意外な結果に。「テレワークになって変化したこと」大調査
LASSIC(ラシック)が運営する、「場所に依存しない働き方」を推進・支援する情報を発信するWebメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」は、「テレワークになって変化したこと」に関するアンケート調査を全国20〜65歳の男女を対象に実施しました。
新型コロナウイルスの流行によって、テレワークという新しい働き方が世間に広く知られるようになり、早2年。今回はテレワーカーを対象に、「テレワークに切り替えて、どのような変化があったか」を聞きました。
結果、最も多かったのは「変化は特になし」で37%、僅差で「ポジティブな変化があった」が35%、逆に「ネガティブな変化があった」と回答した人は19%となりました。意外にも、テレワークになったことによる変化はないと感じる人が多いことが分かりました。
続いて、ポジティブな変化とネガティブな変化、それぞれ具体的にどのような変化があったのか、特に多かった回答結果をランキング形式で見てみます。
ポジティブな変化の具体的な内容は、「(通勤時間がなくなり)時間が有効活用できるようになった」が最多で、実に約4割の人が実感していることが分かりました。
1日24時間の限られた時間の中で、通勤時間が浮くのはテレワーク最大のメリットといってもいいかもしれません。また、「満員電車や人間関係によるストレスがなくなった」「体が楽になった」という声も多数上がりました。
反対にネガティブな変化では、テレワークのデメリットとしてもしばしば取り上げられているように、オフィスワーク時と比較して「コミュニケーションが減った、難しい」と感じている人が多いようです。
リモート環境でコミュニケーションがとりづらくなったことでコミュニケーションそのものが減ってしまったり、「やりにくい」といった回答がありました。
一方で、ポジティブな変化の5位に「社内コミュニケーションを工夫するようになった」がランクインしています。テレワークに切り替えたことでコミュニケーションに課題意識を持ち、コミュニケーション方法を工夫するようになったことが推測できます。
現在コミュニケーションが上手くいかないと感じている人は、各々のテレワークスタイルに最適化したコミュニケーション方法を模索することが、テレワーク成功のカギとなるのかもしれません。
調査概要
調査期間:2021年8月30日~2021年8月31日
調査対象:全国20〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1,035名
調査方法:インターネット調査
出典元:株式会社LASSIC(https://www.lassic.co.jp)
(マイナビウーマン編集部)
※この記事は2022年02月23日に公開されたものです