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「取り急ぎご連絡まで」の意味とは? 正しい使い方と例文

にほんご倶楽部

「取り急ぎご連絡まで」の言い換え表現

「取り急ぎご連絡まで」は、他の言葉でも言い換えができます。伝えたい内容や相手によって適切に使い分けましょう。

(1)「略儀ながら」

上司や取引先など、目上の人に用いる場合は「略儀ながら、まずはメールにてご報告申し上げます」と言い換えてみましょう。

「『取り急ぎご連絡まで』は少しカジュアルすぎるな」と思うような間柄であれば、より丁寧なこの表現を用いると良さそうです。

(2)「まずは御礼申し上げます」

相手にいち早くお礼を伝えたい場合は、「まずは御礼申し上げます」と言い換えできます。その後、先方への訪問や電話などで改めてお礼を伝える機会を設けましょう。

また、「本来は直接伺ってお礼を申し上げるべきと存じますが、まずはメールにて御礼申し上げます」など、冒頭に一文を足すと好印象な文章となります。

(3)「取り急ぎお礼まで」「まずはご報告まで」

親しい同僚に使う場合は、連絡する内容に応じて「ご連絡」を「お礼」や「ご報告」に変えてもいいでしょう。また、「取り急ぎ」を「まずは」に変更して、「ますはお礼まで」「まずはご報告まで」と言い換えることも可能です。

堅い言い回しが不自然な間柄の場合、こうした言い換えをした方がスムーズなコミュニケーションになることもあります。

ただし、親しい間柄であっても、マナーは大切。その後改めて詳細を伝えることは忘れないようにしましょう。

至急報告したい時に使える言葉を覚えよう

「取り急ぎご連絡まで」は、相手に何か至急伝えたいことがある時に使える言葉です。

例えば、「面談の日程が変更になったけど、変更後の日時がなかなか調整できない」という場合に、「取り急ぎご連絡まで」を使ってまずは日程が変更になったことだけを報告します。

事前に分かっていた方が助かる情報は、このような言い回しを添えながら伝えておいてあげると親切です。

とはいえ、「取り急ぎご連絡まで」は文末を省略した表現であるため、使う相手によっては失礼にあたることも。

相手との関係性を考えながら、目上の人に使う場合は「まずはご連絡のみで失礼します」「まずはメールでの報告にて失礼いたします」など、より丁寧な表現に変えるようにすると心地いいコミュニケーションになるはずです。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

 

※この記事は2022年11月08日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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