「ご査収の程よろしくお願いいたします」の意味は? 正しい使い方と例文
「ご査収の程よろしくお願いいたします」の言い換え表現
では次に「ご査収の程よろしくお願いいたします」の言い換え表現を紹介していきます。相手や状況によって使い分けてみましょう。
(1)「ご高覧の程よろしくお願い申し上げます」
「高覧」は目上の人に書類などを「見ていただく」ことを表現する言葉です。
相手を敬いながら、目を通してほしいニュアンスを伝えることができます。
(2)「お目通しください」
「お目通し」は、目上の人が資料などに一通り目を通すことを表す表現です。じっくりではなく短時間でザっと見るイメージの言葉として認識する人が多いかもしれません。
会議資料など、事前に一通り読んでおいてほしい時に使うのが一般的でしょう。
(3)「ご確認よろしくお願いいたします」
「ご査収」よりも平易的で、幅広く使えるのが「ご確認」という言葉です。
「確認」に「ご」がついた丁寧な表現になり、目上の人にも使えます。もちろんそれ以外の人に使っても問題ないでしょう。
また「ご査収」の「確認が必要な場合に使う」のようなルールもなく、日常会話でも使用可能なため、汎用性高く使いやすい表現です。
迷ったらこの表現を使えば問題ありませんが、ビジネス面では「ご査収」を使用した方がより丁寧でしょう。
目上の人への依頼は丁寧にお願いしよう
「ご査収の程よろしくお願いいたします」は、目上の人や取引先に使える、確認が必要なものを渡す時の言葉です。
難しい言葉ですが、しっかりと意味合いを理解すれば、丁寧な印象を与えられます。
相手を気遣いながら、ビジネスでの円滑なコミュニケーションを目指しましょう。
(にほんご倶楽部)
※画像はイメージです
※この記事は2022年11月08日に公開されたものです