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「忍耐強い」の意味や使い方とは? 忍耐強い人の特徴・自己PRのコツ

武田 麻希

「忍耐強い」という慣用句は、日常会話の中でよく使われる表現です。似た意味を持つ表現も多いので、知っておくと就職・転職活動における自己PRなどでも役立つことでしょう。本記事では「忍耐強い」の意味や類語表現を紹介。また忍耐強い性格の特徴や自己PRのコツも解説します。

「忍耐強い」という慣用句は、日常会話やビジネスシーンの中で、褒め言葉としてよく使われる表現です。

ただし、見聞きすることは多くても、正しい意味や使い方となると自信がない人もいるのでは?

この記事では、「忍耐強い」の意味や類語表現、英語表現などを解説します。

また、忍耐強い人の特徴と、就職・転職活動で自己PRをする時のコツも併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

「忍耐強い」とは

まずは、「忍耐強い」という言葉の意味や使い方を確認していきましょう。

「忍耐強い」の意味

「忍耐強い」という言葉は、辞書によると以下のように説明されています。

忍耐強い(ニンタイヅヨイ)

[形][文]にんたいづよ・し[ク]苦難をじっとたえしのぶことができる性質である。忍耐力がある。

(『デジタル大辞泉』小学館)

つまり、忍耐強い人とは「困難なことにも耐えることができる性質の人」を指すといえます。

「忍耐強い」という言葉は、長所を表す言葉としてよく用いられ、面接時の自己PRにも使えるでしょう。

「忍耐強い」の使い方と例文

「忍耐強い」は、以下のように使われます。

例文

・彼は、持ち前の忍耐強さを生かしてプロジェクトに取り組み、見事に成功を収めた

・何度失敗をしても忍耐強く取り組むことで、目標達成することができた

このように、ビジネスシーンなどで長所を表す表現としてよく使われます。

「忍耐強い」の言い換え・類語表現

「忍耐強い」には、さまざまな類語表現があります。

・我慢強い

・粘り強い

・しぶとい

・七転び八起き

いずれも、根気強く簡単には諦めないというニュアンスを持つ表現です。使用するシーンに合わせて使い分けてみてください。

「忍耐強い」の英語表現

「忍耐強い」の英語表現には、「persevering」「patient」などがあります。

使い方は以下の通りです。

例文

・She is persevering. 
(彼女は忍耐強い人だ)

Persevering efforts are sure of its reward.
(忍耐強い努力はきっと報われる)

・She is less patient than you.
(彼女はあなたほど忍耐強くない)

忍耐強い人の特徴4つ

「忍耐強い」という言葉の意味を理解したところで、続いては、忍耐強い人に見られる主な特徴を紹介します。

(1)責任感が強い

忍耐強い人は、目標を定めたら最後まで諦めずに突き進むことができ、責任感があるのが特徴です。

物事を成し遂げるには、多少つらいことや苦しいことがあるのは当たり前と考えているので、多少のことでは投げ出しません。

簡単にへこたれない様子は、周囲の人から見て責任感が強いと称されることが多いといえます。

(2)自分をしっかり持っている

忍耐強い人は、自分の考えや意見が定まっていて、ブレない芯を持っているのも特徴です。

物事を遂行する上で苦難があっても、自分がすべきことを分かっているので動揺することは少ないでしょう。

その結果、困難なことにも耐え忍ぶことができ、乗り越えていけるのです。

(3)ストレスを溜めない

忍耐強い人は、ただひたすら苦難に耐えているわけではありません。

できるだけストレスを溜めないよう、適度にストレスを発散することが得意なのです。

他の人から見れば大きな苦難に見えるようなことも、自分なりにストレスを溜めない工夫ができているので、うまく乗り越えていけるのでしょう。

(4)前向き

物事は、捉え方次第でネガティブにもポジティブにも受け取ることができます。

忍耐強い人は、困難を困難と捉えず、いつも前向きに考えることが得意です。

問題をポジティブな方向に持っていける力強さがあるため、本人としては「耐えている」というよりも、「困難を楽しんでいる」という感覚なのかもしれません。

参考記事はこちら▼

あなたは粘り強いタイプでしょうか? 10の質問で診断します!

忍耐強さを自己PRする時のポイント

就職・転職活動で自己PRを求められた時、忍耐強さをアピールすることがあるかもしれません。

ここでは、忍耐強い性格を上手に自己PRするためのポイントについて紹介します。

(1)粘り強さを伝える

「忍耐強い」という言葉は伝え方を間違うと、「理不尽なことであっても黙って耐える」といった意味で捉えられてしまうことがあります。

そのため、自己PRで忍耐強さを長所としてアピールする場合は、「粘り強いエピソード」を伝えるように意識してみましょう。

例えば、「困難なプロジェクトでも忍耐強く提案し続け、制約を勝ち取った経験がある」といったことなど。

このように、具体的なエピソードを出すと、うまく伝えることができるでしょう。

(2)継続力をアピールする

ビジネスシーンでは、中長期的なプロジェクトに携わる機会も多いでしょう。

そのため、忍耐強さをアピールする中でも、特に「継続力」にフォーカスして伝えるのもおすすめです。

その企業の仕事においてどんなふうに生かせそうか、具体的に伝えられるとなお良いでしょう。

忍耐強い性格を理解して上手に自己PRしよう

「忍耐強い」という言葉は「困難なことにも耐えられる性質」を意味します。

ただし単純に我慢しているだけではなく、「粘り強く努力すること」「継続して取り組むこと」といった長所を表しているともいえます。

今回紹介した内容を参考に、ぜひ仕事などで忍耐強さを生かしていってくださいね。

(武田 麻希)

※画像はイメージです

※この記事は2022年03月22日に公開されたものです

武田 麻希

ホテルや外資系金融会社などでの勤務歴があるフリーライター。これまでの人との関わりや大学で学んだ心理学についての知識、FPなどの資格取得を通じて得た経験をもとに、記事を執筆している。

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