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【第7話】不倫嫁バレに離婚協議! ヤバ彼母が立ちはだかる3人の恋! 昼ドラ超えの不穏な恋!

「恋なんて、本気でやってどうするの?」考察

やまとなでし子

恋愛・婚活コラムニストのやまとなでし子さんが、フジテレビ系連続ドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?」を毎週考察&するコラムです。”恋に本気になれない”6人の男女が織りなす群像ラブストーリーの同作。6人が「恋はいらない」と言う理由は? この先も恋はしない? 現代らしい合理主義な登場人物たちの恋愛模様を考察します!

※このコラムにはドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』第7話までのネタバレが含まれます。

あらゆる手口で彼女に嫌がらせをする彼母

(C)カンテレ

柊磨(松村北斗)の元に突然現れたクセつよ母・真弓。彼女はギャンブル依存症を更生するため山梨にある更生施設に入っていたのですが、そこを抜け出し柊磨のもとにはるばるやってきました。

家に突然押しかけ洗面所チェックを行ったかと思いきや、純(広瀬アリス)のヘアクリップを見つけてゴミ箱に捨て知らん顔するなど、柊磨を恋人のように独占したい気持ちが強すぎて、起こす行動一つにも狂気を感じます。多分化粧水とか置いてあったら中身捨てて全部水に入れ替えたり、女物の歯ブラシを見つけたら洗面所をそれで一通り磨くタイプのヤバめの女です。

反対に気分良く酔って帰宅したと思ったら、純と柊磨に「泊まってったら? 私邪魔? 目も耳も塞いでるからどんどんやって? ははははっ!」と提案をしてくるイカれっぷり。ひな子の時のようにディープキスどころか、最後までかまして追い払っちまえ! と画面の前で応援したものの、もちろんそんなことはできず。

ギャンブルへの気持ちを抑え込むためゲーセンで気持ちを埋めているのか、クレーンゲームでゲットした大量のぬいぐるみ、しかも特大サイズを純に押し付けていくのも、本人は意図せずとも嫌がらせの一つですよね。このペースであのデカさのぬいぐるみ渡されてたら、1ヶ月ほどで純の家がヤンキーの車の後部座席ばりにぬいぐるみで埋まり、生活に支障をきたしそうです。

しかし真弓のあのクレーンゲームの技術、「そんなにお金使ってない」が本当なら半端ないですよね。あのサイズ、ゲーセンの中でも一番でかいやつじゃないですか。クレーンゲームの技術をひたすら配信するユーチューバーあたりになれば、バズるし承認欲求も埋まって柊磨への執着も多少消えるかもしれません。

 

母親に人生をぶち壊されてきた柊磨

(C)カンテレ

柊磨の父であり、真弓の元旦那でもある次郎(小市慢太郎)と真弓がばったり出会った際、「柊磨は真弓に人生を邪魔され続けて、まともに生きられず、やっと一人で歩み始めたんだ!」というようなことを次郎が言っていましたが、まともに生きられないほど邪魔になる存在ってなんなのでしょう。

例えば今回であればクリップを捨てる嫌がらせ。純を好きだという柊磨の気持ちを尊重せず、柊磨が純のものになるのが気に食わない、という自分の気持ちを優先したり、お店のお酒を飲んではダメだという柊磨との約束を覚えていながら手を出そうとしたり、と欲望を自制できません。

こんな感じで常に真弓は自分の感情と欲望を優先させて生きてきて、優しい柊磨はそれを受け入れ、庇い続けることで人が離れていったり、欲しかったものや頑張っていたことをぶち壊されてきたのかもしれません。真弓がクリップを捨てていることがわかった時も、母を糾弾することなく「俺が間違えたのかも」と疑惑を被っていましたもんね。

というか真弓よ、純のヘアクリップ金属製だから勝手に捨てるなら燃えるゴミじゃなくて、燃えないゴミに入れろよな。ちゃんと分別しろ

 

柊磨がチャラ男になった原因のトラウマ

(C)カンテレ

柊磨が母を庇い続けるこのスタンスでいると、母は変わらずやりたい放題な状況を改めないので、もし純が結婚したとしたら嫁姑関係でめちゃくちゃ苦労するやつです。柊磨よ、締めるところはきっちりシメてくれ!

でも真弓がシラフっぽく、一瞬正気を取り戻していたように思える場面がありましたよね。みんながビストロの再建に向けて頑張っている時に、「自分ができるのはこれくらいだから」と野菜の下ごしらえをしてくれていたあの時だけは、本心で貢献してくれていたように見えました。酔った時だけ、欲と感情に飲まれてしまうのでしょうか。

そして柊磨が一人の女性に真剣になれないのは、父・次郎が原因だったんですね。真弓のギャンブル依存で家族関係が狂い始め、次郎が、置き手紙もなく二人を置いて突然家を出ていってしまった幼少期の経験。

「どんなに優しくても人って同じ場所にはずっとはいないんだな」と幼心に刻まれ、女性に対しても「そのうちどこかに行ってしまうのだろう」と最初から諦めてしまうようになり、深い関係を築かないことでこのトラウマから自分を守っていたのでしょうか。

純とはそうではなさそうなので次郎のトラウマを乗り越えてくれ!

 

生産者の見える野菜のように顔出しOKになった要

(C)カンテレ

イケメンシェフ・要(藤木直人)の前科とビストロ・サリューでの勤務がネットニュースに暴かれてしまい、突如店が閉店のピンチを迎えることに……しかし純のアイデアで要にインタビューを受けさせ、表に出ることで逆に後ろめたさを払拭しようという作戦が大当たり! 今まで世間から隠れ、キッチンから出ることのなかった要が、表に出てお客さんと写真まで撮るように。

超高級店ならわかるのですが、一介の街のレストランで料理が美味しかったからといってシェフを呼んで写真を撮る、なんてことはどこかの国の王のみが「余は満足じゃ!」と褒美を遣わす時にのみやることだと思っていたのですが、これは代官山の地元民が集まる店というハイソな顧客層だから皆様自然に成せる技なんでしょうか?

それとも最近は、スーパーでよく見る生産者の顔が見える野菜のように、美味しい料理も製作者の顔を見るのがスタンダードなんでしょうか。

前年比3割増しの売上を上げられれば、柊磨は次郎から店を譲ってもらえるという条件を得ましたが、ただでさえ味に加えて松村北斗の顔面で儲かっていたこの店。ここに藤木直人の顔面力が加われば、味のいい顔面つよつよイケメンホストビストロが誕生する…! 前年比3割増し!? 行ける! 余裕で行けるぞ!!

 

昼ドラ顔負けなほど不穏な仕上がり3本立て!

(C)カンテレ

パパとの関係を絶って、克巳(岡山天音)に一途に向き合おう、と決めた元パパ活女子・アリサ(飯豊まりえ)はパパとの関係を終わらせた最後の日に、興信所に関係を暴かれ奥さんに300万の慰謝料請求されることに!

そして要への恋する気持ちとゲーマーマッシュヘアー旦那への無理みが募りすぎて、とうとう離婚を切り出した響子(西野七瀬)。

不倫嫁バレに離婚協議、彼母との彼を巡る争いという、気づけば昼ドラ顔負けなほどに不穏に不穏を重ねた関係に仕上がってしまった仲良し女子3人衆。

藤原紀香も妖艶な色気むんむんで謎っぽく登場してましたが、要との関係も気になります(配役名が沙羅デュビビエなので、パリで何か関係があった感じでしょうか?)。

次回も目が離せません!

(やまとなでし子)

※この記事は2022年06月06日に公開されたものです

やまとなでし子 (コラムニスト)

大和撫子とは対極にいるアラサーJK(女子会社員)。バチェラーを始めとした恋愛リアリティ番組、ドラマ、合コン、婚活、過去出会った世にも不思議な男性たちや日常についての備忘録をTwitterとブログで綴っている。インスタでは綺麗めファッションコーデを日々更新。

Twitter:@yamatonadeshi5
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ブログ:男性見聞録

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