましょう。

さっ‐そく【早速】
[名・形動]すみやかなこと。すぐ行うこと。また、そのさま。「―の御返事ありがとう」「―だが、仕事の話にしよう」

出典:(『デジタル大辞泉』小学館)

「早速」は、「すみやかに行うこと」また「すみやかなさま」を意味する言葉であると分かりました。

さらに「早速ですが」とすると、本題に入る前の前置きや補足を意味します。話を切り出す時の唐突な印象をやわらげて、本題へと自然につなげる役割を果たすのです。

「早速ですが」は目上の人に対して使える敬語?

「早速ですが」は、目上の人に対して使うことのできる敬語表現です。相手を立てる尊敬語や自分をへりくだる謙譲語は使われていませんが、敬語の5つの種類のうちの1つである丁寧語の「です」が使われています。

また、社内外を問わず、どのような場面で使っても失礼には当たりません。会議の冒頭や、商談で席についた後などに本題へ入る合図として使ってみましょう。

また、話し言葉だけでなく、案内文などの書き言葉でも使うことができます。

「早速ですが」の使い方(例文付)

「早速ですが」は、あいさつの後すぐに本題に移りたい時に使える表現です。相手の大切な時間を無駄にしない、という意識はビジネスパーソンの基本といえます。

「ろくなあいさつもせずに申し訳ないのですが」という気持ちを込めつつ、「ここから本題に入りますよ」という合図として「早速ですが」を使ってみましょう。

例文

・「本日はお集まりいただきありがとうございます。早速ですが、本日の議題○○の是非につきましてお一人ずつご意見をいただけますでしょうか?」

・「本日はお時間を頂戴し、誠にありがとうございます。早速ですが、お問い合わせいただいた商品の概要についてご説明いたします」

▶次のページでは、「早速ですが」を使う時の注意点を解説します。

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