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「いづれか」と「いずれか」はどちらが正しい? 意味と使い方

にほんご倶楽部

「いずれか」の言い換え表現

最後に、「いずれか」の言い換え表現を紹介します。複数から1つを選ぶ時に重宝する「いずれか」ですが、他の言葉を使う方が良い場合もあるので、併せて覚えておきましょう。

(1)「どちらか」「どっちか」

2つの中から1つを選ぶシーンでは、「どちらか」や「どっちか」にも言い換えられます。「いずれか」とほとんど意味は同じです。

ただし、「どっちか」はもちろんのこと、「どちらか」も砕けた表現に捉えられる傾向にあります。より丁寧に伝えたいビジネスシーンでは、「いずれか」を選ぶのが好印象です。

逆に堅苦しくしたくない時は、このようにフランクな言い回しを選びましょう。

(2)「どれか」

複数ある中の1つといった意味では、「どれか」が使用できます。ただし、言うまでもなくこちらもフランクな表現で、こちらもビジネス上のやり取りにはあまり向きません。

(3)「二者択一」

「二者択一」も同様の意味を持ちます。2つある中の1つを選ぶシーンに使用でき、使い方の例としては「二者択一の選択を迫られる」など。

その選択によって大きく自体が変わる時などに使うのがふさわしいでしょう。

「いずれか」は1つに絞り込む場面で使える言葉

「いずれか」は主に、複数ある物や人から、どちらか一方もしくは1つを選ぶシーンにおいて使用されます。

「いづれか」と意味はほとんど同じですが、現代の言い回しとしては「いずれか」の表記を採用するといいでしょう。

このようにちょっとした知識を蓄えておくことで、いざという時困らず、丁寧な表現ができる人になれるはずです。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2022年11月11日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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